【ご注意ください!】
Hacks for Creative Life!は引っ越しました。本サイトの更新は今後行われません。
今後はこちらのサイト(http://hacks.beck1240.com/)にて更新を継続いたします。

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また、Blogを書く場所を引っ越しはいたしましたが、今後とも更新は継続して行って参りますので、
これまでと変わらぬご愛顧の程よろしくお願いいたします。

201005020033.jpg
Hacks for Creative Life!管理人Beck

2009年11月28日

2010年の手帳/メモ/ノート(4)- Re-Collection PocketとEvernoteでメモ・ノートのエコシステムを作るのだ

DSCF6368.JPG @rashita2さんが1週間という驚異的なスピードでEvernote企画を書き上げたのを横目に、遅々として進まぬこの「2010年の手帳/メモ/ノート」企画。忙しいのをいいわけにしちゃいかんぜお!!ってことで、一念発起頑張ります。第2回はスケジュール第3回はタスク管理とお送りしたわけですが、第4回はメモ/ノートの仕組み作りを題材に。題して

情報は一冊のEvernoteにまとめなさい


・・・・・・ごめんなさい。
(絵の構図はさんてんり〜ださんのぱくり!?w)

2010年の手帳/メモ/ノートの記事
   1. iPhone+ほぼ日カズン+re-Collectionの使い分け方と概論
   2. ほぼ日カズンでフランクリンプランナー的スケジュール管理(+iPhoneとも連携)
   3. ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う
   4. Re-Collection PocketとEvernoteでメモ・ノートのエコシステムを作るのだ←イマココ
   5. 運用方法の整理と全体のまとめ


■情報収集/集積/活用
本来、Evernoteやメモ、ノートの話を書くときにはメモ術/ノート術という個々の方法論よりも、一つの情報収集/管理/活用の体系だったシステムについて論じたいと常々考えていた。というのも、EvernoteやiPhoneの登場によって、容量(ノート一冊の容量、本棚の容量)場所(外や家、オフィス)、手段(文字、写真、音声)、果てはデジタル/アナログの制約は取り払われ、例えばWebのクリップや1日分のFriendFeedのTLと、新聞の切り抜きや手書きのメモなんかをいっしょくたに、無尽蔵に、しかもストレス無く管理できる様になったからだ。大言壮語な表現であることを恐れずに言うならば

今は将に個人の情報処理が革命的な進化を遂げている瞬間なのだ

・・・と、ここまで書いてなんなのだけど、そう言った壮大なテーマについて書いていては、このシリーズはいつまで経っても終わらないし、「ほぼ日カズン+iPhone+Recollection」の活用方法という本企画の内容からも大きくはみ出してしまう。情報収集/管理/活用についてはまた後日別シリーズとして書くとして、ここではほぼ日カズン+iPhone+Recollectionを使って

いつ、どこで何を使うのか?
それぞれには何を書くのか?
それをどう連携させるのか?


といった点にフォーカスして話を進めたい。
(これだけでも相当長くなりそう)


■ツールの使い分けと連携

IMG_0783.PNG
Evernote(iPhone)
・例えば以下のシチュエーションでメモを取る場合にiPhone上でEvernoteを使用
 →電車の中などで片手しか使えない場合
 →移動中や作業中ボイスメモでさっとメモを取りたい場合
 →写真でメモった方が明らかに速い場合
・1度メモを取ったら後はPCで編集をする
・移動時などにメモや資料の閲覧を行う場合にiPhone上でEvernoteを使用

screen.jpg
Evernote(PC)
・基本的にノートをとる場合はPC上でEvernoteを使用
・アイデアや思考の最終的なまとめはPCのEvernote上で行う
・メモ/ノート/参考資料の最終集積地
・Re-Collectionに取ったメモのインデックスを作成する

IMG_0782.JPG
Re-Collection Pocket
・アイデア発想時のキャプチャ、アイデア出し(ブレスト)、アイデアの錬成等を行う
・その時々感じたことを記録(ユビキタスキャプチャ)
・思考の補助(頭を整理する)
・その他メモ全般、ちょっとしたノート用途
・カズンが使えない場合のメモなどにも使用
・カズンのページが足りなくなりそうな場合など拡張領域として使用
・re-Collectionには通し番号を振っておく

DSCF6293.JPG
ほぼ日カズン
・タスク遂行時のメモ、思考、気づきなどを記録
・その日の出来事、ほぼ日的楽しげな何か
・日記/反省、アイデアマラソン、記録(お金、食事、体重)
・Re-Collectionの日別インデックスを作成(通し番号+見出し)
・Re-Collectionのメモで後で見返す可能性があるモノを転記

連携
・基本的にEvernoteに活用される可能性のある情報が全て集まるようにする
・Re−Collectionに何を書いたかはほぼ日とEvernote上にインデックス化
・Re-CollectionとEvernoteはアイデアのキャプチャからまとめまでの行程で綿密に使い分ける
 (Re-Collectionのアイデアメモの内、これは!というモノはEvernoteに転記する)
・ほぼ日は日々の記録と振り返り用であるため、ここのデータはEvernoteに同期しない
 (ほぼ日はRe-Collectionと緩やかに連携する)

スライド2.JPG


■具体的な使用例

タスク遂行/日々の記録(ほぼ日カズン)

下記は再掲だが、基本的にはほぼ日カズンはRe-Collectionと一部同期はするものの、
タスクの円滑な遂行と、その日にあったことを記録し振り返るためのツールとして使用する為
特にEvernoteなどとの連携を意識せずに一冊で完結した使い方が出来る。
IMG_0713.JPG

また、何だかぱっと見あまり意味がなさそうなRe-Collectionのメモの索引をほぼ日カズンに
書いておくことについては、ほぼ日カズンを見返す際に同時にRe-Collectionの見返しもできるという
所に大きな意味が生まれてくると考えている。これは次回の記事で書くことだが、ほぼ日カズンを用いて
「振り返り」を行う仕組みを構築する中で、この索引の効果が現れることになるのだ。

Re-Collection Pocketのメモ管理/同期
アイデアメモやそのアイデアを広げたりユビキタスキャプチャ、ちょっとしたメモ、考え事の落書きは
全てre-Collectionに書き込む。re-Collectionに番号を振り、それごとにいつ何を書いたかについて
Evernote上にインデックスを作成する。後でまとめたり、参考資料として見返す必要があるものは
転記、もしくはJotnotなどでスキャンする。

IMG_0784.JPG

このルールに則って書いた例がこんな感じ。

IMG_0781.JPG

インデックスを作成するときは「情報は一冊のノートにまとめなさい」を参考に下記のフォーマットで記載。
Re-Collection No.1
20091126001 メモ帳のテンプレート blog,hack
20091126002 メモの取り方について考える blog,hack
20091126003 Blog「2010年の手帳/メモ/ノートについて」下書き blog

ほぼ日カズンに見出しを書く際は、デイリーページに日付を入れる意味がないので、
見出しとどのRe-Collectionに書いてあるかだけを記載する例としてはこんな感じ。
メモ帳のテンプレート-リコレ1
IMG_0778.PNGIMG_0779.PNG

最近Jotnotがパワーアップして、複数ページをスキャンしてEvernoteに送れるようになった。
1つのネタについて複数ページのメモがある場合でも、Jotnotでまとめてスキャン&送信できるので、
かなり便利。


Re-CollectionとEvernoteの連携
Re-CollectionとEvernoteの連携に関しては、これまでも書いてきたとおり、基本はインデックスの
作成と、まとめたいメモがある場合はEvernote上にまとめノートを作成する。まとめノートを作成する
までの連携の図は下記の通り。

スライド1.JPG
これはRe-CollectionとEvernoteの連携に限った話ではないが、メモは1度見返し、まとめを
作成しないまでも残すモノは索引を作ったり、ノート分けやタグ付けをして、検索性を高めておいた
方がよい。最も重要なのはそのメモが活用されることなのだ。

一見面倒くさそうに見えるが、このまとめやノート分け/タグ付けの整理を行う事によって、

1.情報を見つけ出すまでのコストが削減
2.見つけ出した後の情報の加工のコストが削減


されることになる。極端な言い方をしてしまえば、活用されないメモ(情報)はないに等しく、
メモをした労力分だけムダだということになってしまうのである。


■最後に

冒頭にも書いたが、本来であれば、Evernoteやメモ、ノートの話を書くときには情報収集/管理/活用の体系だったシステムについて書きたいと考えていた。今回のネタである「手帳/メモ/ノート」の枠には収まらない大きな話だし、何よりもその体系だったシステムの青写真を僕自身まだ漠然としか描けていないのである。今後の大きなテーマとして取り組んでいきたい。

今回はほぼ日カズン+iPhone+Recollectionをどの様に使い分け、運用していくかについて書かせて頂いた。勿論これが完成型で、最高の情報処理フォーメーションだとは思っておらず、今後も試行錯誤は続け、その中で別のツールや方法論を採ることも大いにあり得るだろう。この記事を読まれた皆様方も、是非とも自分が使いやすいツール、自分がやりやすい方法論とどんどん組み合わせて貰えればと思う。


最後にひとつ・・・。個人的な見解としては、Evernoteはただのメモアプリではなく、
色々な端末上で動作し、かなり自由度の高いタグ付けができ、どんなファイルでも
添付でき、色々なWebサービスと連携可能な未知の可能性を秘めた情報処理
フレームワークなのだと認識している。(ここに日本語OCRが入ったら完璧)

コンピュータの進歩は人類社会をより正確に、より便利に、よりスマートに発展させ
インターネットの進歩は情報の在り方、速度、価値を一変させた

そして今、モバイルとクラウドの発展によって生み出されたEvernoteエコシステムは
一人一人の情報処理(収集/管理/活用)の在り方に革命を起こそうとしている。


・・・なんてことをまじめに考えながら、一人ワクワクしている僕はきっと変な
やつなんだろうなぁ(^^;
posted by beck at 02:48 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | 手帳/メモ/ノート術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

最近挑戦中のWEBサービス(GoogleWave、FaceBook、Instapaper、Twitter、Friendfeed)

最近Blogをあまり書けておらず、自分でも不甲斐ないところ。
現在チャレンジしているサービス活用の構想をさらっとご紹介。

・GoogleWaveでのコラボレーション
・FaceBookを取りあえず使ってみる
・Instapaper→まるごとRSS→FeedMyInbox
・Twitterのリスト機能とハッシュタグ
・FriendFeedのグループ機能


■GoogleWave
FireShot capture #060 - '北真也 - Google Wave' - wave_google_com_wave_#restored_wave_googlewave_com!w%252BNxsR7NY8D.png

@kazumotoさんの紹介ではじめたGoogleWave。
今のところ知り合いが@kazumotoさんしかいないので・・
Wave友達になってくださる方がいらっしゃればbeck1240@gmail.comを追加願います(^^;
(メールアドレスが間違ってました --; 19日追記)

イメージ的には再利用、再編集を前提としたチャット(掲示板?)
Twitterがフロー情報を多人数に発信するためのサービスだとすると
Waveはストック情報を少人数で蓄積するためのサービスといったところ。

自分がやってるWebサービス製作なんかでの活用や、
最近親しくさせて頂いている(?)Blogger諸兄とのコラボレーションに用いたい。

活用方法
・共同執筆(対談形式、セクション毎に章分けなど)
・アイデア会議(ブレストやアイデア貯蔵)



■FaceBook

FireShot capture #061 - 'Facebook I 北真也' - ja-jp_facebook_com_beck1240.png

とりあえず、Hacks for Creative Life!の中の人beckとしての
コミュニケーションツールとしてFacebookが使えないかと思案中。
(mixiは友人関係とのコミュニケーションツール)

今は顔出し実名をお試し中。
FaceBookをやっている人は是非友達に加えてやって下さい!

活用方法
・Hacks for Creative Life!の中の人beckとしてのコミュニケーションツール!



■Instapaper→まるごとRSS→FeedMyInbox

TwitBird ProInstapaperRead It Laterとの連携を始めたことから、両サービスに挑戦中。
スターを付けた記事をEvernoteに放り込みたいという野望の元、GoogleReaderとの連携が
素敵なRead It LaterではなくInstapaperを採用することに。

IMG_0762.PNGIMG_0763.PNG
iPhoneで見た「TwitBird Pro」と「Instapaper」

FireShot capture #062 - 'Instapaper' - www_instapaper_com_u.png
InstapaperはPCからも閲覧可能。

FireShot capture #063 - 'RSSフィードを全文配信で読むなら まるごとRSS' - mrss_dokoda_jp.pngFireShot capture #064 - 'Feed My Inbox ~ RSS to Email ~ Feed to Email' - www_feedmyinbox_com_feeds_success.png
Instapaperでスターを付けた記事のRSSを取得し、まるごとRSSに食わせ、更に
そいつを
FeedMyInboxに食わせて最終的にはEvernote

GoogleReaderInstapaperで読んだ記事の内、後で参考資料として参照したいものは
スターを付けてやるだけで自動的にEvernoteに飛んでいく
感じの運用で行ってみようかと。
詳しくはその内記事にします。

活用方法
・Instapaperでスターを付けた記事をEvernoteへ!


Twitterのリスト機能とハッシュタグ

FireShot capture #066 - 'Twitter _ @beck1240_Hobonichi-Users' - twitter_com_beck1240_hobonichi-users.pngTwitterリスト機能ハッシュタグを活用できないか検討中。
まずはほぼ日ユーザ同士のコミュニケーション&情報収集を目的として

ほぼ日ユーザリスト
カズン同好会リスト

を作ってみました。ほぼ日ユーザの方でTwitterをやっている方は、是非とも
お声かけ下さい。その他、ほぼ日ネタを呟くときには下記ハッシュタグを使用中。

ほぼ日ネタ #hobonichi
カズンネタ #cousinlover


beckのアカウントはこちら





FriendFeedのグループ機能


FireShot capture #065 - 'ほぼ日CLUB - FriendFeed' - friendfeed_com_hobonichi.pngFriendFeedのインターフェースはTwitterと比べてもかなりリッチ!
グループ機能は特定の話題のTLを複数人で作ることができるので、
Twitterのグループ機能よりも情報が分散しない。つぶやきにコメント
も付けられるので、議論が一目に見えるところも良し。

FriendFeedのほぼ日グループ


個人的にはTwitterよりもFriendFeedの方が好きなんだけど、
今一盛り上がらないんだよなぁ・・・

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posted by beck at 20:46 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月13日

2010年の手帳/メモ/ノート(3)- ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う(7habits+GTD)

シリーズ『2010年の手帳/メモ/ノート』前回はほぼ日カズンをフランクリン・プランナー的に使用してスケジュール管理を行う方法についてお伝えした。第3回はほぼ日カズン+iPhoneでタスク管理を行う方法についてまとめてみたいと思う。(えらく間が空いてしまったのは純粋に忙しかったからってことで・・・^^;)

2010年の手帳/メモ/ノートの記事
   1. iPhone+ほぼ日カズン+re-Collectionの使い分け方と概論
   2. ほぼ日カズンでフランクリンプランナー的スケジュール管理(+iPhoneとも連携)
  3. ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う (7habits+GTD) ←これ
   4. Re-Collection PocketとEvernoteでメモ・ノートのエコシステムを作るのだ
  
5. 運用方法の整理と全体のまとめ


■タスク管理の悩みは尽きない

タスク管理の手法についてはこれまでも散々悩んできた。7つの習慣とGTDの双方をうまく取り込もうともがきながら、”これ”という打開策を見いだせずにいる。未だ答えは漠としているが、"いつ、どこで、何を使って、何をすべきか"という運用フローをとりあえずきめてしまって、実践と修正を繰り返すなかで完成させていきたいと考え、ここにその”試策1号”を記させて頂く。

ちなみに、7つの習慣とGTDの融合というテーマに関しては、Lifehacking.jpの下記記事が詳しい。

GTD + 7Habits (1) リアルタイム + 価値観の仕事術
GTD + 7Habits (2) コンテキストと役割
成功は GTD と7つの習慣の出会うところにある?


■全体像

ミッション/価値観/目標+α : フランクリン・プランナー
Master Todo : Pocket Informant+Toodledo
WeeklyTodo : ほぼ日カズンWeeklyページ
DailyTodo : ほぼ日カズンDailyページ

カズンを中心とした情報整理術.jpg

ミッション/価値観/目標+α
フランクリン・プランナーのミッション/価値観/目標リフィルを都度見返し、書き直す
・その他、5カ年計画シート、その年の目標、自分のやる気が出る資料なんかも挟んでおく
(これらを読まれると恥ずかしくて爆発する、きっと)

IMG_0710.JPG 

MasterTodo(オープンタスクの管理)
[道具]Pocket Informant + Toodledoを使ってGTD的に運用
[目的]頭の中にあるやるべきことが全て書き出された状態のタスクリストにいつでも、どこからでも
   アクセス可能とすることで、自分の脳よりも信頼できる外部脳を作り上げることを目的とする。
[概要]
 ・週次レビュー時にタスクの洗い出しをPCからToodledoを使って行う
 ・逐次やるべき事が判明した時点で、iPhone(Pocket Informant )から入力する
 ・ MasterTodo の段階ではタスクの粒度が違っても気にしない
 (分解可能な”XX資料を作成する”と、分解不可能な”牛乳を買う”等のタスクを共存させてOK
  但し、開始日/終了日を記載して進捗率を管理するか、1日で終わる作業単位まで分解する。)

IMG_0719.PNG  FireShot capture #059 - 'Toodledo __ Your To-Do List' - www_toodledo_com_views_index_php.png

WeeklyTodo(計画と俯瞰)
[道具]ほぼ日カズンWeeklyページをフランクリン・プランナーの考え方で運用
[目的]タスク管理を行うのではなく、その週のスケジュールとタスクを重要度に沿って計画し、
   週全体でそれらを俯瞰的に捉えて行動するための航海図を作り上げる
ことを目的とする。
[概要]
 ・週のはじめに自分の価値観、目標、役割などからやるべき事を書き出す
 ・ MasterTodo の中で重要なものと、上記で洗い出した自分にとって重要なものを
  WeeklyTodoに書き出し、可能な限りスケジュールに組み込む
 ・週の終わりに振り返りを行う(MasterTodoの週次レビューと併せて)

IMG_0714.JPG 
(写真は再掲)

DailyTodo(遂行と記録)
[道具]ほぼ日カズンDailyページ をGTD的な考え方で運用
[目的]その日行うべきタスクを具体的な作業単位に落とし込み、優先度付けとスケジューリングに
  よってタスク遂行に集中できるようにする
と共に、スケジュール/タスク/メモを連携させてタスク
  遂行中の情報や思考の整理と記録を行うことを目的とする  
[概要]
 ・朝一にWeeklyTodo と MasterTodo からその日やることを全て書き出す
 ・タスクを可能な限り小さな作業単位にブレークダウンして優先度を振る
 ・タスクを可能な限りスケジュールに組み込む
 ・タスクの遂行途中に考えた事、調べた情報、行動も併せて記録する。
 ・1日の終わりに振り返りを行う

IMG_0713.JPG
(写真は再掲)


■運用の流れ

運用の流れはこんなに綺麗に行くかどうかは別として、以下の様に週次のPDCAと日次のPDCを意識。

カズンを中心とした情報整理術 [自動保存済み].jpg

(1)週頭
 ・マスターTODOから重要なもの週次タスクを洗い出す
 ・価値観/目標から週間目標や優先事項を洗い出す
 ・1週間の予定を優先度順に埋めていく

(2)1日のはじまり
 ・週次タスクやマスターTODOからタスクを全て書きだし、書き出したタスクは作業単位に
  ばらして優先度をふり、可能な限りスケジュールに組み込む

(3)日中
 ・タスクやスケジュールを遂行する
 ・スケジュール/タスク/メモを連携させてタスク遂行中の情報や思考の整理と記録を行う

(4)1日の終わり
 ・1日の反省を行う
 ・その日行ったタスクの棚卸しを行い、終わらなかったタスクはリスケする。

(2)〜(4)は1週間繰り返す

(5)週末
 ・1週間の振り返りを行う
 ・マスターTODOの週次レビューを行う
      ↓
 ・振り返りと週次レビューの結果から改善すべきポイントを抽出する
 ・必要に応じて目標を見直す
 ・マスターTODOの洗い出しを行う

(その他)逐次
 ・突発的なスケジュール、タスクに関しては全てiPhoneからPocket Informantに入力 


■気軽に、それでいてしっかりと

ここまで読まれた方はなんだか難しそうな印象を受けるかも知れないが、もっとざっくりと
言ってしまえば意外に単純なことであることが分かる。要は・・・

・基本的にタスクは全てToodledo&Pocket Informantで管理します
・週の頭にタスク/スケジュールをカズンのWeeklyページに計画します
・日々それらをカズンのDailyページにブレークダウンして遂行していきます
・日々の振り返りと、週末に1週間分の振り返りを行い改善策を考えます

というだけなのだ。それぞれのツールやリフィルに「管理」「計画」「遂行」を割り当てた
に過ぎない。大切な事は「管理」を十分に信頼できる外部に出すことで、脳を不安と負荷
から解放し、「計画」を行う事で自分にとっての最優先事項を大切にし、「遂行」への集中と
記録が残せる環境を作り出すといった、目的を持って仕組みを構築することなのだ。

まずは気軽に取りかかって貰えれば是幸い。

■参考リンク

色々参考になるBlog記事
自分にぴったりの一冊を見つけよう!2010年の「手帳」選び(はてなブックマークニュース)
ほぼ日手帳を母艦とした日々の情報整理まとめ(Creative Life!さん)
日々のタスク/スケジュール管理(Creative Life!さん)
手帳を使い始める!てきろぐ(仮)さん
神様会議の月はまだだけど、2010年に向けて手帳について振り返るworks4Life season V

Beck使用Tools
Toodledo
Pocket Informant
ほぼ日カズン
フランクリン・プランナー
GTDまとめ(誠 Biz.ID)

7つの習慣とGTDを学びたい方にオススメ書籍
7つの習慣 成功には原則があった!


 
TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究


はじめてのGTD ストレスフリーの整理術


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posted by beck at 04:17 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | 手帳/メモ/ノート術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

書評-iPhone情報整理術─あなたを情報"強者"に変える57の活用法!



■題名にヤラレタ

ここ最近の僕の最大の関心毎と言えば

  • 情報収集
  • 情報整理
  • 情報活用

の仕組みを、如何に手帳、ノート、iPhone、Webサービスを組み合わせて作り上げるかということだった。
そんな折、ちょうどタイミング良く発売されたこの本の題名には一発でやられた。
その名も「iPhone情報整理術」。当然、発売日にGETした。

なんせ、著者がLifehacking.jpの堀さん(@mehori)さんとライフハック心理学の佐々木さん(@nokiba)なのだ。お二人のライフハックや情報収集、整理に関する洞察の深さについてはマイコミジャーナル−【連載】Google世代の整理術「デジタル情報整理ハックス」(佐々木さんの連載)やマイコミジャーナル−佐々木正悟×堀E正岳 ライフハック・トークあたりを見てもらえば一目瞭然。

ただ、如何にこのお二方が書かれている本だとしても「iPhone活用バイブル」みたいなナンパなタイトルのiPhone本なら興味を抱かなかったと思う。


■所感

細かな内容の説明はシゴタノ!-『iPhone情報整理術』ダイジェストを見てもらうとして・・・
個人的に本書を大プッシュしたい点は

iPhoneを使って情報整理する方法を説明する本ではなく、
効果的な情報整理を行うためにどうiPhoneを活用していくかが書かれている本


だというところである。もちろん、iPhoneやアプリの特徴や機能によって想起された部分もあるのだろうけど、それでもこのアプローチの仕方を採っている点が”ただのiPhone本”とは一線を画している要因なのだと思う。また、情報のタイプによって、やり方を複数個提示してくれているので、その中で自分に合うものをチョイスすることができる。

もっと言えば、iPhoneというガジェットを自分たちの生活や仕事をよりよくする為に、どう使ってやろうかということを真剣に考え、実践してきた人たちが書いた本だからこその凄みとマニアックさがあるのだと思われる。
(「ライフハック心理学-『iPhone情報整理術』-個人的な思い入れで佐々木さんが語っている、これまでのデジタルモバイルツールに対する10数年来の不満と、iPhoneによってそれらに一定の解が与えられたことに感嘆している様子からもよくわかる。デジタルモバイルツールでの情報整理を10数年間も考え続け、思考錯誤を重ねてきた人にはそうそうお目にかかれない。)

■是非ともやりたい

色々な活用方法が書かれている本ではあるけれど、その中で是非ともやっておきたいこと(もしくはやろうと思ってたけど、できていなかったこと)をいくつか書いておく。詳しい内容については本を読んで頂ければと思う。

・紙資料は積極的にScanSnapで電子データ化する
・iPhoneのカメラで各場所の整理された状態を記録しておく
・iPhoneでいつでもプレゼンできるようにしておく(但し、プライベートで)
・GTD的TODO管理をするために以下の3点に注意する
 @タスクは入った瞬間(思いついた瞬間)iPhoneのInboxに入れる
 A自分の記憶よりiPhoneを信頼する
 B常に自分の頭が空になるように繰り返しレビューする
・Evernoteで人物手帳を作る
・YouTubeをノウハウ集として活用する
・地図のブックマーク機能を使う
・ライフログ(体重、お金)はiPhoneで全て記録する



■読む人を選ぶ本

副題にもある通り、この本はiPhoneを使いこなすことで情報”強者”になることを目指している。iPhoneには色々な顔があるわけで、音楽やゲームや、エンターテイメントなどの分野においても非常に高いポテンシャルを持っているが、当然この本にはそんなことはみじんも書かれていない(笑)その潔さがまた気持ちいい。

この本はiPhone入門書的なことは書かれていないし、iPhone活用法の中でも「情報処理」の部分にしかフォーカスしていない。つまり、ある程度iPhoneの使い方を習熟していて、iPhoneを自分の情報処理術に活用したい人向けの本だということだ。もしもあなたがそういう人ならば買って損のない鉄板の一冊といえる。(このBlogを読んで下さってる方にはそういう人が多そうだけれど)


iPhoneは発売された当初、iPodに通信機能をつけただけと見られる向きもあった。「音楽プレイヤーに携帯機能つけただけでしょ?」と。しかし、実際にはその優れたプラットフォーム、AppStoreという仕組みがあり、様々なIFと斬新なUI、ネットへの常時接続という特徴を生かした優れたアプリが多くリリースされるに至り、本格的な情報処理能力を備えるガジェットへと変貌を遂げたのだ。そして、今もiPhoneは様々なアプリがリリースされ、多くの人がその活用方法をハックすることで日々進化を遂げている。

この本は、そんなiPhoneを活用して情報処理を行うための方法が書かれた数少ない良書であり、”現時点”でのiPhoneを使った情報処理術の集大成ともいえる本といって差し支えないだろう。

posted by beck at 10:00 | ☔ | Comments | TrackBack(1) | 読書/書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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