コーチ失格ですの顛末記といいますか、ここ3日ぐらいblogが書けなかった理由も含めて色々綴りたいと思います。これは未来の自分への戒めにもなるかなと。
この三日間は大変でした。メールで部員達とやりとりし、色々と自分のだめ出しをしてもらったわけです。「駄目なところを直すにはまず自分の何が駄目なのかをしっかりと認識する」という自分が普段彼女らに言っていることを実践したわけです。
覚悟が足りなかったのか、自覚がなさすぎたのか、思いも掛けず次から次へと厳しいメールを貰ったわけです。身から出た錆、少々理不尽な部分は目をつぶりつつ、できるかぎり恭順の姿勢を崩さずに受け入れていきました。
自分が悪いと分かっていたとしても、そういうことを言われて落ち込むなと言うのはどだい無理な話です。水曜日に台風が来てくれたのは不幸中の幸いでした。かなりの被害をだした台風に向かってそういうことを言うのはちょっと問題かもしれませんが。
俺が落ち込んだ理由は大きく分けて2つ。1つめは、最も自分が大事にしていた「彼女ら」を知らず知らずのうちに傷つけていたこと。2つめは、常に自分が考えていた「どうすればやる気を引き出せるか?」とは完全に相反する行動を取っていたこと。
これは堪えました。久々に精神的に参ってしまいました。blogとか言ってる場合じゃなかった訳です。考えがまとまらなかったので顧問の先生にも相談しました。
昨日の夜にメールがありました。明日、ミーティングを行うから来いと言った内容でした。ミーティングで何を話し合うか等については全く知らされませんでした。
そして、今日。
話をし、話を聞き、と書いてしまえばそれまでなんですが、自分なりには一番伝えたかったことを伝えることはできたと思うし、伝わっていなくても、これから伝えていく素地を作ることができたとは思いました。
初心忘るべからずと先人が残してくれているにも関わらず、俺はすっかり忘れてしまっていました。どんなときでも気を抜いてはいけないですし、常に言動に責任を持ち、一つでも多く気を遣わなければいけなかったのです。
明日からはまた普通に練習が行われます。今回の一件で今までうやむやだったチームの方針がいくつか固まりました。これはきっとチームにとって大きなプラスになるでしょう。しかし、俺が失った信頼が取り戻されたわけではありません。まずは明日から。
ここで諦めてしまえば、本当にコーチ失格です。
彼女らが”ミーティングを設置”してくれたのは何故なのか?
それを考えれば、俺は絶対に諦めるわけにはいかないのです。
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