ガガガSPは友人のJackに教えて貰ったジャパニーズパンクバンド。曲調はあまりバリエーション豊かじゃないけど、コザック前田の書く詩は、素直を通り超して愚直なぐらいまっすぐだ。嫌なことがあって叫びたいとき、カラオケで彼らの歌を歌えばスッキリするし、自分の胸にくすぶる思いはコザック前田の歌詞によって7,8割が表現される。
何も難しい事じゃない、ただ、素直に自分の気持ちをおもっきりさけべばいい。そういうノリがすごく好印象であった。コザック前田は本当に歌が下手だけど、彼はライブで一生懸命叫んでいた。だから、観客も思わず一緒に叫んでしまう。綺麗な曲、上手な歌も良いけれど、こういう騒がしくて気持ちの良い歌も良いと思う。
嫌なことがあれば、思いっきり身体を縦に振って、暴れまくって、叫びまくればいい「ロー&ロー」なんかがお奨め。失恋すれば、「国道二号線」や「ガガガSP/線香花火」を歌えばいいし、好きな人に告白する勇気がなかなか出ない人は「告白」を歌えばいい。「卒業」と「晩秋」は有名だから、人前で歌うときにはお奨めだ。
ガガガSPの曲は、大学時代の俺にとってまさにテーマソングだったと言える。どん底からはい上がる為には、美しいメロディはなんの助けにもならなかった。嫌なこと、悲しいことは何度もあった。そのたびに、ガガガSPの曲を聞いたり叫んだりした。ケツメイシもガガガSPと並び、俺にとっては特別な意味を持つグループだが、その話はまた後日にでも・・・。
シングル/線香花火