ひとことでいえばフランクリン・プランナーの活用ガイド的な位置づけの本。内容としてはTQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究や7つの習慣をわかりやすくポイントだけまとめたという感じ。この2冊の本は思想や考え方、しいては行動を変えることを目的としているのだけど、本書はフランクリン・プランナーを使ってそれらを実践する為の方法論にフォーカスされている。
個人的には以下の点で本書は優れていると思っている。
- リフィルへの記入例が豊富
- 価値観を見つけるために段階的な演習有り
- タスク管理やスケジュール管理の方法が学べる
そんなわけで、僕のように「本も読んだし、研修も受けたけど、今一使い方わかんねーよ」ってなかんじで、フランクリン・プランナーをもてあましていた人にはもってこいな本だと思う。特に、TQや7つの習慣、フランクリン・プランナーの演習フォームにもない、この本オリジナルな演習が結構良い感じ。価値観を洗い出し、そこから目標に落とし込みましょうって、TQや7つの習慣でさらっと書かれてるんだけど、今まで平々凡々な人生を生きてきた僕には難しい要求だったのだ。
で、この本を読んでいて思ったのは、やっぱりフランクリン・プランナーには目標達成のための年表が欲しいなと。元々、この本の中にも「SMARTな目標設定をしましょう」ってあるんだけど、それは目標に日付をいれましょうって発想。年表はそれを時系列に並べ直す(計画に落とす)もので、例えば1年の間に達成したい目標と、それをどういう風に達成するかを年表上に配置していく。参考までにSMARTの意味は以下の通り。
- Specific ― テーマは具体的か?
- Measurable ― 定量的に測定できるか?
- Achievable ― 達成可能なものか?
- Result-based ― 「成果」に基づいているか?
- Time-oriented ― タイム・フレームは意識されているか?
前も書いたけど、「5カ年計画」と「今年の目標リスト(&年表)」は現在作成中なので、完成次第ここに晒します。後は、目標設定/ブレイクダウンのためのフォームも作るかな。
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