コンビニで買い物をしていると、ふと頭をよぎったことがある。
(集中して作業できた時のご褒美チョコレートを買おうとしていた ^^;)
「集中力って、結局何なんだろう??」今まで集中力がないというのは自分自身の問題だと結論づけて来た。
でもその考え方自体本当に正しいのか?
そもそも『集中しなさい』って言われて、ぽんとできることなのか?
実は、
トレーニングしなきゃつかない脳の筋力みたいなものじゃないか?
などなど。
色々調べてみて、なんとなく考えがまとまったので書いてみたいと思う。
□集中力の定義集中力がないというのは、だいたいの場合”一つの作業が続かない”
”気がつくと別のことを考えてしまう”、といったことを指すと思う。
よって、この記事では以下のように定義する。
”集中とは単一の行動及び思考を持続的に維持すること”例えば、
自制心がないとか、落ち着きがないというのがイコール
集中力の欠如だとすると、自制心や落ち着きを持つためのトレーニング
をする必要があるってことになる。そもそも、落ち着きがないって
なんなのさって話になるのだけど。。
□脳科学的に言うと・・・(集中状態を創り・維持する方法論)2007年8月9日放送の
『ためしてガッテン』では
「脳もビックリ! 集中力アップ大作戦」というタイトルで集中力と脳の
関係について取り扱っていたようだ。
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2007q3/20070829.htmlこの中で興味深かったのが、
・気が散っているとき、脳は広範囲で活動している
・逆に集中しているときは、ごく一部しか活動していないという内容。
そんでもって、やる気を出すためには
・雑音(思考の分断)を排除する
・集中するためのスイッチを用意する
・小刻みな目標とごほうびを用意するといったことが大事らしい。例えば、ある作業を行うに当たって
ある程度こまめに計画を立てておかなければ
作業→次何やるんだっけ?→作業→次は?→あー、集中力切れた!ってな感じで雑音が入り、集中力が切れてしまう。なので、やることが
ある程度明確に見えているタスクであれば、
最初に一気に計画し、
後はその計画を遂行する状態にまでもっていく。
計画のたてかたはGTDあたりを参考にすればいいのではないかと。
雑音の排除の例として、インターネットをダラダラみてしまうことで作業が
はかどらない場合は、いっそネットがつながらない環境で作業するとよい。
(僕はこのタイプなのだが、ネットがないと作業ができない罠。。。
受験期に漫画を封印したことを思い出すなぁ 笑)
集中状態を創り出すこと自体は難しくないんだけど、問題はその
状態を維持することが難しい・・・というのが実際の所らしい。
□集中力は強化することができる?J-WAVEの「
J-WAVE:POWER YOUR MORNING」の
11月6日(木)放送時のゲストが『ヒカルの碁』原作者の梅沢由香里さんで、
お題が「集中力を保つ秘訣」だったんだけど、その中で語られていたのは、
・碁をすると集中力がつく
・でも、毎日碁をやっていると集中できる日もできない日もあるということ。汎化すると、
・集中力は強化することが可能
・何らかの要因によって、集中力は影響を受けるということが言えるらしい。
例えば、心配事があるときには何も手につかないという経験をしたことは
ないだろうか?集中を阻害する要因として、外部要因とも言えるノイズの
他にも、心配事やイライラ、スランプ状態といった内的要因もあるのだろう
と考えられる。
では仮に集中力は強化可能であるとすると、その方法論について
知りたくなる。以下のはてなの人力検索あたりが色々載っていて参考
になるのではないかと思う。
http://q.hatena.ne.jp/1105185089碁や将棋、そろばん、100ます計算、瞑想、ヨガ・・・などなど。
恐らくはスポーツ全般も集中力のトレーニングになるのだろうと思う。
要するにトレーニングによって脳回路を強化することが重要なわけで、
>・小刻みな目標とごほうびを用意するというのも達成感やごほうび(よく使われるのがチョコレート)を使って、
集中して作業すること=気持ち良いという感覚を植え付ける、一種の
脳回路強トレーニングになると考えられる。
□集中できない自分への処方箋”集中できない”原因は以下の3つの内どれかに当てはまる。自分の
タイプに合わせて、対処方法を変えていく必要がある。
1.集中状態を創り出せない(やる気がでない)
2.集中状態を邪魔する何かがある
3.集中状態を維持する力が不足している1の場合、いわゆる
集中スイッチや、集中しやすい環境を作る必要がある。例えば、勉強の前に珈琲を一杯飲む習慣を作るとか、
大学の図書館や予備校の自習室で勉強するなど。
「よし、やるぞ」と自分の中でスタートのきっかけを作ることは
集中状態に切り替えるためにとても有効なのはよく知られている。
また、
『やる気がでない』場合の対処方法は「まずはやってみる」というのも有名な話。や
る気を司る側坐核という部位は、実際に
その作業をはじめることによって活性化される。
2の場合、その
要因を分析して取り除く必要がある。例えば、
音が原因であれば耳栓をする、インターネットが原因なら線を抜く、
作業がいちいち中断するのであれば、計画をもっと細かく分けてみる。
(繰り返しだが、GTDが役に立つのではないかと思う)
ノイズを徹底的に排除することで、あなたの生産性は確実にUPする。
3がいわゆる集中力というやつで、これ自体はトレーニングで
強化することができる。方法論は色々あると思うが、個人的には、
自分のやるべき作業を小さな目標に分け、それが終われば自分に
ご褒美をあげるというやり方が一番しっくりきた。
やる気や集中力など、もっと自分の精神的な部分をセルフコントロール
できるようになれば、人生もっと充実するんじゃないかなぁ・・・と。