○投資マインドの基本
キャピタルゲインとインカムゲインの考え方よりも先に、
最も基本的な投資に関する考え方を述べておきたいと
思います。
投資とは・・・一言で言えば
”お金に働いてもらう”
という行為だと考えています。貯蓄はお金をただ貯める
だけなのですが、投資はそれを運用し、自分の労働時間
や労働成果と関係のないところでお金を増やす行為です。
○キャピタルゲインとは?
キャピタルゲインとは直訳すると「売買益」のことです。
例えば、A社の株を100円で買ったとして、200円に
値上がりしてから売却すれば、100円の売買益が出ます。
為替ならば、1ドル100円の時に買って120円の時に
売れば、その差額20円分が売買益になります。
例えば10万円を元手に、1万通貨単位買ったとすると
(つまり、レバレッジ10倍ですね)
1万ドル=100万円⇒1万ドル=120万円
#レバレッジは、10万円=1000ドルの1000ドルを
元手にして1万ドルを借りて運用するというイメージです。
で、売買益は差額の20万円になります。10万円元手で
売買をしているので、運用益は+200%ですね。
株式の現物投資の場合、多くの人はキャピタルゲイン
得ることを目的にしています。
理由は、日本の多くの会社の投資利回りが年率1%
程度であるからでしょう。多くの株式は1日で2,3%騰落
するため、1年後に得る1%よりも、現在得られる10%を
選択する方が賢明であるともいえるでしょう。
また、IPOという新規上場企業の株式購入を行う投資方法
があり、これは通常の株式投資とは少し違います。
手順としては、公開前に抽選で公募価格で株式を取得し、
その後公開して市場価格がまた新たに決まるというものです。
それなりに将来展望のある会社であれば、初値が公募価格
を上回り、かなりの利益を期待することができます。
(その代わり、抽選の倍率が高くなるのですが。。)
キャピタルゲインによる資産運用とは、そういう売買
ゲームの勝ち負けを通して最終的に損失を利益が上回る
状態を作り出すことであるといえます。
○インカムゲインとは?
キャピタルゲインの他に、インカムゲインを得るという
考え方があります。
インカムゲインの例として最も有名なものが、預金金利
や家賃収入などが考えられますし、株式配当やFXの
スワップ金利もインカムゲインですね。
例えば、日本国債では20年国債で年2%程度の運用利回り
があります。100万円分の国債を保有しておけば、
年間2万円、何もしなくてもチャリンチャリンと入ってくる
わけですね。
FXの場合のスワップ金利は2国間の金利差分の金利を
得るという仕組みです。例えば、現在南アフリカと日本は
8.5%の金利差があり、取引会社の取り分を引いた、
年利約8%程度の金利を日割りにした額を受け取ることが
できます。
具体例をあげれば、1万ランド=17.2万円ぐらいで、
1日あたりに37円(セントラル短資
スワップが受け取れるので年利約7.85%です。
(レバレッジ3倍で運用すれば、年利は3倍)
ここで重要になるのは、投資対象そのものの価値とは関係
なく、その行為によって得られる利益を目的としていると
いうことです。
たとえば、株であれば、自分が買った価格よりも上がったり
下がったりします。インカムゲイン重視の投資というのは、
その上がり下がりは気にせず、毎年の配当を目的とする投資
スタイルのことを指します。
○キャッシュフローについて
不動産投資も多くの場合は賃料などのインカムゲイン目的の
投資なのですが、キャッシュフローという概念を理解して
投資を行う必要があります。
例えば、3000万円銀行からお金を借りて、15年で
返すとすると、年間200万円の借金返済が必要と
なります。金利を仮に5%とすると、年間210万円の
返済です。月々に直すと175000円が返済金額となります。
この3000万円で土地を買い、コインパーキングを
はじめたとします。(土地代とパーキング用の工事代含む)
月々の収益が平均して20万円入ってくるとすると、
月々の返済金額を差し引いた儲けは25000円です。
この25000円がキャッシュフローと呼ばれるものとなります。
アパートなどの不動産運用は、この金額がもう1桁大きくなった
ものだと思っていただければと思います。
(個人の場合は3億円も銀行が貸してくれませんけどね 笑)
また、15年経てば、ローンも完済しているので、土地を売るも
よし、月々20万円のキャッシュフローを受け取り続けるもよし、です。
モデルを単純化するためにパーキングの維持費や、競合の
登場による収益悪化などについては触れていませんが。。。
不動産投資は、多くの場合融資を受けた上で、その返済を
投資対象のインカムゲインから行い、キャッシュフローを+
に転じさせるという形式をとります。
○それぞれのリスク
・キャピタルゲイン
言わずもがな、売買損が出ることが往々にしてあります。
しっかりと情報収集し、テクニカルなども勉強し、かつ分散的
に投資をすることでリスクを軽減させるなどの工夫が必要と
なります。
・インカムゲイン
銀行預金や国債は運用利回りが低いかわりに、リスクが
低い投資対象となります。但し、銀行自身の破綻や国の
財政破綻というリスクは絶対ないとは言い切れません。
外貨預金やFXのスワップ金利などは、常に為替変動という
リスクを負います。(相場が戻るまで待つのも一手)
不動産投資は他の投資と比べてキャッシュフローの安定が
難しいという点があります。また、設備維持や税金の問題も
あり、運用会社への委託費用も考慮する必要ありです。
【おまけ オススメの取引会社】
ベックは投資対象やスタイルによって取引会社を使い分けて
います。個人的にはポートフォリオは株、FX、その他ファンド
への投資に分散し、安定して運用益を稼げるような投資スタイル
を目指すべきだと考えています。
個人的に理想とする組み合わせは
国内株+中国株+米国株+FX(長期スワップ)+FX(高レバ短期)+ファンド系
だと思っています。日本の金利が上がってきて、国債や定期
預金で2%程度の金利が付くようになってくれば、そちらに
ある程度資金を振り分けてもいいと思います。
○株取引○
最強オンライン証券会社、イートレード。
日本株、米国株、中国株など全てここでそろいます。
また、FXの取引なんかもできるので超万能口座。
かざか証券は元ライブドア証券。ホリエモンはアレ
でしたが、ライブドア証券はオンライン証券会社と
してはかなり評判がよかったところです。
国内株式、投資信託、FXなどを扱っています。
ジョインベスト証券
ジョインベスト証券は野村證券系のオンライン証券会社。
取引手数料はここが一番安いはず。
ここの魅力は”野村證券主幹のIPOを多数取り扱う”
という点でしょう。これはぽっと出の中小証券会社では
真似のできないの利点だと思います。
国内株式と投資信託、FXを取り扱います。
○FX○
アトランティックトレードは個人的に最強だと思うFX会社。
取引手数料無料、スプレッド小さい、マイナー通貨取引可能、
信託保全、スワップ金利も業界最高水準。
すごいのが、高金利通貨の南アフリカランドだけでなく、
トルコリラまで取り扱い可能なところ!!(金利17.5%)
外為どっとコムは、業界bPの口座開設数を誇る老舗。
もっとも安心して取引できる会社だといえます。
情報量の豊富さは群を抜いており、それだけでも口座開設の
価値あり。(しかも入金+取引で5000円キャッシュバック)
スワップも業界最高水準、南アフリカランドも取り扱い開始、
スワップ金利をポジション解除せずに受け取れるようにも
なっちゃったと、超スワップ派向きの取引会社です。
セン短は、いわずと知れたベックのメイン口座。
もともとはスワップをポジション解除なしに受け取れる
会社がここだけだったんですね。スワップは業界最高です。
南アフリカランドも取り扱っており、スワップ派のための
取引会社といっても過言ではないでしょう。
その他、デイトレ無料なので、スワップ派+デイトレで
小銭稼ぎというスタイルをとることも可能です。
三貴商事のINV@STは、税制優遇を受けられるクリック365
の中では最大手となります。クリック365は発生した利益の
20%に一律課税であるのに対して、その他のFX取引会社は
給与所得と合算して、5%〜40%課税されます。
給与所得とFXでの利益の合算が695万円を超える人は、
クリック365で取引するほうが税金が安くなります。
(ちなみに株も同じく一律20%)
○その他ファンド○
ホテルファンドは、年率8.4%を安定してたたき出す化け物
ファンドです。まぁ、投資対象がラブホテルなんで、腰が
ひけちゃうって人も多いと思いますが・・・。
組み合わせの目的としては下記のような感じでしょうか?
・ジョインベスト(国内+IPO)
・イートレード(中国株+米国株)
・アトランティック(トルコリラスワップ+短期トレード)
・外為どっとコム(情報+スワップ)
・セントラル短資(スワップ)
・三貴商事(クリック365)
・ホテルファンド(安定8.4%は熱い)
ご参考までに。
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