●投資の定義
経済学的に、投資とは将来の生産能力を向上させる為に、現在の資本を
投入する行為を指します。(直接投資とも言う)会社に対してのみならず、
人に対しても行われることがあります。(社員を海外留学させる、など。)
対して、このblogで扱う投資は、金融投資(間接投資)のことを指します。
間接投資とは、投資対象からキャピタルゲインやインカムゲインを得ること
を目的に行う投資です。
●金融投資の種類
・国内預金−銀行や信用金庫、郵便局などに預け金利を得る貯蓄。
・外貨預金−外貨口座を開き、外貨建てで預金を行う貯蓄です。
・国内債権−国債や社債を購入し、金利や売買益を得る投資。
・外国債券−他国の国債や社債を購入する投資です。
・国内株式−株式を購入し、配当や売買益を得る投資。
・外国株式−海外の株式市場で売買されている銘柄を売買する投資。
・不動産−土地や建物を購入し、家賃収入や売買益を得る投資。
・FX−外国為替証拠金取引。為替の売買やスワップ益を得る投資。
・CX−商品先物取引。金や銀、石油などの商品で取引を行う投資。
その他、保険も金融商品にはいったりしますが、ここでは割愛。
ここに挙げたのは自分で実際に取引を行い、キャピタルゲインや
インカムゲインを得る投資となります。
●ファンド
一般に言う、投資信託などがこれにあたります。商品の種類は多岐に
わたり、このblogでも取り上げたことのある”レジャーホテルファンド”等
も存在します。
様々なファンドがあるわけですが、大きく分けて運用益を細かく分配す
る”分配型ファンド”と、運用益を再投資する”再投資型ファンド”があり
ます。
一般的に分配型ファンドよりも再投資型ファンドの方が複利運用により
最終的な運用益の額が大きくなるといわれています。
投資信託は先ほど挙げた金融商品のほぼ全てを網羅しています。
外国・国内を意識せずに大きく分けると・・・
・株式投資信託
・債権投資信託
・REIT(不動産)投資信託
・為替投資信託
以前取りあげたレジャーホテルファンドなどは不動産投資のひとつと
考えていただければいいのではないかと思います。
●投資スタイル
投資スタイルは大きく分けて、期間やリスク許容度によって分類されます。
例えば、投資期間で分類すれば
・中長期投資⇒割安株投資など、短期的に利益は上がらないだろうけど、
中長期的に見ると利益が出そうな場合に行う投資。
・中短期投資⇒トレンドを見定めて、数日〜数週間、長いときは数ヶ月の
スパンで売買を行う。現在値が割安でなくとも、しばらくは
上昇が見込めそうな場合に売買を行う場合など。
・デイトレード⇒1日のうちに売買を行い、細かく利益を確定させる取引。
1回の取引あたりの利益は薄くても、再投資による複利
を享受することも可能。
インカムゲイン目的の投資などは、基本的に中長期投資となります。
例えば、外国為替証拠金取引の場合は・・・
・スワップ派(長期のスワップ金利目的の投資)
・スウィング派(中長期のトレンドを追いかける取引)
・デイトレード派(1日の中で利益確定を行う取引)
などの投資スタイルがあります。
●目標利回りの設定
投資ではスタイルや商品を組み合わせ、ポートフォリオを組んでリスクを
分散しつつ利回りを確保することが大切になります。
リスクをどの程度許容し、投資利回りを確保するか?それが重要なのです。
例えば・・・
銀行に定期預金を預ければ、いいところで年率0.6%。
10年物の国債で年率1.6%程度。
配当狙いの株式取得(売買益を考えない)場合は年率1.2%程度。
ちなみに、DC制度を用いない厚生年金の場合、年間利回りは2.5%程度。
FXでスワップ益を受け取る場合を考えると、比較的ローリスクなレバレッジ
3倍程度で南アフリカランドを購入すれば、だいたい年率25%の投資利回り
になります。
リスク許容度にもよりますが、投資によるリターンの目標としては、年率で
・超低リスク 2.5%〜7%
・低リスク 7%〜15%
・中リスク 15%〜30%
・高リスク 50%以上
ぐらいで考えればいいのではないかと思います。
有名な投資家のウォーレン・バフェット氏もだいたい年率30%ぐらいを
コンスタントにたたき出して、世界第2位の資産家になったわけですし。
●複利で資産を利殖する
さて、長くなりましたが、最後は複利のお話です。
詳しくはまた後ほど書くとして、かのアインシュタインも、
「複利は人類最大の発明である」
との言葉を残しているほどです。複利のパワーを手っ取り早く説明
すると・・・
年率7%を10年間続けると資産は約2倍になる。
です。バブル期なんかは金利が7%以上だった時期もあるので、その時
に100万円貯金していた人は、10年後に200万円をゲットしたわけです。
(実際は税金とか取られるんだけど。。)くしくも90年代後半は超不景気
だったわけで、バブル期にコツコツ貯金をした人が報われたという・・・
まさにアリとキリギリス!!
と、少し話しがそれましたが、だいたい年率30%をコンスタントに叩き
出せば、複利のパワーで10年後には資産が13.7倍になる・・・といえば、
すごさが分ってもらえるかと思います。
今、資産がない人も、利回りを意識しながら投資をしていけば、10年後
には一財産築くことも夢ではないはずです。
投資マインド?A−『投資の種類とスタイルについて』でした!!!!
【おまけ オススメの取引会社】
ベックは投資対象やスタイルによって取引会社を使い分けて
います。個人的にはポートフォリオは株、FX、その他ファンド
への投資に分散し、安定して運用益を稼げるような投資スタイル
を目指すべきだと考えています。
個人的に理想とする組み合わせは
国内株+中国株+米国株+FX(長期スワップ)+FX(高レバ短期)+ファンド系
だと思っています。日本の金利が上がってきて、国債や定期
預金で2%程度の金利が付くようになってくれば、そちらに
ある程度資金を振り分けてもいいと思います。
○株取引○
最強オンライン証券会社、イートレード。
日本株、米国株、中国株など全てここでそろいます。
また、FXの取引なんかもできるので超万能口座。
かざか証券は元ライブドア証券。ホリエモンはアレ
でしたが、ライブドア証券はオンライン証券会社と
してはかなり評判がよかったところです。
国内株式、投資信託、FXなどを扱っています。
ジョインベスト証券
ジョインベスト証券は野村證券系のオンライン証券会社。
取引手数料はここが一番安いはず。
ここの魅力は”野村證券主幹のIPOを多数取り扱う”
という点でしょう。これはぽっと出の中小証券会社では
真似のできないの利点だと思います。
国内株式と投資信託、FXを取り扱います。
○FX○
アトランティックトレードは個人的に最強だと思うFX会社。
取引手数料無料、スプレッド小さい、マイナー通貨取引可能、
信託保全、スワップ金利も業界最高水準。
すごいのが、高金利通貨の南アフリカランドだけでなく、
トルコリラまで取り扱い可能なところ!!(金利17.5%)
外為どっとコムは、業界?bPの口座開設数を誇る老舗。
もっとも安心して取引できる会社だといえます。
情報量の豊富さは群を抜いており、それだけでも口座開設の
価値あり。(しかも入金+取引で5000円キャッシュバック)
スワップも業界最高水準、南アフリカランドも取り扱い開始、
スワップ金利をポジション解除せずに受け取れるようにも
なっちゃったと、超スワップ派向きの取引会社です。
セン短は、いわずと知れたベックのメイン口座。
もともとはスワップをポジション解除なしに受け取れる
会社がここだけだったんですね。スワップは業界最高です。
南アフリカランドも取り扱っており、スワップ派のための
取引会社といっても過言ではないでしょう。
その他、デイトレ無料なので、スワップ派+デイトレで
小銭稼ぎというスタイルをとることも可能です。
三貴商事のINV@STは、税制優遇を受けられるクリック365
の中では最大手となります。クリック365は発生した利益の
20%に一律課税であるのに対して、その他のFX取引会社は
給与所得と合算して、5%〜40%課税されます。
給与所得とFXでの利益の合算が695万円を超える人は、
クリック365で取引するほうが税金が安くなります。
(ちなみに株も同じく一律20%)
○その他ファンド○
ホテルファンドは、年率8.4%を安定してたたき出す化け物
ファンドです。まぁ、投資対象がラブホテルなんで、腰が
ひけちゃうって人も多いと思いますが・・・。
組み合わせの目的としては下記のような感じでしょうか?
・ジョインベスト(国内+IPO)
・イートレード(中国株+米国株)
・アトランティック(トルコリラスワップ+短期トレード)
・外為どっとコム(情報+スワップ)
・セントラル短資(スワップ)
・三貴商事(クリック365)
・ホテルファンド(安定8.4%は熱い)
ご参考までに。
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