全体の構成は以下の様な感じです。
- 本質を見極める技術(前回エントリー)
- インプットの技術
- アウトプットの技術
- 生活習慣の技術
- 人脈作りの技術
- 上記5つの技術を実践するための行動
尚、前回・前々回も書いたとおり、このエントリーでは本書の内容について記述するものではなく、本書から得た”気づき”やそこから行っている”行動”について記述しています。故に、本書の内容とは全く関係のないことを書いていることが多々あります。本書の内容について知りたい場合は、他の書評サイト等をご参照下さい。
4.生活習慣の技術
生活習慣の内容は非常に興味深く、全般的にとても参考になりました。ざっとあげると
- 知的生産に対する悪習を絶つ(飲酒、喫煙、TV等)
- 隙間時間の有効活用
- 睡眠時間の確保
- 体力を付ける
- 頭と健康にいい食生活
隙間時間の使い方
勝間女史の圧倒的に凄いところは隙間時間の有効活用の仕方が半端無いことですね。基本的には至る所で本を読み、本を読めないときはオーディオブックを聞き、メモ帳やノートPCで思いついたことはすぐにメモし、とっさのメモにはボイスレコーダを使う・・・等々。
隙間時間の有効活用に関しては本書にも『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
ちなみに、私は本が大好きなので、基本的には常に鞄に本を2冊ぐらい入れて、暇があったら読んでいます。また、満員電車用にオーディオブックもiPodに入れています。難点はシャッフルすると音楽にオーディオブックが混ざること・・・プレーヤー分けようかな。
ご参考までに・・・
オーディオブック関連エントリー『耳で聞くビジネス書』
読書関連エントリー『読書管理おすすめサイト』
その他読書系『書評カテゴリ』
睡眠時間の考え方
睡眠時間は削ってでも自分の夢に向けて作業すべし!!
なんて思ってたんだけど・・・やっぱり、5時間切ると、次の日は猛烈に眠い。勝間さんは6時間寝ることをオススメしていますが、こればっかりは個人差があるのも確か。で、勝間さん曰く睡眠には
- 肉体的な疲労を取り除く
- 精神的な安息を取り戻し、ストレスを軽減する
- 昼間得た記憶を定着させる
と言った意味があるので、体が必要とする十分な睡眠時間を取るべきとのこと。
個人的に思うのは、本当に追い込まれれば、寝る時間を削ってでも作業をしないとダメになることもあるし、そういう時はむしろ安心して寝れないので自然と睡眠時間は短くなるかなと。
シゴタノの大橋さんの記事「睡眠時間を短くする14のコツ<前編>」にもあったとおり、睡眠時間が短くてもやっていくためには”動機”や”目的”というのが凄く大事という記述もありましたね。
そんなわけで、特段の理由がないなら睡眠はちゃんと取った方が良さそうです。但し、肉体的・身体的な辛さを忘れさせてくれるような”何か”があれば、睡眠時間が短くても結構やっていける・・・と。
体力に関する考え方
一番興味深かったのは『集中力を付けるためには体力をつけるべし!』ってな意味合いの記述があったこと。体力があれば持続力が出るからってのがその理由なんだけど、確かに体力がある方が身体的にも疲れにくいですし、肉体的な疲労がなければ、よっぽど精神的消耗を起こす環境にいないかぎりは体より先に頭が音を上げるということもそうそうないかなと。
個人的には、最大酸素摂取量が大きくなることも集中力に一役買っているのかなと思っています。現代人は慢性的に酸素が欠乏しているらしく、これが少なからずとも脳の働きに影響しているようです。無意識のうちの呼吸が浅くなってしまったり、そもそもが運動不足で酸素を取り込む力が衰えてしまっているのではないかなと思っています。
前に『効率的な運動に関する考察』でも書きましたが、見た目にも、体力的にも、睡眠の効率的にも日々運動を心がけ、体力を増進することはとても良いことであると思います。更に言えば、それによって集中力という、知的労働作業にはとても重要な力を付けることができるのであれば、これはやらないわけにはいかないですね。
5.人脈作りの技術
これはいわゆる「Giveの5乗」という考え方が大事そうです。世の中なんでもGive&Takeといいますが・・・相手からの見返りを求めるのではなく、まずはひたすらGIVEすることに徹しようというものです。
人脈を広げるためにパーティーやセミナーに行くという、ガネーシャ的に言えば「応募する」こと自体はとてもいいことだと思いますし、その行動力たるや素晴らしいと思います。ただ、応募したとして、自分から何も与えることができない場合、そこに人脈が生まれることはありません。お友達になれればラッキーぐらいでしょうか。
大事な事は・・・Give&Give&Give&Give&Giveなわけですが、それだけのGIVEを人に与えるなんて、並大抵のことじゃないですよね。でも、逆に言えば、それだけ人にGiveできる何かをもって、それを出し惜しみすることなく与え続けることができる人になることが、最強の人脈術だということです。勝間さんの言葉を借りれば
「自分自身」の魅力を増すことが、究極的な人脈技術ということですね。頑張ろう、俺・・・。
6.5つの技術を実践するための行動
ま、基本的には5つの技術に関するまとめなのですが・・・
自分的に行動に落とし込めているのが
BLOGにアウトプットを書き出す
運動を習慣づける
の2つだと思っています。フレームワーク力が弱いなぁとおもっているところなので、この2つをある程度習慣づけられた後、類書を読んだりして補強したいですね。