ネットワークビジネス的な香りがプンプンしたので、あまりお近づきになるつもりは
ないのだけど、そこで色々言われたことがあり、自分の中で何度も反芻して考えていた。
- まずはスモールビジネスからはじめてみろ
- 事業とは理想ではなく泥臭いモノ
- 成功したければ成功した人から学べ、自分で考えるな
- ビジネスモデルで左右される事業はするな
- 実務系は他人に任せて自分はビジョンや方向性を示せ
- 自分のやりたい仕事ではなく、儲かる仕事をやれ
- 今やろうとしていることをとにかくやってみろ
- 最終的には商品やサービスでなく、人
確かに自ら事業を興した人なので、いい話が沢山聞けたと思う。
ただ、やっぱり言われることには共感できる部分と、自分の考えと
あわないなーという部分がいくつかあった。
例えば、自分としては「知らない事による失敗を防ぎたい」と思い、
経営や会計の勉強なんかもしているのだけど、ムダと斬り捨てられてしまった。
それも一理あるのかも知れないけど、ちょっと切ない・・・
まぁ、トップマネジメントが無知な会社は不幸だと思うし、経営者のタイプと
いうのも色々あると思うから、経営者は絶対こう!みたいな考え方は少し自分には
受けいれられないなと思った。ぼかぁヘンリー・ミンツバーグ支持派なので。
後、一応僕にはこうしたいというビジョンがあって、こういう仕事がしたいという
希望もあって、その手段として起業が一番良いと考え、色々準備をしている。
今でも自分の仕事にはそこそこやり甲斐も感じているわけで、どうせ起業する
なら、自分が全身全霊をかけて臨める仕事をしたいと思っている。
なので、自分のやりたいことではなく、確実に商売になるビジネスをしろと言うのは、
やっぱりなんだか違うと思う。勿論、事業性の乏しいことで食っていこうというのでない。
自分の得意領域を活かしたり、興味を持って没頭できることで事業を興したいのだ。
さあ、才能(じぶん)に目覚めようで書いていたことなのだが、
・傑出した存在になるには強みを最大限活かせ
・技術と知識を使って天性の才能に磨きをかけると、強みになる
僕にとって、ビルゲイツとスティーブジョブスは最も尊敬する存在であり、
シリコンバレーは憧れの地であり、ナナロク世代は見本とすべき先輩である。
僕には残念ながら絵を描いたり、音楽を創ったりという才能はないのだけれど、
サービスを考え、形にする能力なら微才ではあるが持ち合わせている。
その才能を使って、クリエイティブな才能を持つ人達と一緒に仕事がしたい。
もっと言えば、クリエイターや彼らの作る作品の在り方や捉えられ方を
変えてしまうような仕組みを作りたい。標語は”クリエイティブを加速する”だ。
何でも良いから起業したいとか、儲けたい、金持ちになりたい、成功したい・・・
そういう目的で起業したいかと言われると、やっぱり違う気がする。
(そういう目的を否定するわけではないし、そりゃ僕だって金持ちになりたい。)
まぁ、何よりも(ネットワークビジネスに引き込むためだと思うけど)僕らが今
まさにやっている活動を否定されたこと自体がイラっとした。
仕事は楽しいかね?に登場する僕の大好きな言葉がある。
試してみることに失敗はない
世の中に確実な方法はないにせよ、ある程度確度の高いやり方はあると思う。
だからといって、みんながみんなそれをやる必要はないと思うし、それは一つの
方法であって、唯一の正解として押しつけて良いモノではない。
自分のやりたいこと、目標に期限を設けているか?
泥臭く努力できているか?
考えるだけでなく、きちんと行動に落とし込めているか?
などなど、何だかハッとさせられることもいっぱいあったし、話ができたこと自体は
とても収穫があった。共感できない部分が自分の未熟さなのか、勧誘チックな
ところにひっかかったのかは分からないけど・・・それも自分の考えを深める
良いきっかけになったので良かったかなと。。
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