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Hacks for Creative Life!管理人Beck

2007年02月01日

少子化を考える。

柳沢厚生労働相問題について、この記事に共感を覚えました。

http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/50846981.html

普段よく読む為替関係のblogですが、人権や男女差別という
思想的な問題とは別のところで議論されています。

元々、柳沢大臣の発言の意図は”少子化を憂う”ことだという
ところぐらいは汲めます。その表現が女性を”機械、装置”と
いうモノ扱いしたところに注目が集まっていますが、このblogの
著者である為替王さんはこのフレーズに問題を感じました。

“あとは一人頭(ひとりあたま)で頑張ってもらうしかない”

少子化の原因は女性の頑張りが足りないから?
・・・答えはNOですよね。

日本の厚生が少子化問題に取り組むのであれば、少子化の
根本原因を追究して、そこにメスを入れなければいけないのです。

その原因は若い世代の考え方が変わったという理由もあるでしょうが、
かなりの割合で”経済的理由”によるところが大きいのです。

子供一人に掛かるお金は、月に6〜8万とも、10万とも言われて
います。成人して手が掛からなくなるまでに掛かる費用は3000万
とも言われていますが、これも進路によって大きく変動します。

これだけの費用を若年夫婦が担うのはかなり酷というものです。
それでも、昔なら給料が右肩上がりに上がっていたわけですから、
”子供が大学へ行くころには自分の収入も・・・”と、考えること
だってできたわけです。

昨今、平均年収の低下が取り沙汰されています。
会社によっては(地方自治体の中にも・・・)全く昇給しないという
状況もあるようです。

今の給料で生活が手一杯で、昇給もしないのに更に子供が欲しい
と思う夫婦がどれだけいるでしょうか?子供どころか、結婚しようと
いう考えも持ちづらくなるのではないでしょうか?

以前、プレジデントに『家族が余裕を持って生活できる世帯収入』
についての記事が掲載されていました。それによると、確か夫婦
2人に子供2人のモデル家族で、年収1000万円が必要という結果
がでていました。

日本の平均年収は470万円です。夫婦共働きでやっとこさ1000万
というところでしょうか。若年夫婦になればさらに安くなります。

大卒初任給が20万円だから、月収+ボーナス4.5ヶ月を年収と
して仮定すれば330万円です。昇給が1万円/年と仮定して、
2年目が346.5万円3年目が363万円・・・。
ここから税金や国民健康保険、社会保険などが引かれるため、
手取り収入としては2割減というところでしょうか。

一人暮らしであれば、残業なしだと生活が成立するかしないか
ギリギリといったところです。結婚するにしても、夫婦共働き且つ、
どちらかがそれなりにもらっていないとつらい計算になります。


では、どうすればそういった若年夫婦が子供を作ろうという気に
なるのでしょうか?

1.子供の養育費が安くなる
2.子供がいることで税金が安くなる
3.子供ができても共働きできる環境である


と言ったところでしょうか。
1であれば、保育や教育にかかる費用の補助、2であれば扶養
控除の増額、3であれば保育機関の充実や社会制度の充実等
が考えられます。

仮の話ですが、増税をしたとして、扶養控除を増額したとします。
この場合、子供が少ない世帯は、子供の多い世帯よりも多く税負担
をする計算になります。子供の多い世帯は、子供の少ない世帯から
生活費を間接的にもらっているという形になります。これがいわゆる
”所得再分配”という政府の機能なわけです。

共働きができる環境も、以前よりは大分改善されてきましたが、
今度は保育が足りないという現実があるわけです。
(後は子育てに対する社会的バイアスってのもあり)

考え方やライフスタイルの変化もあり、一概に”経済的負担”だけが
少子化の原因ではないとは思います。しかしながら、

http://www.imi.ne.jp/blogs/research/2006/04/post_127.html

ここのデータが示すように、経済的負担は間違いなく少子化の主たる
要因であるといえます。


さて、話を柳沢大臣の発言に戻しますと・・・
大臣はただ「女性の数も減ってるんだから、一人当たりが頑張って
子供をたくさん生むしかない」という様なことを言っているのだと思い
ます。結論から申し上げますと”頭の良くない発言”であることは、
ここまで読み進めていただいたならお分かりいただけると思います。

「このままでは子供を産むことができる女性の数も減っていく一方だ。
 子供を欲しいと思っている親たちが安心して子供を作れる国にして、
 少子化を食い止めなければ。」

厚生労働省は文部科学省と並んで日本の未来を左右する機関です。
社会が変わり、子供が欲しいと思う夫婦も諦めざるをえない状況に
なっている今こそ、国が制度を変える必要があるはずです。

釈明の言葉はこれです
「私は経済のことしか考えていないので、ついそういう表現を使ってしまった」

・・・頭イタイ。

長文失礼しました。


タグ:少子化 柳沢
posted by beck at 23:23 | ☀ | Comments | TrackBack(0) | 個人的日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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