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Hacks for Creative Life!は引っ越しました。本サイトの更新は今後行われません。
今後はこちらのサイト(http://hacks.beck1240.com/)にて更新を継続いたします。

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また、Blogを書く場所を引っ越しはいたしましたが、今後とも更新は継続して行って参りますので、
これまでと変わらぬご愛顧の程よろしくお願いいたします。

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Hacks for Creative Life!管理人Beck

2009年10月31日

情報収集ツールとして見た場合の「Twitter」

TwitterはiPhoneを購入してから本格的に使い始めたので、約4ヶ月が経過したところ。4ヶ月使ってみて思ったことは「Twitterは非常に有用な情報収集ツール」だということ。そこで、今回はTwitterのどういうところが情報収集ツールとして優れているかについて書いてみたいと思う。(勿論他にも、コミュニケーション・アイデア発想、ライフログなどの有用な使い方はあるのだけど、今回は情報収集のみにフォーカス)

Twitterが情報収集ツールとして優れている理由を挙げるとすると以下の5点になるかなと

1.Twitterは興味関心が近い人が集まりやすい仕組み
2.ちょっとした想いつきや記事にする程のことでもないことがつぶやかれる
3.様々な情報がTwitter上でアグリゲートされ、フィルターされる
4.緩やかなコミュニケーションが新しい価値を産む

5.興味関心が合致すれば情報は向こうから飛んでくる!

なんやあたりまえのこと・・・と言われそうやけど


1.Twitterは興味関心が近い人が集まりやすい仕組み


■興味関心が近い人が集まる仕組み
これはあくまで結構アクティブに他ユーザをフォローし、フォローされた場合もフォロー返しを基本的に行い、且つ皆が皆自分に興味関心ある発言を行っているという結構ハードルの高い前提の元であるが・・・

・自分が興味ある発言を行うユーザをフォローする
・自分の発言に興味あるユーザにフォローされる
 →自分の発言に興味あるユーザをフォローしかえす


という単純な作業を繰り返していくことで、自分のTLに興味関心が近い人が集まる。
フォローする/されるきっかけはざっと思いつく限りで

@興味あるキーワードで検索をかけて、面白そうなつぶやきをしている人をフォローする
A各種メディア(Blog含む)で活動している人に興味を持ってフォローする
B他のユーザのRTなどで自分のTLに流れてきた人に興味をもってフォローする
Cフォローされたのでフォロー返しをする(但しスパムは無視する)


などで、基本的に”フォローする”という能動的な行動を取る背景には、そのユーザに対する”興味”が必ずあるはずなのだ。逆にフォローされる場合も同様に、フォローしてきたユーザーは何かしら自分と興味関心で通ずる部分があるからフォローしてきたわけで、フォロー返しをすることは興味関心が近い人をフォローことと等しくなるといえる。これらを図に表すと以下の通り

slide1.JPG

緩やかに興味関心が重なるところがTL
しかしながら、他人と自分の興味関心が全く一致するということはそうそうないこともまた事実。見かけたときにはすごく興味あるつぶやきをしていたとしても、そんなつぶやきは全体の1/100の割合でしか含まれない可能性もあるのだ。そういう関心のないつぶやきを”ノイズ”と表現する向きもあるが、それを”多様性”と捉え、価値観の相違から生まれる新たな発見に耳を澄ますのも悪くはないのではないかと考えている。

多様性と交わることで以下の様な可能性があると考えられる
・新たなアイデアが生み出される可能性がある
・新たな出会いが生み出される可能性がある
・自分自身の興味関心が広がる可能性がある


slide2.JPG


2.ちょっとした想いつきや記事にする程のことでもないことがつぶやかれる

これは読んで字のごとし。Twitterはつぶやきに対する心理的コストが低い為、Blogなどの手段では発信されないようなちょっとした情報が発信されることが多い。例えば以下の様な情報だ

・ふと思いついた事、疑問に思ったこと
・最近考えているんだけど、記事にするまでに至っていないようなこと
・Blog記事にするほどでも無いんだけど、ちょっといい情報(プチlifehackみたいな)
・プライベートなこと(結婚しました、子供産まれました・・・等)
・リアルタイムに今話題になっていること、それに対する考え

僕の場合は、Blogを書くのに偉く時間がかかるので、本当に自分が「コレは記事にせねば!」と思わない限りBLOG記事にしない。書こうかどうか迷っても、結局Twitterの上で呟いて満足してしまうことも良くあるのだ。(僕のちょとした情報発信なんて誰も欲しいとは思わないんだろうけど ^^;)

自分が普段良く読むBLOGの中の人をフォローしたりすると、そういった方々がどんなことに興味があって、どういう風に物事を考えているかとか、プライベートな一面が垣間見えてなかなかに楽しい。BLOGに書かれる内容が思考のアウトプットだとすると、Twitterはそのプロセスを垣間見させてくれるツールであり、Twitterによってアウトプットの理解や解釈はより深いモノとなる(こともある・・・人によるので ^^;)。

また、実際にTwitterを眺めていると、良いことを言うユーザーはは知名度が高いユーザーだけじゃないこともまた真実。そういった方々との出会いはTwitterならではなのだとも思うし、そもそもBlogなんかを書いていないユーザが発信する情報をキャッチする手段がTwitterしかないというのもよくある話。

そういうちょっとした”ちょっといいつぶやき”との出会いもTwitterの良いところなのだけど、自分のTLだけでなく、以下のツールを使えば”ちょっといいつぶやき”、もしくはそれを発信する人と出会うことができる。ここで気になる発言をされている方を見つけたら、迷わずフォローすべし!
・多くの人にFavoriteられている”ちょっといいつぶやき”を教えてくれるFavotter
・今Twitter上で話題になっているキーワードと、それを含むつぶやきを教えてくれるBuzzter
・ユーザ毎にその人のつぶやきがどれぐらいRTされているかわかるRetwitter



3.様々な情報がTwitter上でアグリゲートされ、フィルターされる


■優れたコンテンツアグリゲータとしてのTwitter
これは賛否両論かも知れないが、Twitterにはてなブックマークの追加情報Googleリーダの共有アイテム情報、そしてBLOGの更新情報を流している方も多いのではないかと思う。例えば僕は1度FriendFeedに全てのアウトプットを集約してTwitterに流しているんだけど、ぱっと思い出せる限りで以下のアウトプットを集約している。

・2つのBLOGの更新情報
・はてなブックマーク
・Delicious
・Googleリーダ
・BrightKight
・Tumblr
・LastFM
・MediaMarker
・Flickr
・Picasa

これらは普段の生活の記録、学習、情報収集、BLOGのネタ、WEBサービスの仕込などなど・・・様々な目的で使用している。元々FriendFeedでこれらの情報を集約しだしたのは、FeedBurnerを経由してEvernoteに全自動で上記のアウトプットとTwitterのつぶやきを記録することが目的だったのだが、併せてTwitterに情報を流してみたところ、結構フォロワーさんの役にたつこともあるようなので、そのままにしている。

また、FriendFeedの他にもRSSが利用できるサービス(はてブもGoogleリーダもOK!)なら「twitterfeed」あたりを使えばTwitterに更新情報をPOSTすることが可能。

■興味関心フィルター装置としての”ツイッター”
気づきましたか?Twitterじゃなくて、”ツイッター”。よく分からないんだけど、Twitterをやっている人をツイッターって言うらしい・・・完全に余談やけど・・・で、怒られることを承知で書くと、フォローしている人を自分の興味関心フィルター装置として利用することで、効率よく自分が興味関心を持つ情報を集めようって話。

どういう事かというと・・・

FireShot capture #055 - 'Twitter _ Shinya Kita_ 同じ情報であったとしても誰かの視点や考え方と言うフィ ___' - twitter_com_beck1240_statuses_4758184201.png

と、過去の僕がのたまっております(^^;
余り手抜きせずにちゃんと説明すると

  • 確率論的に言ってTLには自分と興味関心が近しい方々が集まっているわけで、そういった方が流してくる情報というのは無鉄砲にWebサーフィンをするよりもHITする確率が高い。Amazonのリコメンド機能を緩やかにした感じ。
  • 自分が注目する人が選別して「是非皆で共有すべし」と考えて流した情報はそれだけで一読の価値有り。最終的に価値があるかどうかは実際読んで見ないとわからないんだから、その最初の読むか読まないかを悩む必要がなくなる(もしくは、読んでハズレを引く確率が低くなる)ことによるメリットは大きい。
  • 逆に言うと、自分をフォローしている人達も自分と興味が似通っているので、”自分のアウトプット情報をFriendFeed経由で流す”or”他の方のアウトプットをコメント付きでRT”すると、結構な頻度で誰かが反応する。そこから議論が始まったり、関連する情報を貰えたりも。

現に、やはり自分のTL上で流れるはてブの情報なんかは1日数個は「おっ」と思うようなものに出会えるし、はてブのRTなんかになってくるとイチローの打率並み。

しばらくはTLをただ無造作に追いかけるだけでもいいんだけど、その中で「この人はいい情報流すなー」と思ったら、Twitter純正のリストを使うなり、クライアントソフトのグループ機能を使うなりしてウォッチする。もしくURL情報を効率よく追いかけたければ「ReadTwit」などのツールを使うのも良いだろう。


4.緩やかなコミュニケーションが産む新しい価値


これらの説明には下手な例を挙げるよりも実例をお出しする方がよいと思うので、ある晩ふと「そういえば、なんでTwitter本はあるのに、Evernote本はないんだろう?」と呟いたところからなんだか一気に広がった話題を例に使いたいと思う。(shigotanoさんのまとめを拝借 ^^;)



半分おもしろがって・・・というのもあるんだけど、緩く繋がった人達がわらわらーっと一つの話題に集まって、盛り上がって、勢い余ってビジネス書の著者さん方に「是非書いてくれ」と直談判するあたり、なかなかこれまではアリエナイ光景だったと思う。何よりも、この出来事が瞬間的(1時間そこいら)な出来事だったことも興味深く、熱が上がって冷める前に話がついちゃうこの感じがきっとTwitterならではなのだと思う

これで本当にEvernote本が出版されたらビックリですが・・・地味に期待してます♪
(TO:@shigotanoさん、@nokibaさん、@mehoriさん)

5.興味関心が合致すれば情報は向こうから飛んでくる!

ある程度フォロワー数が増えてくるとTLを四六時中追いかけるというわけには行かなくなる。(100人ぐらいまではちゃんと全部読んでたんだけど。。)だけど、興味関心が合致すれば、基本的に情報は向こうからやってきてくれる。例えばどんな感じかと言えば・・・・



まずはペプシあずきの話題から入ったにも関わらず・・・そこに書かれていた「カズン今年デビュー」に他のフォロワーさんが反応。そこから連鎖的にわーっと広がっていき、カズンユーザ(及びその予備軍)が出そろったところで、今度は「ようこそカズン同好会へ(笑」というジョークで更に話が発展。続々と入会希望者が!?
同好会 みんなが いいねと いったから 今日が カズンの 発足記念日#cousinlover

akokinoko

某俵さんの”サラダ記念日”にインスパイアされた感じのテーマポエムも決まり・・・オリジナルの方々ともほぼ日同盟を結成して、最後はカバートークでそのまま収束した感じ。


注目して頂きたいのは、別段「これってどうなんだろう?」みたいな問いかけをして返答が帰ってきたわけではないという点。みんながみんなではないにせよ、興味あるつぶやきがあれば積極的に「@付き」で絡んできてくれる場合もあるというのは、なかなか興味深い体験だった。(但し、これも事前に自分と興味関心が近い人をフォローしていたからだけど)
 

■最後に

念のため書いておくと、この記事では「Twitterはこう使うべき!」といったことを言いたいわけではない点ご留意頂ければと思う。これまた個人的な考え方だけど、Twitterはプラットフォームであり、その上にどう「システム」を構築するかは各ユーザの裁量に任せられている。つまり、ユーザ一人一人によって捉え方も使い方も違って然るべきなのだ。
(僕自身、コミュニケーションやライフログ、考え事のまとめなんかにTwitterを使っており、情報収集ツール以外にも有用な使い方がたくさんあることは認識している。)

最後に情報収集ツールとしてのTwitterの効果を高めるために大切だと思うことを3点挙げておきたい

1.興味関心が近い人を積極的にフォローすること
2.自分に興味がある発言を発見したら積極的に絡んでみること
3.自分自身が有用な情報を発信しようと心がけること


総じて言えることは、良いTLを作り上げるためには自分から積極的に動いたほうがよいということだ。
1を行うことで自分のTLをより自分の興味関心に近づけることができると考えられる。2は自分が議論の中に入ることでより自分が望む情報を引き出すことができ、また、他者とのコミュニケーションの中から新たな価値の創造がなされることが期待される。3はよく言われるGIVE&GIVEの考え方にも通じるところで、自分が有用な情報を発信をし続けることで、注目されたり、RTされ、最終的には自分にとって有用な情報が集まりやすい形になるのではないかと考えられる。
posted by beck at 03:40 | ☔ | Comments | TrackBack(1) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月24日

2010年の手帳/メモ/ノート(2)- ほぼ日カズンでフランクリンプランナー的スケジュール管理(+iPhoneとも連携)

来年の手帳/メモ/ノートは「iPhone+ほぼ日カズン+re-Collection Pocket」の布陣で臨むことは前回お伝えしたとおり。前回はこの3つのツールをどう使い分けて、全体的にどういう考え方、どういう運用方法でいくかについての概論を述べた。第2回はほぼ日カズンでのスケジュール管理についてまとめてみたいと思う。

2010年の手帳/メモ/ノートの記事
   1. iPhone+ほぼ日カズン+re-Collectionの使い分け方と概論
   2. ほぼ日カズンでフランクリンプランナー的スケジュール管理(+iPhoneとも連携)←これ
   3. ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う
   4. Re-Collection PocketとEvernoteでメモ・ノートのエコシステムを作るのだ

  
5. 運用方法の整理と全体のまとめ



■基本はフランクリン・プランナーの運用スタイル

僕がほぼ日カズンを選んだのは、この手帳がフランクリン・プランナー的運用方法に”最適”だと判断したからだ。フランクリン・プランナーが優れていると思うのはただ「スケジュールを管理する」のではなく、「自らの価値観・優先事項に沿ったスケジュールを計画する」ことを念頭に作られている点だと考えている。ほぼ日カズンを用いればその計画作業が凄くスムーズに行えそうなのだ。(その他にも情報を上手く集約/インデックス化する工夫なんかもあるんだけど、ここではスケジュールの機能にフォーカスしたい)

フランクリン・プランナー的運用方法の大きな流れは、『ミッション/価値観/大目標→月間計画→週間計画→日々の計画』であり、「iPhone+ほぼ日カズン+re-Collection Pocket」でその運用を行うと以下の様な形になると考えている。
cousinshiki.jpg

各フェーズごとに細かく見てみると

月間計画(月初)
1.その月の計画を確認し、iPhoneと同期を計る
2.その月にやりたいことを大まかに決める(英語50時間勉強など)
3.その月にやらなければ行けないことをメモしておく

※但し、個人的には月間計画を本当にざっくりした月間目標や、年間目標の指標値の単純月割りの数値などを備忘録程度に書いておくで良いと考えている。あまり目標を多段に分解しても手間が掛かるだけであり、週間でどちらにせよ目標実現のために優先事項のスケジューリングを行うからだ。

週間計画(週初or日曜日夜)
1.自分の価値観や目標を元に、自分の役割ごとにやるべき事、目標等の優先事項を洗い出す
2.優先事項を”いつ”、”どこで”やるかを計画し、既に決まっている予定と共に記載する
3.その後、自分で決められる予定やスケジュール可能なタスクを空いたスペースに埋めていく
4.1で決めた週間目標とスケジュール不可能なタスクも記載

日々の計画(毎朝)
1.その日やるべきタスクを全て洗い出す(GTD的)。タスクは具体的な作業手順まで落とし込む。
2.その日のスケジュールとタスクを週間から転記し、
  1で洗い出したタスクもスケジュール欄に書きこむ。(だいたいでOK)

タスクのスケジュール化を行うため、タスクについても一部触れているが、より詳細なタスク管理の方法は次回の記事にて記載予定。あくまで上記はご参考までに。


■予定のMonthly、計画のWeekly、遂行・記録のDaily

次に、ほぼ日カズン内におけるMonthly、Weekly、Dailyの使い分けについて考えてみたいと思う。基本的な方針については見出しに書いている通りだが、具体的にどの位置にどんな情報を書くのかといったあたりを具体例を交えて説明してみたい。

Monthly
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基本的には予定(見出し、時間、場所)のみを記載。予定が入ったら都度記載を行う。


Weekly
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@役割毎に今週やるべき事・目標など、優先事項を洗い出して下の余白に記載。
 役割ってなんぞや?って人はこの記事を一読あれ
A既に決まっている予定と@で洗い出した優先事項を上記赤枠のスケジュール欄に記載。
 これらが埋まった後に、自分でコントロールできる予定やタスクを追記する。
Bスケジュールに組み込めないようなタスクや備忘録的な用途には上記青枠を使用。


Daily
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@まずはその日のタスクを洗い出す
A洗い出したタスクと、週間のスケジュール&タスクを上記赤枠に記載
Bタスク遂行や、仕事上必要なメモは上記ムラサキ枠に記載
 その他たっぷり書くスペースがあるので、思いついた事やユビキタスノートに
 書いたことの見出し、日記やら記録やらを書く予定。
C本来はタスク欄であろう緑枠。こんな小さいスペースじゃタスク管理が
 できないので、日々の目標&習慣チェックに使用する。



■ほぼ日カズンの弱点を補うiPhone

ほぼ日カズンを手帳として使用する場合のの弱点は『でかくて重い』こと。常にポケットに入れて携行し、移動中でもさっと取り出して予定を確認・書き込んだりするといった使い方にはやや不向きなので、iPhoneを使うことでこれを補うことにした。

あまり本格的にデジタル/アナログ間で同期を取ろうとすると大変なので、

・既に決まっている予定をiPhoneでも確認できるようにする
・出先なんかで決まった用事などはiPhoneでメモっておいて後で同期する


といった用途に限定し、マンスリーレベルのスケジュール同期に止める。

蛇足ではあるが、iPhoneをセカンド手帳として使用するメリットは以下の通り

・iPhoneとGoogleカレンダーを同期できるので、PCからもスケジュール管理が可能
・Googleカレンダーに登録しておけばリマインダーをメール等で受信することが可能
・iPhoneであれば片手で使用できるため、混んでる電車の中等でも利用可能
・Pocket Informantを使用するのでタスクとスケジュールが一括で確認できて便利



■おまけ:Pocket Informantについて
これまでは標準のカレンダー+Milponでスケジュールとタスクを管理してきたが、「やっぱりスケジュールとタスクは出来る限り一緒に管理したいし、並べて表示したい」という想いがあったため、iPhoneアプリのPocket Informant(1500円)を購入することとした。

主な特徴としては
・カレンダーはGoogleカレンダー、TODOはToodledoと同期可能
・カレンダーとタスクを同時に管理/表示することが可能
・月間カレンダー上の予定を文字で出すことが可能
・タスクはProjectなどでくくることが可能。また複数日にわたるTODOも管理可能。


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Today画面はスケジュールとタスクが一覧できて超便利

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月間のスケジュールに文字が表示できるところも、PIの良いところ♪
おわかり頂けるだろうか?Todoもカレンダに表示され、完了のチェックマークまでつくのだ!
デイリーはGoogleカレンダー的インターフェース。

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タスク管理はToodledoと連携するというだけあって、かなり細かく設定可能。
ポイントはProject(RTMでいうところのリストと同じ)とコンテキストのA軸でタスクを管理できるところと、
締め切りだけでなく、開始日も指定できるところなど。

IMG_0724.PNG
もちろん、残タスク数等をバッヂとしても表示可能。



■参考リンク
Creative Lifeのハナさんがまとめられている下記の記事がかなり参考になります。
同じ構成(カズン+iPhone)なんだけど、使い方や考え方が結構違うんですよね。
その違いがまた、おもしろい!
ほぼ日手帳を母艦とした日々の情報整理まとめ
ほぼ日手帳とA5ノートの使い分け


ということで、次回はタスク管理編「ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う」をお送りいたします。乞うご期待!
posted by beck at 16:03 | ☁ | Comments | TrackBack(1) | 手帳/メモ/ノート術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月21日

2010年の手帳/メモ/ノート(1)-iPhone+ほぼ日カズン+re-Collectionの使い分け方と概論

これまでフランクリン・プランナー+RHODIA+A5ノートで運用してきた手帳/ノート/メモの使い分けはiPhoneの登場によって大きくはiPhone+フランクリン時々RHODIAやノートという形になったことは以前お伝えしたとおり。来年2010年はどうしようかと色々と逡巡した結果、

iPhone + ほぼ日カズン + re-Collection Pocket

の組み合わせで行くことにした。ちなみに、日々使うわけではないがフランクリン・プランナーもミッション/価値観/目標のリフィルと自分のテンションが上がる情報なんかを残したいわゆる「夢手帳」として今後も残る予定。

で、上記構成ですみ分け、具体的な使い方、運用方法などについて書きたい内容があまりにも膨大になってしまった為、下記の通り全5回のシリーズ物として書いていくこととする。書きたい内容はほぼ整理できているので、後は時間との兼ね合いなんだけど・・・何とか1週間以内に全て書き上げたいところ。(それ以上経つと、個人的にモチベーションが維持できないし、情報として旬を逃してしまう 笑)結局書けなかったけど、頑張って書き連ねています(^^;

   1. iPhone+ほぼ日カズン+re-Collectionの使い分け方と概論←これ
   2. ほぼ日カズンでフランクリンプランナー的スケジュール管理(+iPhoneとも連携)
   3. ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う
   4. Re-Collection PocketとEvernoteでメモ・ノートのエコシステムを作るのだ
  
5. 運用方法の整理と全体のまとめ


■本記事の目的

  • 運用スタイルをある程度は固めて於かないと、いざ使い出すときにどうすれば良いか分からなくなり、それによって心理的コストが増大する。ある程度型にはめて運用しつづける事で、無意識化で遂行できるようになる(習慣になる)と考え、本記事ではその型を作り上げることを目的としている。
  • 例によってこの記事で紹介した方法はあくまでBeck個人の生き方、考え方、働き方、趣向にマッチしたシステムの構築となる。ツールや運用方法、考え方などをアレンジして、ご自身の手法に取り込んでもらえればこれ幸い。
  • また、皆様がどの様に手帳やPDA、ノートやメモ帳を使われているか非常に興味があります。TwitterやFriendFeed、コメント欄などを活用して皆様と意見交換および議論ができれば面白いなと考えています。


■基本的な考え方

  • 全ての運用の中心はほぼ日カズン。フランクリン・プランナーで言うところの価値観・目標→スケジュールへの落とし込みや、GTD的にタスクの洗い出しも含めて、自分がスケジュール/タスクを計画する際にはほぼ日カズンを使用する。また、外部要因で入ってくるスケジュール/タスクに関してもほぼ日/カズンに記載
  • iPhone(Googleカレンダー)とほぼ日カズンのスケジュール同期は”未来の”確定した予定のみ。粒度はカレンダーレベル(日時、場所のみ)の同期で良い。どちらかで予定の追加を行い、適当なタイミングで同期。デイリーの細かな予定は同期しない。
  • iPhone とほぼ日カズンのタスクは完全には同期させずある程度は棲み分ける。マスターTODO(いつかやる、複数日にまたがるTODO、締め切りが1週間以上先のもの等を含めたすべてのTODO)はiPhone、それをウィークリー、デイリー単位でほぼ日カズンに書き出す。1で書き出したウィークリーレベルのタスクは逆にiPhone側に入力する。デイリーの細かなタスクは同期しない。
  • タスク遂行時の記録はほぼ日カズン。アイデアメモやそのアイデアを広げたりユビキタスキャプチャ、ちょっとしたメモ、考え事の落書きは全てre-Collection Pocketに書き込む。re-Collection Pocket に番号を振り、それごとにいつ何を書いたかについてEvernote上にインデックスを作成する。後でまとめたり、参考資料として見返す必要があるものは必要に応じてJotnotなどでスキャンするか、転記。

※イメージ図なども付けて、今後の続編記事で詳細に各項目について説明する。


■使い分け

ざっくりした使い分けは以下の通り

iPhone(Pocket Informant,Evernote)
・確定スケジュール(PI,Googleカレンダ)
・マスターTODO(PI,Toodled)
・メモ/ノート/参考資料の最終集積地(EN)

※基本的にノートをとる場合はPC上でエディタを使用。
※考え事の最終的なまとめはPCのEvernote上で行う。

ほぼ日カズン
・価値観・目標→スケジュール/タスクへの落とし込み
・ウィークリースケジュール/タスクの立案、管理
・デイリースケジュール/タスクの立案、管理
・タスク遂行時のメモ、思考過程、気づき等を記録
・4行日記、雑感、アイデアマラソン、記録(お金、食事、体重)

Re-Collection Pocket
・アイデア発想→掘り下げまで
・思いついたことを全てメモ(ユビキタスキャプチャ)
・思考の補助(考え事の落書き帳)
・その他メモ全般、ちょっとしたノート用途


■おまけ:なぜほぼ日か?

結局フランクリン・プランナー的に使用するにも関わらず、ほぼ日カズンを使うことに決めたかについて書いておきたいと思う。最期までフランクリン・プランナーを使い続けようかどうか悩んだのだが、下記のような理由から、一度ほぼ日カズンをベースにしてみようと考えた。

  • マンスリー→ウィークリーバーチカル→デイリーの構成となっており、フランクリン・プランナーの目標・価値観→週次計画→日次計画という流れを実践するのにかなり最適な構成となっている。
  • フランクリン・プランナーの見開き2ページのデイリークラシック2か月分と同じサイズ/重量で1年分のウィークリー、1日1ページのデイリーが入っている。
  • 1日1ページのデイリーリフィルでも、余計なものがあまりないのでたくさん書き込める。
  • マンスリー、ウィークリー、デイリー全てが方眼であり、なんだかいいアイデアが浮かびそう。
  • 遊び心やうんちくがたくさん詰め込まれた商品であり、デザインもかわいい。使っていて楽しそうだし、愛着がわけばかなり使いこむことができるんじゃないかなと。
  • 自分自身、手帳には効率化を求めるのではなく、より自分の価値観や目標にそった効果性の高い人生を送る効果を期待している。僕が持つ”もっと人生を楽しいものにしたい”という想いには、ほぼ日のほうが近いと感じている。

つまり、機能とコンセプトの両面から考えて、僕はほぼ日カズンがより自分にあってるのではないかと感じたのだ。R-Styleさんの記事「ほぼ日手帳」のすごさ〜アソシエ11月3日号を読んで〜に著者であるRashitaさんの想いが以下の様に記述されている
「手帳はただ効率的に生きるためだけに使うんじゃないよな」
本当にその通りだと思う。フランクリン・プランナーも勿論効率を求めるのではなく、効果性をもとめる手帳であったのだが、如何せん”遊び心”は皆無だった。フランクリン・プランナーの考え方に賛同しつつ、どうしてもしっくり来なかった部分はおそらくここ。僕にとって”遊び心”はとても重要なファクターなのだ。


以上、2010年の手帳/メモ/ノートの第一回目でした。次回もお楽しみに♪
posted by beck at 02:41 | ☁ | Comments | TrackBack(1) | 手帳/メモ/ノート術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

Nehalem版Macが出たら買いかえるぞーっと。

GoGo! Machead!新しいMacの準備は整った?Intelがモバイル版Core i7を発表

を読んでMACにNehalemアーキテクチャが採用される日が近そうだと感じた。
MACの買い時を探っている自分としては、このアーキテクチャの採用を購入の
タイミングにしたいと考えている。(多分2009年度内には発表されるはず)

最近MACと親和性が高いiPhoneやEvernoteをヘヴィーに使い出したってのもあるけど、
普通に家で使う用途ではWindowsに拘る意味はあまりないなーと思うわけです。
(唯一.net系の開発ができなくなる点が難点。Windows7のデュアルブートにするかな)

ちなみに、Nehalemアーキテクチャってなんぞやって人の為に簡単に特徴を書くと

・メモリコントローラがCPUに統合
・QPI技術の採用でチップ間の速度が大幅に向上(下位モデルは一部DMI)
・DDR3のトリプルチャネル(下位モデルはデュアルチャネル)


→これによってメモリ速度を中心にPC基盤内でのチップ間、バス間、IF間通信が高速化

・4コア+Hyper-Threading Technologyで8スレッド同時処理
・コア毎にL1,L2キャッシュを持ち、L3キャッシュは共有

・2GhzのCPUでもTurbo Boostによって最大3.2GHzまでクロックアップ
 (Turbo Boostは発熱量などを監視して余裕があれば自動的にクロックアップする技術)

→コア毎の処理効率やより多くの並列処理がこなせるように。性能がどれぐらい向上するかは
 ソフトウェア側に因るが、MACもcore2系のテクノロジを採用して久しいので、マルチコア・
 マルチスレッド処理への最適化は進んでいるんじゃないかなと。


詳しくはWikipediaなどをご参照あれ
http://ja.wikipedia.org/wiki/Intel_Core_i7

サーバ側の計測結果だけど、これまでのXeonとNehalemを比較したデータもあるので
こちらを参照して貰えれば効果の程が分かるのではと。
http://www.hpc-technologies.co.jp/solution/cpu-compe-i7-memory.html


ということで、よろしくお願いします、Appleさん♪
posted by beck at 07:35 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | IT関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月17日

今の僕はあの頃の僕が思い描いた自分に少しでも近づけたか?

ここ最近引越しの準備等々でBLOGの更新が滞ってしまい、申し訳ありません。
(誰も楽しみにしてねーよってなツッコミはなしの方向で ^^;)

ついに明日、関東に出てきてから約4年お世話になった横浜は上大岡から巣立ちます。
故郷・大阪の次に長く住んだ場所だったので、なんだかさびしい気もします。
新居も同じ横浜市ではあるのですが、もっと北のほうに住まうことになります。
アパートながら新築オートロックつき。すぐ近くにブックオフがあってかなりHAPPY(笑

住環境も去ることながら、大きな変化は新居が「2人の住まい」となることです。
さる9月21日に入籍、来年の3月21日に結婚式を挙げる、新婚ほやほやな僕です。
BLOGに書くときは、今まで彼女と表現していたのですが、これからは奥さんと表現する
ことになりそうです。(未だ人に紹介するときになんと言えばいいか困ります。)

4年間お世話になった街と家に別れを告げ、文字通り新生活を迎える今こそ、
僕が社会に出てからの4年間を振り返るのにうってつけの機会であると考え、
記事にまとめてみました。(引越しの片付けそっちのけで ^^;)


■この4年間で僕は成長したのか?

4年という月日を長いと見るか、短いと見るかは人それぞれですが・・・
僕はまだ右も左もわからない「新入社員」から「若手社員」と呼ばれるようになりました。
あの頃思い描いていた理想像とは違いますが、色々成長できた部分がある事も確かです。

まだまだ未熟ですし、未だに周りに迷惑をかけ、教えられ、自分の無力さに打ちひしがれる
ことも多い僕ですが・・・それでもこの4年間で、多くのことを経験し、多くの人と出会い、
多くの学びがあり、多くの変化と、それでも変わらない部分を発見し、汗と涙を垂れ流しながら
スマートとは言いがたくも、着実に泥臭く成長を遂げてきました。

そう言い切れる背景には、自分が今仕事の中でそれなりに責任ある、重要な仕事を担わせて
もらっている等の実感もあるのですが・・・もうひとつ形に残っている重要な証拠があります。

言わずもがな、この「Hacks for Creative Life!」です。


■Blogをやっていてよかったなと思うこと。

このBLOGは大学4年生の頃にバレーボールのコーチをはじめたことをきっかけに
「コーチングダイアリー」という名前で生まれました。横浜から大阪にバレーを教えに帰って
いた日々も今ではよい思い出です。(バレーを教えたみんなは今でも僕の誇りです。)

途中中断したり、テーマを大きく変えたりもしましたが、それでもこのBLOGにはこの5年間の
僕が生きてきた軌跡、成長してきた軌跡が確かに記録されています。僕の喜びや、悲しみ、
考えていたこと、興味関心、試行錯誤の跡・・・すべてがすべてではないですが、500を超える
Postには僕という人間のSnapshotがたくさんつまっています。

人は時として、すごく大事なことであっても忘れさってしまう生き物です。大切にしていたこと、
夢、目標、情熱、人との絆、大切な思い出、悲しみ、悔しさ、喜び、感動・・・。絶対に忘れないと
心に誓っていたことでさえ、僕たちはいとも簡単に忘れ去り、見失ってしまうものなのです。

僕にとって、このBLOGと手帳は、そんな見失われた大切なことを思い出させてくれる重要な
装置なのです。例えば、精神的に参っているとき、自信を失いかけているときに、コーチ時代の
記事を読むと、昔の僕が今の僕に語りかけてくれるのです。

「自分の失敗やあかんところを反省するのも悪くないけど、ちゃんと自分のええところとか
できるようになったところも評価したりや。悪いところばっかりに目が行って見落としてるだけで、
ほんまは君にはすごいところがいっぱいあるんやで」

身長はなくとも、すばらしい瞬発力と運動能力の持ち主で、何度もチームのピンチを救って
くれたプレイヤーがいました。ものすごくマイナス思考なのか、いつも凹んでばかりいた彼女に
自信を持ってもらいたくて、僕はこういった言葉をよくかけていたのでした。

社会人になってから、仕事がもらえなかったり、逆に忙しくなりすぎたり、仕事で失敗したり等、
何度も心が折れそうになったことがありました。その度にいつも

『「がんばれ!」「負けるな!」とあの子らに言っている自分が頑張らないわけには行かない』

と気持ちを強く持って、踏みとどまることができたのです。
そのほかにも、本当に努力をして成長をとげ、すばらしい試合を見せてくれた彼女らから勇気
や元気ももらいましたし、たくさんの感動とかけがえのない想い出を得ることができました。

日々、普通に生活しているだけだと思い出すこともないのですが、確かに僕にはそのような
瞬間があったことを、このBLOGを読み返すことで当時の記憶と感情も含めて思い出すことが
できるのです。


バレーコーチの話はあくまで一例ですが、僕が積み重ねてきた経験、学んだ知識、
様々な感情や記憶、出来事、考えてきたこと・・・RPG風に言えば「経験値」がこの
BLOGに沢山詰まっているのです。(もちろん、手帳にも)



■今後僕がすべきこと

今の僕はあの頃の僕が思い描いた自分に少しでも近づけたか?

この問いに対しての答えはYesであり、Noでもあります。。
Yesの理由としては、あの頃の僕よりも今の僕の方が成長し、より理想像に近いであろうことは
容易に想像がつくからです。また、Noの理由としては、今の僕はあの頃とはまた別の理想像を
描いて、そこに到達することを目指して努力しているからです。

あの頃との違いは、

1.多くの社会経験を積めたこと
2.多くの人と出会い、関係を築けたこと
3.多くの本を読み知識を得たこと(習慣、Lifehack、仕事術等)
4.手帳やノート、BLOG、iPhoneやTwitterといったツールがあること


そして

5.結婚し、自分ひとりの人生ではなくなったこと

でしょうか。
環境も違えば、前提となる知識も違います。打てる手も増えました。
そういった変化を鑑み、今後僕がしなければいけないことは、

・第一に家族の幸せを考えて行動できるようになる(家庭も仕事も犠牲にしない)
・情報に溺れず、情報を活用して成果を出せるようになる(情報収集/整理/活用術の確立)
・人生の方向性を定め、戦略的に進められるようになる(目標策定、遂行、習慣形成)
・時間とタスクをコントロールし、効果性の高い日々を送る(手帳術の確立)
・自分の不足しているスキルの向上に取り組む(わかりやすい説明、マニュアル化・平準化)


といったところです。
これだけ見ると、なんだか「?」と思われるかも知れません。

これらは「成果を挙げる」とか「何々を達成する(ゴールに到達する)」といった結果ではなく、
「よりよく生きるため、継続して成果を出し続けるための仕組みを作る」ことを目指しています。
少し遠回りに見えるかもしれませんが、「成果を出し続ける仕組み」を先に構築しておく方が、
長い目で見ればより多くの成果を出すことができると考えています。


■3年後の僕は今の僕が思い描く30歳の自分になっているだろうか?

僕は3年後の11月30日に30歳になります。やはり大きな節目の年ですので、少なくとも
そこまでには先ほどあげたことができるようになっていたいと思いますし、その頃には
「○○と言えばbeck」ぐらいの二つ名が貰えるぐらいの専門性は身に着けたいところです。

そして、願わくばその時の理想像が、今の自分が思っているものを遥かに凌駕するものと
なってくれていればと考えています。

posted by beck at 00:30 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | 目標・習慣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月12日

edc re-Collection Pocketにカバーを装着してみる

Moleskinに憧れた僕はedc re-Collection Pocketに落ち着いた(ユビキタスキャプチャノート)」で紹介したre-Collection Pocketのカバーを買ってみました。ノート本体そのものも315円とかなりお手ごろなのですが、カバーも315円とかなりお手ごろな感じ。

IMG_0638.JPG

カバー無しも個人的には嫌いじゃないのだけど、Moleskinのハードカバーほどは表紙が強くないので、めくれたり汚れたりというのが気になったり。使い方が荒いので破れたりするんじゃないかとちょっとドキドキしてみたり。

IMG_0639.JPG

装着してみるの図。ちょっと雰囲気変わったかな?
背表紙の種類は色々ある感じ。皮っぽい材質やクロコダイル、スウェットなんかもあるし、色もブラック以外にホワイト、ブラウンなどもあり。本当に種類が沢山あるので、ぜひとも一度文具店等で確認してお気に入りのひとつを探してみてください。

ネット通販はこちら⇒etrangerdicostarica

こういうカバーひとつで雰囲気が変わるので不思議。より愛着がわきそうです♪
posted by beck at 23:43 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | 文具/雑貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月10日

ほぼ日手帳カズンをGET!(写真で見るほぼ日の魅力♪)

買っちゃいました、ほぼ日カズン!
A5サイズのずっしり綴じ手帳。400ページ超は伊達じゃない。
カバーはナイロンの「ダークブルー×イエロー」これがなかなかCUTEなんです。

今回はそんなほぼ日カズンの魅力について写真をふんだんに使ってご説明。
これを期にほぼ日カズンに興味を持ってくれる人が増えれば幸い♪
(このBlogの場合、フランクリン・プランナーユーザが多いと思うのだけど、個人的にはほぼ日カズンは
 フランクリン・プランナー的な使い方をするのに最適だと考えてます。詳しくはまた後日!)


IMG_0640.JPGIMG_0641.JPG
文具雑貨好きが集まるLoftにおいて5年連続第1位ってのは正直凄いと思う。
ほぼ日って結構幅広い層で支持されてるんやなぁって。


■本体&カバー

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カバーはナイロンのダークブルー×イエロー。外見はシック、中身は艶やか。
ポケットもたっぷり、2本のしおり、バタフライストッパーはカズンでも健在。
ほぼ日のカバーは本当に良くできていると思う。

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手帳本体は青表紙。思ったよりも表紙はふにゃっとしています。ハードカバーだとケースに入れれんしな。

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180度ぺたんと開く”糸がかり製本”。リングバインダーじゃなくてもパタンと開くこの快感♪

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万年筆と相性が良いらしいトモエリバー。薄いくせに裏移りしない上に書き味が良いすげー紙。
ほぼ日カズンのこのアリエナイページ数もこの紙あってのこと。トモエリバーに一同敬礼!

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cousin in the cover!
しおりは2本あるので、1本はデイリーページ、もう1本はウィークリーページに使う予定。
月間はどうすっかねぇ・・・。

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cousin with Jetstream!
ちょっと太くてさし辛い。流石にカズンだとペンが小さく見える。。
バタフライストッパーはこんな感じでペン差し兼ストッパーに!


■リフィル

さて、ここからが本番・・・僕がフランクリン・プランナー→ほぼ日カズンにした理由は
個人的に最強だと思う下記リフィル構成に因るところが大きい。

年間カレンダー:去年、今年、来年の全カレンダーが見開き2ページに
年間インデックス:見開き6ヶ月分のバーチカル予定表!プロジェクト管理に使えそう。
月間カレンダー:見開き1ヶ月のカレンダー形式。一般的なマンスリーの予定を書きませう。
週間カレンダー:見開き1週間のバーチカル。土日もフルバーチカル。
1日ページ:1日1ページ。タイムライン+TODO+方眼ノート。たっぷり書けます。
おまけページ:グラフページやマイリスト用テンプレートがついています。コピーして使用?


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年間カレンダー。3年分が見開き2ページなので、サクッと日付と曜日を調べたいときは便利。

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年間インデックス。月間カレンダーがバーチカルですよ!!しかも半年分。
プロジェクト管理をしたり、大まかな予定を管理するのに良いかも。

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月間カレンダー。勿論休日も色分けされてるし、ほぼ日らしく方眼!(ここ重要)
余白に目標や月間TODOなんぞを入れて使っていきたいところ。
複数日系はインデックスにまかせて、ここには日々の予定を入れていく感じ。
月曜始まりなところが好みの分かれ目だけど、beckは月曜はじまり派なので問題無し。

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そして、こいつがまじで最強。A5のウィークリーバーチカル手帳。しかも方眼(笑)
7時〜24時で方眼1マスあたり30分。結構使いやすい感じのタイムライン。
ウィークリータスクを管理するのに十分なスペースが横にあるのと、下側の余白は自分的には
ペルソナ毎の目標なんかを書く予定(フランクリンで言うところの週間コンパス)

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1日1ページのたっぷりストレージ。24時間タイムラインで1マス1時間。ちょい狭い(^^;
1日1ページやけど、タイムラインとTODOの分さっ引いてもかなり書き込みスペースあり。
フランクリン・プランナー(デイリーリフィル)のクラシックサイズには叶わないけど、
コンパクトサイズの1日2ページ分ぐらいに相当するんじゃないかと。



■フランクリン・プランナークラシックサイズとの比較

ぶっちゃけ、サイズ的にも重さ的にもあまり変わらないんだけど・・・
今までは1日2ページデイリーリフィル1ヶ月分+価値観/目標系資料だったものが
1年分のウィークリーバーチカル+1年分の1日1ページデイリーになる
ってのはかなりメリット大。

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厚みはそれほど変わらずだけど、カズンはウィークリー+デイリー1年分、
フランクリンはデイリー1ヶ月分+価値観/目標。このあたりにトモエリバーのすごさを感じる。

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大きさもそれ程変わらず。バインダーに比べるとゴツさはない。ただ、見た目以上にカズンは中身が詰まっているので、手に取った時の重さはカズンの方が重く感じるから不思議。

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1日2ページのデイリー→1日1ページのデイリーなんだけど、それ程書き込み容量は落ちない。
このあたりがフランクリン・プランナーやオーガナイザーの1日1ページデイリーとの決定的な違い。
フランクリンのタイムラインとタスク欄は使いやすかっただけにちょっと後ろ髪引かれつつ・・・。



次回、ほぼ日カズンをどういう風に運用するのかについてまとめてみます。乞うご期待!

基本的にはフランクリン・プランナーの目標→週次計画→日次計画→遂行を踏襲かなと。
その中でフランクリン・プランナーのデイリークラシックからほぼ日カズンへ移行した理由についても書く予定。


■おまけ

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日々の言葉は別冊です。まぁ、常に持ち歩くわけでもなく,読み物としてどーぞって感じか。

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ちなみに12月分は、ウィークリーがラスト1週分、デイリーは2日で1ページついてる感じ。
posted by beck at 02:24 | ☔ | Comments | TrackBack(1) | 文具/雑貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月05日

Softbankの通信規制なんて関係ないと考えている方(特にiPhoneユーザ)は要注意!



上記ITメディアのニュースを読んだとき、自分的には「まぁ、違法なユーザを締め出す施策だから問題ないっしょ」なんて気軽に考えていたわけです。

「パケット定額フル」は1000万パケット以上が対象なんだけど、パケットし放題の単価0.084円/パケットで計算して割引前の金額が84万円以下なら問題ないってことだよね?


9gaturyoukin.png


・・・・だめじゃん!!!



ってか、何をどう使ったらこうなったんだろう(^^;
(もしくはこの金額は割引一切なしの0.2円で計算されてる?
 →調べてみたら確定前料金は0.2円計算でした。コメントありがとうございました。>もにょさん

ちなみに1パケット128バイトだから、理論上1.28Gバイト/月までOKなんだけど、厳密に言えば『128−(送信データ÷128の余り)』分のデータがムダになっちゃうんだよね。(例えば、129バイトのデータを送る場合でも2パケット送信する)

その辺の分割損を考えても、3G通信環境で1GBのデータ通信ってのは、iPhoneだと余裕で使い切れてしまうんじゃないかなと。特にYoutubeなんかの動画系サイトを見ている人は要注意ですな。

不正使用排除のために通信規制する事自体は悪くはないと思うんだけど、ちょっとヘビーにiPhoneを使っているだけで到達できてしまうようなラインに置くのはいかがなモノかと思う訳です。。
元々そういう端末だと分かっていて、パケット定額フル加入を義務づけて、ユーザを増やすだけ増やして「やっぱ使っちゃダメ!」ってのは何だか嫌な感じですな。
(ってか、iPhoneが普及したら通信量がばかでかくなるって事ぐらい分かっていただろうに・・・もっと無線LANを増やしてくれたらいくらでもバイパスするんだけどなぁ)

ともかくも、iPhoneユーザの人もそうでない人も、一度明細書の確認をしてみることをオススメします。
タグ:softbank iPhone
posted by beck at 02:10 | ☁ | Comments | TrackBack(0) | Mobile系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[書評]仕事脳を強化する記憶HACKS(ハック)



僕は基本的に「メモ・ノートを全てデジタル化」することに対して懐疑的なモノの見方をしている。発想すること、頭の整理をすることに関しては手書きの方が優れていると思うし、いつもPCやケータイが使えるわけではなく、特に企業の情報セキュリティが厳しくなってきている昨今では、企業が自前で用意したシステム以外のデジタルツールは使用できないことが多い。

そういう意味で、本書が自分の考えとは違う方向を向いていことは読む前からある程度検討はついていた。
それでもこの本を読んだのには2つの理由がある。

一つは、僕の中で大きなテーマとなっている「ITツールは人間の脳を拡張する存在となり得る」前提の元に書かれているということ。その外部脳とも言えるITツールに対し、如何にして情報を蓄積し、取り出すのか?どこまでを自分の脳に蓄積し、どこからをITに頼るべきなのか?を知ることができればと思っていた。

もう一つは自分が知らない未知なるITツールと、その使い方に出会えるかも知れないという超個人的な欲求。特に佐々木 正悟氏の専門である心理学や脳科学の分野からそれらをどう捉え、どう使うのかという点に強く興味を抱いたのだ。

結論としては、本書は僕の期待をある程度は充足してくれた。ただ、読後感としては書かれている内容そのものは表層的なのだ。一番残念だったことは、この本で説明される使用方法がざっとした紹介に留まっており、モデル化→自分なりのやり方に応用することが難しい点である。

ビジネス書250ページ足らずの中でITツールをあれやこれや紹介し、氏なりの使い方を説明し、更にそれらを補足する心理学/脳科学の見地からの意見をコラム的に掲載する場合、表層的になってしまうことは致し方ないことだとも思う。故に、タスク管理、スケジュール管理、メモ、学習、情報整理、アイデア・・・これら取り上げられたテーマ一つ一つに対して一冊の本を書いてもいいんじゃないかと思う。むしろ、Evernoteのメモ術本(Evernoteの使い方ではなく、Evernoteを外部脳とするための運用フロー本)なんかが出た日には、僕は必ず買う。3000円でも買う・・・・とおもう。

何はともあれ、この本そのものは凄く良い本なんだし、扱っているテーマは実に興味深い(というか、今までにないアプローチの)モノなのだけど、やっぱりこれでは入門書なのだ。もっと先を読みたいし、もっと深く知りたい。出版社の技術評論社及び著者の佐々木氏には、「記憶Hacks!○○編」のシリーズ化を強く希望する!
タグ:読書 記憶
posted by beck at 00:39 | ☁ | Comments | TrackBack(0) | 読書/書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月03日

Moleskinに憧れた僕はedc re-Collection Pocketに落ち着いた(ユビキタスキャプチャノート)

いつも愛読しているさんてんり〜ださんの記事
MOLESKINEのライヴァル達(27) edc re-Collection Pocket & Cover(1)
で紹介されている下記のノートを少し前からユビキタスキャプチャ用に使用している

発売元:etranger di costarica社
商品名:EDC Pocket NoteBook Section(re-Collectionシリーズ)
サイズ:ポケットサイズ
タイプ:0.5mm方眼(茶色)
ページ:208P
価格:315円


さんてんり〜だ様曰く
「国産の『Moleskineのど本命ライヴァル』が8月25日に発売される!」という情報をキャッチしてから気になっていたこの子。先日ようやく入手できました。(^-^)
とあるように、このノートはMoleskinの方眼ノートとガチです。
サイズ、様式・・・そして、見た目(笑)。将にMoeskinのど本命ライヴァル!
国産だけあって紙質も作りもしっかりしています。

そして何より、安い!

・・・Moleskinに憧れた僕に常に立ちはだかっていた「コスト」の壁をこともなげに超えさせてくれた「EDC Pocket NoteBook Section」というか、この品質、ページ数で315円はコストパフォーマンスが良すぎる。ちなみにedc社の販売サイトに行けばカバーも買えます。

■用途

詳しくは今後まとめ記事を書くつもりですが、このポケットサイズノートはこれまで下記用途で使っていたアイテムを統合と、ユビキタスキャプチャを効率よく行うために使用します。(過去の使い分けはこちらこちら

RHODIA→思いついた事、言われた事などのメモ用
A5ノート→アイデアマラソン、思いついたことをふくらませる用


イメージとしては「情報は一冊のノートにまとめなさい」のA6ノート的な使い方。発想も、メモも、思考も、感情記録も、落書きも、blogの下書きも、プライベートでやってる開発も・・・何でもかんでもここに書き込みます。Evernoteにインデックスだけ作るか、Jotnotで1ページずつキャプチャして完全同期するかは悩み中。折衷案で資料として参照したいメモだけevernoteに入れるというのも手。

ただし、残す必要のなさそうなチョイメモについてはPOST ITに記載して終わったらポイします。
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■このノートにしようと思った理由

理由@
前の記事にも書いたのですが、iPhone+Evernoteを導入したことで、メモ帳としてのRHODIAの存在がかなり薄れていました。また、A5ノートに関しても、フランクリン・プランナーのデイリーとEvernoteによってその存在意義を薄めていました。それなら、アイデア発想〜広げるところまで一冊のノートで出来た方が便利だなと考えた訳です。

理由A
元々Moleskinが好きだったのと、mehoriさんが主催するLifehacking.jpの下記記事を読んで「ユビキタスキャプチャをやりたい!それ用にMoleskinが欲しい!」と強烈に思っていました。(ユビキタスキャプチャをするには、RHODIAは小さすぎ、A5ノートは大きすぎた)

それでも、君はそれすら忘れるだろう
「全てを手帳に記録する」、ユビキタス・キャプチャーの実践


ただ、iPhone、RHODIA、A5ノート、フランクリン・プランナーにMoleskinを加えるというのはあまり現実的ではないため、もう少し各々の役割を見直してみようと思い、思案していました。その結果、来年からはほぼ日カズン(母艦)、re-collection(ユビキタス)、iPhone(evernote+twitter)の体制で行くことにしたわけです。(詳しくは次回!)


■使い方例

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EDC Pocket NoteBook SectionとJetstrea4+1の図。凛々しい!
表紙がそれなりに厚手なので、クリップで挟んでやっています。
この2つの相性はなかなか良いようで、書きやすく、裏写りもありません。


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書き出しは「アイデアマラソン」「情報は一冊のノート」と似た感じで見出し+日付+通し番号です。アイデアマラソンの様に+−は付けていません。基本、アイデアは1ネタ1ページで、ちょっと一杯書きそうかなと思ったら見開き2ページを使います。ユビキタスキャプチャや思いつきメモはあまり深く考えずに半ページだったり、ブレストページ(1ページに思いついたことを1,2行でひたすら列挙)と柔軟にスペースを活用しています。

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今は母艦にフランクリン・プランナーを使っていますが、来年からほぼ日手帳に切り替えます。フランクリン・プランナー自体はミッションステートメント/目標/価値観などの情報だけ残し、クマガイ式で言うところの夢手帳として家に置いておく予定。自分という人間が生き、成長して行く中で、この手帳自体も進化させて行ければと考えています。


参考リンク:
さんてんり〜だ:MOLESKINEのライヴァル達(27) edc re-Collection Pocket & Cover(1)
etrangerdicostarica.biz

過去参考記事:
新・手帳、ノート、メモ(そしてiPhone)の使い分けについて真剣に考える
日々記録すべき情報とその管理についてA−記録すべき情報の分類と書き分けについて
スリムノート導入!(メモ/ノート術のススメ)
posted by beck at 12:04 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | 文具/雑貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月02日

iPhone3Gを拡張するネットストレージ4選

iPhone3G及び3GSのストレージ容量は8GB,16GB,32GB・・・と普通のケータイに比べれば圧倒的に大容量。そんだけあれば十分でしょ?と思うのはちと早計。人間何十年も生きてくると、色々とデータがたまってくるんです。

iphoneyouryou.jpg
オーディオも選別して10GBオーバー。ビデオはとりあえず見たいの4本だけ。アプリはまぁ知れてるとして、写真はデジカメ、iPhoneで撮ったものを全てiPhoneに放り込んでいるので、なんだかもうすぐ3GB。写真が趣味でデジタル一眼なんて使ってる方はこんなもんじゃすまないはず!!
後は各種アプリが使う領域としてある程度は確保しておきたいし、本当は参考資料用のpdfとかもどんどん追加していきたい。うーん・・・ビデオはあんま見ないから消して、音楽ももうちょい絞り込むかな。。

そんな悩みを抱えている皆様方に送る、iPhone3Gを拡張するネットストレージ4選。
ちょっと長いですけど、最後までおつきあい頂ければ是幸い。

■サービス一覧

○オンラインストレージ系
 1.Dropbox
 2.SugarSync
○複合サービス系
 3.MobileMe
○NAS(サービスじゃないけどw)
 4.LinkStation
+α(Fliclr、Picasa、evernote等を使うなど)

■オンラインストレージ系

DropBoxのiPhone専用アプリがリリースされたこともあり、最近再び脚光を浴びつつある。普通のストレージサービスとDropBoxやSugarSyncの機能を大別するとこんな感じ。
  1. 複数PCとオンラインストレージの多地点間でフォルダの自動同期が可能
  2. WEBアクセスによるファイル操作も可能(クライアントソフトがない出先でも操作可能)
  3. モバイルからのファイル閲覧が可能(編集は不可。写真とビデオのアップロードは可能)
  4. フォルダに共有設定を行うことで、他ユーザと共有が可能(しかも自動同期)
図に表すとこんな感じカナ・・・わかりにくくてスマヌ
dropbox.jpg

1.Dropbox
言わずもがな、オンラインストレージの雄DropBox。複数PC、ネットストレージ間でファイルを同期可能。iPhone専用アプリがなかなかにサクサク。先に説明したオンラインストレージ系のサービスは一通り使える。2GBまでは無料で、友人を紹介すると250MBずつ増量されて、合計5GBまで増やすことが可能。(登録してもいいよって方がいらっしゃればこちらから登録お願いします☆)

容量/コスト:2GB   無料(努力で5GBまで増やせる)
        20GB   $6.99/月
        50GB   $9.99
/月
        100GB $19.99/月
メリット:多地点間フォルダ自動同期、写真と動画をiPhoneからアップロード
     iPhoneアプリがサクサク&オフラインで使える
デメリット:それなりのコストが掛かる。iPhoneからファイル操作が殆どできない。
閲覧可能:画像(JPG/TIFF/GIF など)
(iPhone) 音楽(MP3/AIFF/M4A/WAV など)
       動画(MOV/MP4/M4V など)
       文書(DOC/XLS/PPT など)
       テキスト(PDF/TXT/RTF/HTML など)


○PC上での動作
FireShot capture #045 - 'Dropbox - Files - Secure backup, sync and sharing made easy_' - www_getdropbox_com_home#.png dropboxgamen.jpg
基本的にはマイドキュメント配下に作られるMydropboxフォルダにファイルを放り込むだけ。


○iPhone上での動作


IMG_0597.PNG IMG_0590.PNG
シンプルで使いやすく、且つサクサク動くインターフェースはかなり秀逸。

IMG_0594.PNGIMG_0595.PNG
オフィス系のファイルもサクサク動くの図。編集は出来ない。ちなみにoffice2007系のファイルでも問題なく開けました。写真には無いんだけど、Excelのタブ切り替えがかなり使いやすい♪

 IMG_0592.PNGIMG_0596.PNG
写真もかなりサクサク表示される。ちなみにアプリ上からメールでそのファイルへの共有リンクをお知らせすることも可能。出先で急に資料を送る必要が出たときなんかに使える・・・と思うんだけど、データを社外のストレージにおける企業ってそうそうないんだよね(^^;


2.SugarSync
DropBoxがiPhoneアプリを提供する以前からiPhoneアプリを用意していたり、設定用クライアント画面を用意していたり、マシン上どれでも好きなフォルダを共有化できたり、何かと先進的なサービス。iPhoneアプリの画面は格好いいんだけど、動きは全体的にモッサリ。DropBoxより全体的に安めな値段設定ですな。クライアントから動画はアップできない点もちょっとDropboxの後塵を拝している感じ。ちなみに、AndroidやWindowsMobileのクライアントもあり。
容量/コスト:2GB   無料(努力次第で5GBまで増える)
        30GB   $49.99/年  $4.99/月
        60GB   $99.99/年  $9.99/月
        100GB  $149.99/年 $14.99/月
        250GB  $249.99/年 $24.99/月
メリット:多地点間フォルダ自動同期、写真をiPhoneからアップロード
     マシン上どれでも好きなフォルダを自動同期対象にしてくれる。
デメリット:それなりのコストが掛かる。iPhoneからファイル操作が殆どできない。
        アプリがもっさり。動画はアップロード出来ない。
閲覧可能:画像(JPGなど 詳細不明)
(iPhone) 音楽(MP3など 詳細不明
       動画(MOV
など 詳細不明
       文書(DOC/XLS/PPT
など 詳細不明
       テキスト(PDF/TXT
など 詳細不明
        ※詳しいことわかんないので実績ベースで書いてます

○PC上での動作
FireShot capture #047 - 'SugarSync - Home' - beck1240_sugarsync_com_home.pngsugarsyncapl.jpg
Web画面も専用クライアントもなかなかすっきりしてわかりやすい。DropBoxより細かく色々設定できる分だけややこしいのだけど、例えば既にある特定のフォルダを自動バックアップしたい!って場合にはかなり便利。

○iPhone上での動作

 IMG_0608.PNG IMG_0609.PNG
画面はこっちの方が格好いいんだけど、基本ストリーミングらしく動作はモッサリ。
その他できることはだいたいDropBoxと同じなので割愛w


■複合サービス系

3.MobileMe
Apple純正のサービス。オンラインストレージだけじゃなくて、カレンダー、連絡先、Mobile Meアカウントのメールをプッシュで配信してくれたり、iPhoneに遠隔ロックを掛けたり現在地を探したりすることができる複合型付加価値サービス。メールボックス、写真や動画の共有スペース、WebDavスペース(iDisk)で20GBをシェアする。オンラインストレージ専用サービスと違って、多地点間のフォルダ自動同期的なことはできない。ネット上にひとつ共有ディスクがあると思って貰えれば。ファイルのアップロードは基本Webブラウザから手動で行う。。

容量/コスト:20GB   ¥9,800/年
メリット:写真と動画をiPhoneから直接公開
     iPhoneアプリがサクサク&オフラインで使える(200MBまでキャッシュ)
デメリット:それなりのコストが掛かる。iPhoneからファイル操作が殆どできない。
閲覧可能:画像(JPG/TIFF/GIF など)
(iPhone) 音楽(AAC、MP3、Audible (2、3、4)、Apple Lossless、AIFF、WAV
       動画(MOV/MP4/M4V など)
       文書(DOC/XLS/PPT など)
       テキスト(PDF/TXT/RTF/HTML など)
mobileme.jpg

写真がないのは、beckがフリートライアルを通してMobileMeは不要と判断し、継続を行わなかったため。カレンダー、連絡先、メールのプッシュ配信はGoogleSyncが無料で提供してくれているし、ストレージサービスそのものは他の専用サービスを使う方が利便性が高く、且つ同じ金額で倍近い容量を手に入れられるので。

その他の遠隔ロックや現在地確認なんかのサービスを利用したいとか、Googleの無料サービスに今一信頼がおけないとか、手軽に写真や動画の共有サイトを作りたいといった人にとってはナカナカ良いオールインワンパッケージではあるとおもうのだけど、自分の用途には合わなかったと言うことで。



■NAS

4.LinkStation
別にLinkStationにこだわる訳ではないのだけど、NAS製品のなかでは最もポピュラーであり、比較的上級者でなくても設定可能な製品という意味でオススメ。下は1万円台〜10万円まで機能も容量も多種多様。RAID1,5あたりを組める製品を買えば、万が一の障害の時も安心。PCだけでなく、HDDレコーダ、ゲーム機、コンポ、テレビなどと接続する方法も色々あるので、家庭内NW上のホームサーバとして上手く導入したいところ。

コスト:1万円台〜10万円のイニシャルコスト(但し電気代は必要)
容量:500GB〜数TBまで
その他:一部家電とはDLNA連携できる機種もあり
メリット:コストあたりの容量が圧倒的。家庭内でのファイル共有にも使える。
デメリット:iPhoneからの利用はストリーミング試聴のみ。多地点間自動ファイル同期などの機能はなし。
      扱えるファイルタイプが少ない。
閲覧可能:映像(mp4、m4v、mov、qf)
       画像(jpeg、tiff、gif、png)
       音楽(mp3、m4a、wav、aiff)




■+α(Flicr、Picasa、evernote等を使うなど)

まぁ、これも別段難しい話ではなく、専用クライアントをiPhoneに提供している各種サービス側のストレージにファイルを置いて、iPhoneローカルにはファイルを置かないようにしましょうという発想だ。比較的iPhoneの容量を圧迫しがちな画像、動画というのはflicrにどんどんあげて、普段はアプリから閲覧する。iPhoneローカルはお気に入りの写真だけ残しておくなどの使い方だ。


■用途別にサービスを組み合わせる

有料アカウントを作る場合、DropBoxとSugarSyncの両方を登録すると言うことはあまりないと思うが、DropBoxとリンクステーションを併用するパターンは大いにあり得るだろう。例えば、今beckが考えている使い分けは以下の通り。

iPhoneローカル  :音楽と写真をある程度選別して。その他アプリ及びその生成データ用
DropBox     :友人と進めているプロジェクトの共有ドキュメント類(更新のある資料)
Evernote     :メモ、参考資料(更新のない資料)
リンクステーション:全ての動画、画像、音楽を集約


ただ、飛行機に乗っているときに映画を観たいとか、電車の中で資料を確認したいといった場合、ストリーミング系のオンラインストレージは使えなかったりするので、その辺はケースバイケースで柔軟に対応するしかない。


■参考サイト
Lifehacking.jp:[iPhone 情報整理術] iPhone の容量を 100GB 超に拡張する
posted by beck at 03:21 | ☁ | Comments | TrackBack(1) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする