僕の考えが甘くて、僕の詰めが甘くて、僕の対応が遅かった。
手に余ることだったのに、エスカレーションが遅れてしまった。
課題にはあがっていて、進捗の中で時折メッセージを発したが、
そのメッセージは伝わっていなかった。結果、本当にピンチに
なってからやっと、周りはその事に気がついた。
伝わらないメッセージは、発していないのと同義。
また、僕自身も自分の考え、やり方が正しいと思い、間違った
方向に進んでしまったこともまぎれもない事実だ。
僕はその分野が得意だと思っていたし、周りもそう思っていた。
技術や知識の面ではそうかもしれないが、判断や仕事の進め方
に於いては、僕は全く足りていなかった。
僕の失敗であることは紛れもないが、これは一種チームとして
構造的に問題があったとも言える。言い逃れや責任放棄をする
わけではないし、このことを声高に叫ぶつもりもない。
この先、自分がチームとして仕事を進めるときに、個人プレーに
頼ることなく、自分の技量を過信することなく、他人任せにならない
ように心がけることを肝に銘じたい。
今回の失敗は、明らかに自分が未熟だったから起こったことだし、
自分が委任されていた分野で失敗したことによる信頼の失墜も
また事実である。同時に、自信も喪失しかけていたし、未だに失敗
を悔やむ気持ちが心のどこかにある。
今はただ反省すべき所は反省し、問題に対処し、最速で最善の
対策を講じることこそ最優先だというのに、やっぱりどこかで後ろ
を振り返ってしまっている自分がいる。自分に責任があることは
分かっているのに、どこかで他人のせいにしたい自分もいる。
失った信頼は取り返すしかないし、足りない部分があることは嘆く
よりも努力をして埋めるしかない。自分が変わり、努力し、前に
進むことしか解決の道はない。諦めず、逃げず、耐えて忍んで、
迷いを捨てて、自分ができるBESTを尽くす。
迷いや、甘えを捨てて、強い気持ちを持ちたい。
後ろ向きな考えを断ち切って、今できる最善を尽くしたい。