【ご注意ください!】
Hacks for Creative Life!は引っ越しました。本サイトの更新は今後行われません。
今後はこちらのサイト(http://hacks.beck1240.com/)にて更新を継続いたします。

お手数ですが、RSSおよびブックマークの変更をお願いいたします。

また、Blogを書く場所を引っ越しはいたしましたが、今後とも更新は継続して行って参りますので、
これまでと変わらぬご愛顧の程よろしくお願いいたします。

201005020033.jpg
Hacks for Creative Life!管理人Beck

2010年04月04日

色々なWEBサービスのアウトプットを集約するサービス5選

Web2.0というキーワードすら最早陳腐化してしまった感がある昨今、BLOGやTwitterなどの文字情報からFlickrやPicasaのような写真情報、はてブやDeliciousの様なリンク情報など様々なサービスで様々な情報をアウトプットすることが出来るようになりました。そう言った活動の状況をまとめたいと思う方も多いかと思いますので、beckがメインで利用しているアウトプット集約サービスを5つ紹介いたします。

■タイムライン集約型
リアルタイムに活動状況が流せる一方、一つのサービスにとじた更新情報を追いかけるのには少し不便です。また、タイムラインに情報を掲載するため、流せる情報量にも限界があります。メリットは何と言っても多くのユーザが利用しているTwitterと連携しやすい点ですね。

1.FriendFeed
基本はTwitterと同じマイクロブログサービスですが、様々なWebサービスの更新情報をガッとTLにまとめることができる点がとてもCoolですね。個人的にはTwitterよりFacebookより全然使いやすいし便利だと思っているのですが、日本でも世界でもそれ程流行せず・・・ついにはFacebookに買収されてしまいました。

標準で対応しているサービスも多く、且つRSSなら何でも取り込めてしまうので、フィードが吐けるサービスなら何でも集約できる点はかなりCool。ただ、はてブやGoogleReaderの共有アイテムなんかの更新情報をFriendfeedに流すと、記事タイトル+URLだけが表示されるため、まるで自分の書いた記事の様に見えてしまったりするところが難点ですね。

FireShot capture #120 - 'beck - サービス_ - FriendFeed' - friendfeed_com_beck1_services.png

表示はこんな感じでTLとして流れていきます。Twitterにも各種Webサービスの更新状況をFriendFeed経由で流すことができるので、Web上で色々とアウトプットを出している人は是非是非FriendFeedを使ってみて下さい。

BeckのFriendFeedはこちら
FireShot capture #121 - 'beck - FriendFeed' - friendfeed_com_beck1.png

後、こんな感じのプロフィールブログパーツをBlogにはっつけることが出来るのもGoodです。
FireShot capture #124 - 'FriendFeed - バッジを埋め込む' - friendfeed_com_embed_badge.png

■プロフィールサイト系
プロフィールサイト系は自分のプロフィールを紹介するページにWeb上での活動の集約情報を併せて表示するサービスです。このページを見て貰えれば自分の人となりも活動もばっちり把握出来ちゃいますってところが凄くCoolだと思います。

2.iddy
iddyはプロフィールページに各種アウトプットの更新情報をイイカンジにサマリ表示してくれる素敵なサービス。WEBサービス単位での活動状況が追いやすいのはかなりGood。惜しむらくは標準で対応しているサービスが少ないため、それ以外のサービスを表示させたい場合は「My Blog」欄にRSSで登録する形となる点、また、表示させる位置や数などのカスタマイズができれば尚良かったかも知れないですね。

Beckのiddyページはこちら
iddy.jpg

3.Googleプロフィール
Googleのプロフィールページではありますが、Google以外のWebサービスでも登録して表示することが可能です。Buzzがプロフィールに登録しているサービスの更新情報を拾ってきて、タイムライン表示してくれます。ただ、そこからTwitterに流すなどの合わせ技は(多分)できないので、そこら辺はFriendFeedに一日の長がありますね。また、更新情報はタイムラインで流れるため、Webサービス毎にアウトプットをおいかけるといった用途には不向きです。

BeckのGoogleプロフィールはこちら
FireShot capture #126 - '北真也 - Google プロフィール' - www_google_com_profiles_beck1240.png



■自己完結系
集約ページだけで全ての情報が完結するサービス。

4.Favors.me
Favors.meの集約ページは可能な限りフィードから情報を呼び出し、完全な形で表示を行います。特にこのページから各種サービスの画面に遷移するリンクが用意されているわけではないので、集約ページからのトラフィックをあまり期待できません。Webサービス毎のアウトプットをおいかけやすく、且つこのサイト上で情報収集がほぼ完結するので、ある意味最もユーザーフレンドリーなのかも知れません。

BeckのFavors.meページはこちら
favors.jpg



■名刺サイト系

5.My name is e

ちょっとアウトプット集約という用途からは外れてしまいますが、自分のプロフィールや活動の一覧を名刺の如く交換することができるサービスです。サイト上のConnectボタンを押下すれば情報を交換できるのですが、iPhoneアプリを用いて交換することもできるのはなかなかユニークですね。


FireShot capture #125 - 'Shinya Kita - Public Profile - My Name is E' - mynameise_com_beck1240.png

こんな感じのBlogパーツもあるので、BLOGに各種Webサービスへのリンクを設置したいって時にも使えますね。

mynameise.png


■参考リンク

今回は普段beckが使用しているサービスを紹介しましたが、他にも様々な集約サービスが下記のページで紹介されていますので是非ご覧下さい。(ここで紹介したFriendFeedとidyは下記記事でも紹介されています ^^;)

自分のWeb上の活動を集
約したりアピールしたり出来るWebサービス12選
かちびとnet
posted by beck at 04:24 | ☁ | Comments | TrackBack(1) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

LANDISKを購入し、FlickrをProアカに移行し、Pixelpipeを導入しました

ええ、結婚式ネタばっかりでそろそろLifehackネタが自分でも恋しくなってきた今日この頃。最近導入した製品やサービスを紹介したいと思います。

■LANDISKを購入
LANDISKはI/Oデータ製のNAS製品ですが、この度HDD2つでRAID0/1が構築可能な「HDL2-G1.0」を購入。本当はミラーリングにしてより堅牢にしたかったのですが・・・保存したいデータ量的に500GBだとちょっと少なかったため、バックアップ用の外付けHDDに定期的に爆アップを取ることに。(用途的にもリアルタイムでデータが更新される分けじゃないので日次バックアップでOK)



で、その導入の目的は以下の通り

・写真、映像、音楽、ドキュメントを全てここに集約する
・iTunesサーバ及びDLNAメディアサーバを構築してメディアを共有する
・このディスクのバックアップを取れば全てのメディアが保全される

PS3経由でDLNAメディアサーバから読み取ったデータを液晶テレビに表示したり、複数台あるPCからメディアを再生したり・・・といった使い方ができる一方、バックアップもばっちり取れちゃう感じです。将に利便性と堅牢性の両立!

■Flickrをプロアカウントに移行
Flickrをプロアカウントに移行し、今後はデジカメ写真やスキャナで取り込んだ写真は基本的に全てFlickrにアップロードする事にしました。ということで、写真は常にLANDISKとFlickrに全て揃っている状態を目指します。写真のFlickr全転送の目的は以下の通り。

・常にバックアップが確保された状態となる
・自分の日々をPhotoストリームから思い出すことができる
・適切に共有設定を設定しつつ、写真をコンテンツとして発信する
・適切なタグ/Set・Colletionを設定することで写真のストック情報として機能させる
・BLOGで使う図表も全てFlickrから貼り付ける(※)


これらのメリット、特に全ての写真データをバックアップが年間$24.95で手に入るなら全然安いかと思います。特に上記の様な使い方をする場合は転送制限がない、容量制限がないというのはもの凄く魅力的です。
ただ、あまりにも写真の数が多くなってしまうので、しっかりとSetやCollectionをわけ、タグでしっかりと属性を決めておいてやらないと後からその写真を見返すことが難しくなってしまう恐れがあります。このあたりをどう回していくか・・・については今後記事にしていきますのでお楽しみに〜♪

BeckのFlickrはこちら
http://www.flickr.com/photos/beck1240/
(コンタクト要求して貰えれば色々見れる写真が増えますよ)

■Pixelpipeを導入
PixelePipeは複数のWebサービスに同時に写真や記事などをPostできるサービスです。
素敵なのがEvernoteにも対応していると言うこと!

写真も記事もタイトル、タグなどを複数システムに同時投稿できるので、FlickrとEvernoteで同じタイトル、タグで写真を保存したり、PosterouseとEvernoteで同じタイトル、記事、タグで投稿したりもできるのです。まずは写真データを手動でアップロードするときにはFlickrとEvernoteに同じタグで同時ポストというところから初めてみたいと思いますが使い方次第ではかなり面白い事ができそうなサービスだと感じています。

FireShot capture #118 - 'Pixelpipe - Destinations' - pixelpipe_com_destinations.png
とりあえずはEvernote、Flickr、Picasa、Posterous、Twitterあたりを登録。

IMG_3003.PNGIMG_3002.PNG
アプリは地味にiPhoneからの写真アップローダやPosterouseクライアントとしてもかなり使えます。

参考リンク
Posterousへの投稿にPixelpipeが便利(ツブヤキ)


■次回予告
・・・ここまで書いて既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、上記で紹介した製品/サービスは現在進行中の企画INPUT/OUTPUT情報の整理」シリーズ「第3回 PhotoStreamとPhotoArchiveの構築」に関連しています。大切な写真データを如何に守り、フローとストックに分類して整理していき、アーカイブとして未来の自分がメタ情報をキーに写真にリーチさせるための仕組み作りについて記事にまとめたいと思います。乞うご期待!

#MacやEye-fiも早いところ導入したい・・・

それから、今後は「応用技」だけでなく、紹介したサービスの紹介や簡単な使い方なんかも記事にしていきます。(一回の記事にあんまり詰め込むよりも、別の記事にして参照して貰う方が読んで頂く皆様にとっても見やすいのかなとも思いますし。)今後はわかりやすさをもっと重視していきたいと思いますので、何かいてるのか分からない時にはお気軽にコメントでもメールでもTwitterでもいいのでお声かけ下さい。
posted by beck at 00:52 | ☁ | Comments | TrackBack(1) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

INPUT/OUTPUT情報の整理−2.TomblooではてブとEvernoteに同時Inputする

さて、INPUT/OUTPUT情報の整理シリーズ第2弾ですが、今回はInput情報をフロー/ストック/アーカイブに段階分けして整理してみたいと思います。ただ、整理するだけでは面白くないので、タイトルにもあるとおり、最近自分が全転送方式から切り替えたTomblooを用いたInput情報整理法についてもご紹介したいと思います。(あくまで主題は情報の整理ですよ♪)

第1回 情報をフロー、ストック、アーカイブで分類する
第2回 TomblooではてブとEvernoteに同時Inputする→イマココ
第3回 PhotoStreamとPhotoArchiveの構築
第4回 アウトプットのフロー/ストック/アーカイブ
第5回 アナログインプットの整理について【追加】
第6回 アーカイブの使い分けと連携(Dropbox/Frickr/Evernote)
(このテーマで他のネタが思いつけば続きがあるかも・・)

■Input情報の流れ概要
以前「インプット情報をEvernoteに全自動転送する」という記事を書いておきながらいきなりの宗旨替えで、何だか申し訳無い感じもするのですが、TomblooがEvernoteに対応したことで状況が一変したのでご容赦下さい。。

まず、PCやiPhoneといったデバイスを用いたInput情報の流れについて簡単にまとめた図は以下の通りです。
input_stock_archive.jpg


概要をざっくり書いておくと以下のとおり
iPhone
・iPhoneアプリのTwitBird ProとRSS Flash gを用いる
・Twitterで残したいURL情報は「B![未分類]」を付けてはてブ登録
・RSSで残したい情報は「スター連動はてブ登録」機能を用いてはてブ登録
→Rss/twitter共にこの段階ではてブに登録される情報はタグ「未分類」


PC

・Webは普通にブラウザ、RSSはGoogleReader、TwitterはHootsuiteを用いる
・Twitterで残したいURL情報は
「B![未分類]」を付けてRTするかページを開いてTombloo
・RSSで残したい情報は
リンク右クリックorページを開いてからTombloo
・Webページは
Tomblooを用いてはてブとEvernoteに登録
・はてブページ上で
「未分類」の記事のリンク右クリックorページを開いてからTombloo※
→その場でタグ付けできる場合は、Evernoteとはてブに登録。
→後からタグ付けする場合は[未分類]ではてブ登録。


※判断に迷ったモノは一端はてブに登録し、未分類で置いておきますが、後から見返して特に必要ないと感じた場合は削除します。また、未分類段階では本当に残すべき情報かどうか怪しいため、Evernoteには保管せずにおきます。

一応補足ですが、iPhone及びPC上のRSSリーダーは他のソフトでも置き換え可能だと思います。また、はてブの代わりに他のSBMやInstapaperなんかを使っても良いと思いますし、RSSもTwitterもスターを付けておけば後で読み返すことが出来ますので、そちらを使うという手もありだと思います。兎にも角にも、後で読みかえす為の置き場所が用意されてさえいればOKです。


■フロー/ストック/アーカイブに分類
Input情報におけるフロー/ストック/アーカイブを分類しておくと以下の様になります。

フロー   :Web、RSS、Twitter
ストック  :はてブ(時々Instapaper)
アーカイブ:Evernote


ストック情報たるはてブは自分のブックマークとしても使いますし、公開&情報をTwitterに流しているので他人とのリンク情報のシェアにも用いています。

アーカイブ情報のEvernoteはリンク先の記事全文が保管されています。タグも付与されていますので、例えば「かわいい」「猫」というタグで絞り込んだ場合、この記事全文と共に自分のお気に入りの子猫の写真などと一緒に横断的に表示されることになります。勿論、全文検索も可能ですし、Web上からその記事ページがなくなったとしても手元に情報が残ります。


■各種下ごしらえ
各種下準備について説明します。

Tambloo
2010-03-07 02h12_00.png
1.まずは
EvernoteとHatenaBookmarkでLinkをShereするよう設定を行いましょう。

tambloo_shortcut.png
2.次に、
「ポスト関連」項目のLinkクイックポストなんかも登録しておくと便利です。
 Webページなんかをサクッとストック&アーカイブできるこの感覚はなかなか爽快です。

RSS Flash g
IMG_2034.PNG
1.
はてなブックマークの連携設定を行い、デフォルトタグに[未分類]を設定します。

IMG_2031.PNG
2.次に
スター付与時連携設定で、はてなブックマークを有効にします。

Twitterクライアント向け
FireShot capture #114 - 'ブックマークの設定' - b_hatena_ne_jp_beckle_config#tabmenu-config_table_coop.png
1.
はてブ側のTwitter連携設定を有効にしましょう。「設定」→「外部サイト連携」です。

IMG_2038.PNG
IMG_2037.PNG
2.サクッとRTできるよう「B![未分類]」を連絡先に加えておくことをお奨めします。
  ちなみに僕の場合は「はて」→「B![未分類]」で設定しています。



■動作イメージ&整理方法

では、一連の動作イメージをご紹介致します。

iPhone
IMG_2029.PNG
1.RSS Flash gの☆をポチッと押してやりましょう。

IMG_2035.PNG
2.Twitter上でこんな感じでB![未分類]と付けてRTしてやると

FireShot capture #115 - 'はてなブックマーク - beckのブックマーク - 未分類' - b_hatena_ne_jp_beckle_%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E.png
3.両方ともLINK情報がはてなブックマークに[未分類]タグを付与された形ではてブに登録されます。

2010-03-07 20h02_39.png2010-03-07 02h19_53.png
4.後ははてブ上のリンクを右クリックして「Shere-Link」を選択するか、
  ページを開いてショートカットキーをたたいてTomblooの登録画面を呼び出しましょう。
5.タグと説明文を書きこんで、登録したいサービスを選択し、Postボタンを押してやると・・

hatebu_before.png
hatebu_after.png
6.こんな感じで未分類のはてブにタグ付けや説明文を追加できますし・・・

2010-03-07 20h27_31.png
7.こんな感じでEvernoteにもタグ付で記事全文が登録されます♪

その他作例
2010-03-07 20h31_30.png
・Googleリーダーもリンクを右クリックして「Shere-Link」からはてブ&Evernoteに登録できます。

2010-03-07 20h37_29.png
・ページ遷移後登録すること可能。

2010-03-07 20h32_39.png
・勿論、HootSuite上であっても、こんな感じではてブに登録できます。


■以前のやり方との違い
「インプット情報をEvernoteに全自動転送する」の時との一番の差分は、”整理分類”をEvernote上で行うのか、収集段階orはてブを見返すタイミングで行うのかという所です。今回のTomblooを用いたやり方であれば、はてブへの登録と整理を行うついでにEvernoteへの登録ができるため、はてブもEvernoteもちゃんと整備しつつ使いたい人であれば、ひと手間減らすことができます。

例えば、最初からEvernoteしか使わない人、はてブはストリームとして整理分類は特に不要という人にとっては、今回の方法はあまり有効ではないかもしれません。また、Evernoteはタグじゃなくて全文検索メインで使うという人にとっては、前回紹介した「インプット情報をEvernoteに全自動転送する」の方が手間がなくてよいかもしれません。

なのでこの記事を紹介した意図としては、この方式が正解!というものではなく、皆様の使い方に応じて、この記事の内容や全自動転送方式の内容を適宜必要なところだけ取り入れてもらえれば・・・と考えております。少しでも皆様のやり方に取り入れられるところがあれば幸いです。


ということで、次回は「PhotoStreamとPhotoArchiveの構築」について書きたいと思います。
posted by beck at 20:55 | 🌁 | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

INPUT/OUTPUT情報の整理−1.情報をフロー、ストック、アーカイブで分類する

Input/Outputを問わず情報には大きく分けて2つの段階があります。1度流れた後はあまり再利用されないフロー情報と、後々検索などで再利用される可能性があるストック情報の2つです。

今回はこのフローとストックという段階に、アーカイブを付け加えて、情報を如何に取り入れ、整理し、再利用していくかについてを何回かに分けて書いていきたいと思います。

第1回 情報をフロー、ストック、アーカイブで分類する←イマココ
第2回 TomblooではてブとEvernoteに同時Inputする
第3回 PhotoStreamとPhotoArchiveの構築
第4回 アウトプットのフロー/ストック/アーカイブ
第5回 アーカイブの使い分けと連携(Dropbox/Frickr/Evernote)
(このテーマで他のネタが思いつけば続きがあるかも・・)

■この記事におけるフロー/ストックの定義
フローとストックはそもそも会計用語で、その時点での会社の財務状況(売り上げがいくらで、借り入れがいくらなど)を示すのがストックで、その時点でのお金の出入り(現金でいくら入って、いくら出た)を示すのがフローです。

情報のフロー/ストックという考え方は諸説あるのと思いますが、個人的には冒頭で述べた「再利用性」に加えて「リアルタイム性」によって分類するのが良いのではないかと考えています。

例えば何かOutputを行う場合には以下の順にリアルタイム性が高く、且つ情報の再利用性が低くなります

Twitter → Tumblr → Posterous → BLOG → Web
リアルタイム性大                      リアルタイム性小
再利用性小                          再利用性大


1度流したら再利用されることが少ないTwitterやRSSに対して、BLOGやPosterousはキーワード検索やカテゴリ/タグなどから過去記事を参照されることの多い、ストック情報メディアだと言えるでしょう。(ただし、BLOGにしてもPosterousにしても、RSSの配信やTwitterと組み合わせることでフロー情報としての側面も持ち合わせることは可能です。)

また、Inputで考えても、その日の天気や交通情報など、後々見返すことのあまりない情報はフロー情報として流れていきますし、TwitterやRSSなどで気になるサイトがあればはてブやInstapaperなどを用いてストックすることが可能です。

自分の例でいけばこんな感じデスネ。
フロー→Twitter、GoogleReader、Web閲覧
ストック→はてブ、Instapaper、Posterous、Blog



■きちんと整理された状態がアーカイブ
この記事におけるアーカイブという段階は、先述の様々なストックをより再利用可能な形で集積・整理された最終蓄積地を志向しています。整理された・・・というのは、後から自分にとって使いやすいように適切なタグ、タイトル、キーワードが設定されている状態を意味します

要するに、僕の場合はアーカイブ=Evernoteなのですが、ここに蓄積される情報の種類は多岐にわたり、量も多くなりますので、きちんと整理整頓を行う必要があります。むしろ、整理分類をするほどでもない情報をEvernoteに放り込んでも後々見返されることなく死蔵してしまう可能性が高くなってしまうのです。(検索という手段も勿論ありますが。。)また、Evernoteはプレミアムアカウントですら500MB/月という容量制限があるため、なんでもかんでもEvernoteに詰め込むというのに無理があります。

話が漠然としているのでもう少し具体的に書くと、例えば写真や音楽、ドキュメントファイルといった情報についても同様にアーカイブ管理を行っていきたいのですが、これらの情報をEvernoteでしっかりと管理するのには限界があると思うのです。

そこで、そういった情報のアーカイブは他のソフトやサービスに任せてしまい、Evernoteはその本質である"記憶/情報を引っ張り出す"ことに特化した仕組みを作れないかについて考えてみたいと思います。(情報のINPUTとOUTPUTとはまた毛色の違う話ではありますが、写真のくだりはそれなりに情報のINPUT/OUTPUTと絡むと思いますのでご容赦下さい)


■おまけ
この記事を書く前に考えて呟いていた内容を如何にくっつけておきます。
beck1240 / Shinya Kita
やばい・・今更ながらtomblooに嵌ってきてしまった・・・今更ながら情報収集方法を見直そう。全転送派離脱w at 03/03 02:53

beck1240 / Shinya Kita
考えを整理しながらtweetしてみると・・・まずTomblooがEvernoteに対応したところからスタートなわけです。evernoteとはてブが同じタグで同時に登録が出来るってのは超魅力。 at 03/03 02:55

beck1240 / Shinya Kita
で・・Tomblooネタの続きだけど、結局の所、1度全ての情報をぱっと見て印を付けて、読み返したときにそいつをはてブとEvernoteに同じタグで放り込めれば言い訳なんだよね。 at 03/03 03:07

beck1240 / Shinya Kita
iPhoneを使っての情報収集は主にRSSリーダとTwitterな訳だけど・・・RSSリーダは今今Flash gを使うことでスターではてブ連動を実現しているので、気に入った記事は空タグのはてブがつく感じ。Twitterは今のところふぁぼるかInstapaper at 03/03 03:09

beck1240 / Shinya Kita
全て1度Instapaperに集めるというのも素敵な手法ではあるのだけど・・・Tomblooが空タグではてブ登録済みサイトに対しても再度タグ設定を入れられるので、今今はflash gははてブ連動、TwitterはInstapaper連動って感じカナ。もしくはB!で飛ばすか。 at 03/03 03:13

beck1240 / Shinya Kita
で、家にいるときはGoogleリーダかWEBサイトを直接見てるので、Googleリーダからは面白いと思ったら直接ページを開いてTomblooで飛ばした方が良さげかな。Googleリーダの送信機能を使っても良いけど、はてブとEvernoteに同時投稿はできないからね。 at 03/03 03:18

beck1240 / Shinya Kita
何でEvernoteとはてブを同時に使うかと言うと・・・はてなブックマークはフローで、Evernoteがストック。他人に公開しつつ、自分のブックマークとして利用するはてブと、最終的に全ての情報が蓄積されて必要に応じて検索に使用するevernoteは用途が異なる。 at 03/03 03:24

beck1240 / Shinya Kita
Evernoteにはその他、Photo StreamのFlickrから写真が流れてきたり、ブログからは書き終えた記事が飛んできたりと・・・各種アウトプットのストリームからストックたるEvernoteへの流れを作るわけです。 at 03/03 03:26

beck1240 / Shinya Kita
evernote と Flickrに同時にタグ付きで投げるとかは流石にむりか。。Eye-fy使えば同時アップロードも出来そうだが・・・まぁ、Everoteの一覧性だと、何気ない写真まで放り込まない方がいいから・・・この辺の使い分けはもう少し熟考が必要か。 at 03/03 03:42

beck1240 / Shinya Kita
GRから直接TomblooでPOSTできましたっけ? RT @pinklies: Google Reader でいいよ… RT @beck1240: どういった使い方をされるのか詳しく教えて下さい! RT @boxeur: livedoor Reader+Firefox G... at 03/03 03:53

beck1240 / Shinya Kita
なるほど。理解しました。GRから直接飛ばせないかな・・・ RT @boxeur: http://bit.ly/akAoCO の2つ目。どうも反応見ると微妙なのかな?ここ1年不真面目だったから時代遅れかも RT @beck1240 どういった使い方をされるのか詳しく教えて下さい! at 03/03 03:53

beck1240 / Shinya Kita
今試してみたら、普通にGoogleReaderからTomblooでポストできました。。お騒がせしました。 RT @pink_lies: 記事のインライン表示みたいな機能使えば、わざわざ V しなくても Tombloo出来る RT @boxeur at 03/03 04:02

beck1240 / Shinya Kita
おし・・・大体使い方は固まったぞ。Tomblooを中心にした情報整理についてかくどー at 03/03 04:11

beck1240 / Shinya Kita
Evernoteの使い方というか、インプットと整理のやり方を1度見直さないとだな。 at 03/03 04:13

beck1240 / Shinya Kita
今日午前中に、ずっとFlickrかPicasaで、メール以外でEVERNOTEにタグも付けて同時ポストできないか?もしくは、非公開写真も合わせて、タグ付きでRSSではけないか?RSSが無理ならpipesでAPI叩いて取れないかとか調べてた。 at 03/03 18:54

beck1240 / Shinya Kita
なんでかっつーと、FlickrかPicasaを有料プランにして、自分の全データを預けてしまって、その索引としてEVERNOTEにタグ付きサムネイルを用意しておけば便利そうかなと思ったから。少し作戦を変えても、記憶に留めたい写真だけを手作業で取り込むか。。 at 03/03 18:59

beck1240 / Shinya Kita
最近のマイブームは何をフローにして、何をストックにするかと、公開用のストックと非公開のストックを一元化するかというところ。例えば、フローはFlickrとtwitterでストリームとして流れて、ストックはきちんと整理されたFlickrとEVERNOTE。みたいな。 at 03/03 19:10

beck1240 / Shinya Kita
実際のところ、写真の大元のデータはEVERNOTEになくてもよくて、PCとFlickr,Picasaにあればいいのかなと。もっと言えば、記憶を呼び起こすのに十分な情報があればいいから、特に重要な写真のきちんとタグ付されたサムネイルだけがあればいいかんじ。 at 03/03 19:14

beck1240 / Shinya Kita
今考えてるライフログな感じのことをやろうとすると、やっぱりEYE-FIが欲しい。Evernoteのプレミアムアカウントもついて来るみたいだし・・・買うか。 http://ow.ly/1exyF at 03/05 19:35

 
posted by beck at 10:02 | ☔ | Comments | TrackBack(2) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月23日

iTunes配下の音楽/アプリが全滅した僕はバックアップの鬼と化すことに決めた

外付けHDDにiTunesフォルダを配置してたんだけど、そのHDDのセクタ不良かなにかが原因で、iTunesフォルダが丸々吹っ飛ばされました。当然その配下の音楽とアプリのデータもお亡くなりになったわけで・・・(´・ω・`)ショボーンと、暗くなっていた昨日から明けて今日、気分はすっかり

こうなったらMac買うぞコノヤロウw

と半ば自棄気味な気分転換を計ることに成功。
次はバックアップをちゃんとやろう・・・いや、どうせなら、バックアップをお手軽且つ2重3重にも張り巡らせて、もう2度と大事なデータを失わない様な仕組みを作ろう・・・ん、それならこのバックアップネタをブログの記事にしたったらええんちゃうの!?みたいな感じで、タダでは転けないのが僕ですよ!(と、やっぱり壊れ気味)

いや・・・正直、こんだけ何でもデジタルデータになってくると、バックアップって言うのはただのデータ保全と言う意味合いだけでなく、大切な思い出を守ることなんだって痛感しました。

■基本方針
・MacBookの本体HDDをマスターとする。(ノートのバッテリがUPS代わり)
・基本はローカルバックアップとネットサービスを活用して2重化/3重化を行う
・ネットサービスも複数個併用して急なサービス停止に備える



■目星を付けているサービス/ソフト
Mozy
→オンラインバックアップの雄『Mozy』月$4.95で無制限オンラインバックアップが可能。2年分のアカウントなら$103.95。1万円/2年で無制限にデータをバックアップし続けられるのであれば、安いもんじゃない?ってな具合です。要検討。

Time Machine
→言わずと知れたMacのバックアップ機能。その素晴らしさは多くのBLOGで語られています。手軽に外付けHDDやNASにバックアップを取ることができますし、Macの設定なんかもそのままバックアップできるので、本体故障からの復旧も楽ちんらしい。間違いなくこの機能は使いますな。

その他Macでのバックアップはこちらのリンクが参考になります。
参考リンク:http://www.renachan.com/mac/backup/index.html

ちなみにWindowsユーザであれば『Back4Sure』が便利そう。
参考リンク:『Back4Sure』でUSBドライブ経由のバックアップがシンプルに(Lifehacker)

その他、FlickrPicasaに積極的に写真をあげて(顔出しは非公開で)、更にそれをGmail経由でEvernoteに送っておけば更に盤石。ドキュメント類は全部Dropboxに放り込めばMacとWindowsの両環境でのファイル共有も楽ちんかな・・・とか。もっと積極的にクラウドにデータを預けることで、アウトプットしつつバックアップも行いたい所存。(2つ以上のサービスに同時に写真をアップするならEye-fiが便利そうだなぁ・・)




■外付けHDDはどうするか?

Bestなソリューションはdroboという製品。RAIDが組めることは勿論、後から玉を追加して容量を増やすことも可能という柔軟なストレージ。以下の記事がわかりやすいのでお奨め
参考リンク:ハードディスクにおける容量の概念をひっくり返すDrobo(みたいもん!)
       柔軟なストレージシステム Drobo をついに導入(さくらぷらすブログ)




ただし、Droboはまだまだ高価な製品なので・・・ここはもう少し安価にLinkstationあたりかなとか。バックアップ用途なら別にUSBの外付けでも良いしね。(バックアップ自体はUSB接続の方が早いけど、NASにすれば無線LAN経由で接続出来るというのも魅力)



なんて感じで、色々とバックアップネタを収集して、Macを買う頃にはバチッとバックアップシステムを構築できるように準備したいと思います。皆様のお薦めバックアップ方法があれば是非教えて下さい!後、お奨めのMac情報も教えて下さい(^^)
posted by beck at 00:34 | 🌁 | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月04日

Evernoteに全て集約したい理由ともっと大切な事について

この前書いたインプット情報をEvernoteに全自動転送するは良くも悪くも過去最も反響が大きかった記事となりましたが、ちょっとテクニカルなことばかり記事にしてしまったので、ここでもう少し思想的な話・・特に「何故Evernoteに全て入れるのか?」という理由や、情報を収集する以上に重要な整理や活用について補足してみたいと思います。

■INBOXを極力絞りたい
GTDの基本は収集→処理→整理という流れです。インプット情報をEvernoteに全自動転送するで紹介した仕組みのポイントはネット上で「自分が取っておきたい」と思った情報を全てEvernoteというINBOXに収集するところにあります。

特に情報源として

・RSS(自分があらかじめ目を付けて受信体制に成っている情報)
・WEB
(自分の興味が赴くままに集める情報)
・Twitter
(他人という興味フィルターを通して自分に届けられる情報)

の3点から収集した情報の内、「これは残しておきたい」と思った物を一カ所に集めたいという思いがありました。今回の記事だと以下の様な流れになります。

・Webの内残したい→はてなブックマーク(他人と共有、自分のブックマーク)
             →Posterous(記事の引用とコメントを付けたい)
             →Evernote Clipper(自分だけが使えればOKな情報)
・RSSの内残したい→GoogleReader Shere Item
        ↓
 iPhoneの時、興味があればInstapaper→気に入ったらスター
        ↑
・Twitterの内残したい意思表示→つぶやきで気に入ったものはFavorite


自分の興味フィルターに一回通したものをワンストップで一カ所に収集し、そこで処理と整理を行いたかったわけです。それを踏まえた上で、再度この図を見て頂くと、何だか違った風に見える・・・かな?(^^;

inputtoevernote.jpg

■アウトプットしつつ収集する

勿論、わざわざメールで飛ばさなくても、はてブしたページや、スターを付けたページを後で見返して、片っ端からEvernoteのClipperで保存していってもいいと思いますし、なんなら「残したい」という思いに駆られた時点で、はてブも共有もかまさずにいきなりClipperから保存でも良いと思います。

はてなブックマークとGoogle Shere Itemを一回かませる理由は単純で、他人と情報をシェアしたいからです。(はてブはその他自分のブックマークに使用しているという経緯もあります)どんな幹事か一例を挙げると

はてなブックマークをTwitterに流している例
hate.jpg
GoogleReader Shere ItemをTwitterに流している例
gr.jpg

ってな具合になります。自分のフォロワーさんは興味関心が似ているからか、結構Twitterに流すとRTされたり、コメントが来たりするので、情報を共有している意味が全くない・・・ということはなさそうです。

それから、Instapaperをかますのは、単純にiPhoneでTwitterのURLや全文ではないRSSなどを、”とりあえず”Instapaperに飛ばしたいからです。3G回線で都度画面を開いていると、読むペースが乱されてしまって非常にストレスなのです。。。


■大切な事は情報を整理・活用すること

これは前回の最後に書いたことでもあるのですが、基本的に情報を集めるだけでは余り意味が無く、集めた情報を整理し、活用することではじめて意味をなすのです。(勿論、全部検索で済ますんだ!という人もいるでしょうが、個人的には後で引っ張り出し安いようにノートの分類とタグ付けは必要だと考えています。)ちなみに収集しただけのデータがどんな物かを紹介すると


はてなブックマークをFeedmyinboxでEvernoteに送った作例です。ヘッダ部は特に残す必要なしですね。タイトルに記事名が含まれていなかったり、タグ付けも全くないので、このままでは埋もれてしまうかもです。ちなみに画面に隠れて見えませんが、ブログのサイドバーなんかの情報もばっちり読み込まれています(汗

hatebu.jpg

GoogleReader Shere itemの作例です。一番最初の記事のタイトルがノート名になります。また、まるごとRSSなどはかましていないため、本当に記事タイトルや本文、挿絵のみだけが取り込まれるので編集は楽です。基本複数記事載ってくることが多いので、記事の分割が必要になります。
googlereader.jpg

PosterousもGoogleReader Shere Itemとほぼ同様となります。
posterous.jpg

主に行っている編集は

・複数記事ある場合は1記事1ノートに分割する
・余計なヘッダ部やサイドメニューの内容などは削除する
・記事についてはタグを付ける。分類だけでなく感情なども付与。
・記事であれば「WebClipノート」、アウトプットであれば「アウトプット」ノートへ移動


等です。ノートの整理については長くなりそうなので、また機会を見つけて書きたいと思います。

■その他

その他思いつくことを書いておきます。


リスクを考慮する必要がある

多段にサービスをかませることは間違いなくリスク。どれか一つがこけるだけで仕組み全体がダメになる事もあり得ます。

部分的に参考にして欲しい

この仕組みをまるまる使うことよりも、使える部分だけ使って貰えればと思います。
また、以下の様なことを決めておくことで情報収集は凄くやりやすくなるはずです。

・どういった情報を残したいと思うかという線引きをきっちり自分の中で定義しておく
・どの様な手段(どのサービス)でどんな情報を収集するかを決めておく
・集めた情報をどう整理し、活用していくか仕組みを構築しておく


理想を言えば
本来はワンストップでここまでやってくれるサービスが望まれるところなのですが・・・今のところPipesかPlaggerあたりで自力構築するしかなさそうです。もう少し理想を語っておきますと、

・BLOGであれば1記事1メールで送信したい
・はてブで付けたタグをevernoteにも引き継ぎたい
・不要な部分は最初からカットしたい


となりますが、ここまで行くとAPIを直接叩かなきゃ厳しいだろうなぁ・・・と。


ということで、インプット情報をEvernoteに全自動転送するの補足記事でした。
ということで、また時間があるときにノートの整理方法について書きたいと思います。でわでわ。
posted by beck at 01:41 | 🌁 | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

インプット情報をEvernoteに全自動転送する

大人気BLOGRyoAnna’s iPhone Blogの記事Evernoteに記憶を自動保存する方法を読んで、自分と同じ様なことを考えている人がいるもんだなぁっとちょっぴり嬉しくなってしまいました。自分が以前に書いたのはアウトプットをEvernoteにまとめる方法だったので、ちょいとアプローチは違うのだけど、考え方はとは基本的に同じかなと思います。

今回は
アウトプットはFriendFeedで集約しevernoteに蓄積することにした-後編-のフォローアップ版といいますか、インプット情報処理版として、「インプット情報をEvernoteに全自動転送する」をお送りいたします♪

■基本方針

基本方針は
「自分が興味を持ち、後から参照したいと思ったインプット情報を全文Evernoteに自動転送する」ことです。インターネット上で日々触れる数多の情報の中で、自分のアンテナに何らかの形で引っかかった情報が最終的に一元管理され、後から再利用可能な形で蓄積される状態を目指します。


例によって文章で説明しきる自信が無かったので、現在の”インプット情報全自動Evernote転送の全体像”をイメージに起こしてみました。なんだかごちゃごちゃしていますが、基本的には各情報源から様々なサービスを用いて情報を選別し、いくつかの流通経路を経てEvernoteに到達する仕組みとなっています。
inputtoevernote.jpg
ステップは
1.情報ソース毎に残したい情報を選別しフィード化する
2.フィードに全文が含まれていない場合はまるごとRSSで全文化する
3.フィードをメールで飛ばすサービスを用いてGmail経由でEvernoteへ転送
4.Evernote上で加工と整理を行う


使用するサービスは以下の通りです。

情報入手サービス
 はてなブックマーク
 Posterous
 Evernote(クリップ)
 GoogleReader
 Twitter
 Instapaper

iPhoneアプリ
 TwitbirdPro(iTunesが起動します)
 MobileRSS(iTunesが起動します)

流通経路
 まるごとRSS
 feedmyinbox
 FeedBurner
 Gmail

最終集積地
 Evernote

ちなみに、feedmyinboxとFeedBurnerを使い分けている理由は、FeedBurnerがまるごとRSSが生成したデータやTwitterのFavoriteフィードを読み込めなかったからです。


■情報ソース毎に残したい情報を選別する

まず、情報ソース毎に以下の形で自分が残したい情報を選別します。
WEB
・気に入ったページでブックマークとして利用したり他の人と共有したい場合ははてブ
・気に入ったページで自分一人が必要に応じて参照できればいい場合はWebクリップ
・気に入ったページの全部もしくは一部を引用し、注釈を付けたい場合はPosterous

RSS
・さっと読んで面白い、後々読み返したいという記事があれば共有アイテム
・iPhoneでRSSを読んでいる際に後でゆっくり読みたい場合はInstapaperへ

Twitter
・面白い/為になるつぶやきがあればFavorite
・iPhoneで興味をそそられるURLが流れてきたらInstepaperへ

Instapaperでさっと読んで、手元に残したいと思ったらスターを付けてやればOKです。iPhoneの3G通信時などはこのリンクは後で読みたいと思う場面が多々あり、Instapaperに入れられた時点ではまだ手元に残すべきか否かのジャッジが出来ていないため、スターを付けた記事のみ残すという手法をとっています。

FireShot capture #088 - 'Instapaper' - www_instapaper_com_starred.pngtwitterfavo.png FireShot capture #107 - 'はてなブックマーク - beckのブックマーク' - b_hatena_ne_jp_beckle.png


■フィードに全文が含まれていない場合はまるごとRSSで全文化する


はてブやInstapaperのフィードには本文が含まれていません。そもそもこの仕組みの目的は「残しておきたいと思った資料を全てEvernoteに転送する」ことなので、ヘッドラインのみの情報を残しても全く意味がないのです。そこで登場するのが素晴らしいフィード本文補完サービスまるごとRSSです。

FireShot capture #089 - 'RSSフィードを全文配信で読むなら まるごとRSS' - mrss_dokoda_jp.png
フィードを入力して「GO」ボタンを押下すると・・・

FireShot capture #092 - '全文RSSフィード変換 まるごとRSS' - mrss_dokoda_jp_analyze__url=http%3A%2F%2Ftwitter_com%2Ffavorites%2F30796941_rss.png
こんな感じでさくっと全文が補完されたRSSが生成されます。
RSS変換完了の少し下にあるフィードへのURLをコピーしてfeedmyinboxに読み
込ませてやれば作業完了です。


■フィードをメールで飛ばすサービスを用いてGmail経由でEvernoteへ転送

フィードをメールで飛ばす為の設定です。まずはfeedmyinboxから

FireShot capture #087 - 'Real-time RSS feeds - RSS to email - Feed My Inbox' - www_feedmyinbox_com.png
Website or FeedURLにまるごとRSSで生成したフィードやTwitterのFavoriteフィードを入力し、メールアドレスを入力します。自分はGmailから転送を掛けるためGmailアドレスを用いますが、直接Evernoteの投稿用アドレスを入力しても良いです。(Confirm処理をEvernote上で行うのは気持ち悪いのですが・・・ ^^;)

feedinmyaboxlist.png
ちなみに、フリーのアカウントでは5つまでしかフィード登録できません。その他配信時期や細かなカスタマイズの設定も出来ないので、本格的に使い倒したい場合は有料アカウントを取得してもいいかもです。(あ・・・TwitterShereになってる・・・Twitter Favoriteの誤植です)

次にFeedBurner。よく分かりづらいというご意見を頂くので、今回は少し細かく解説します。
まずは新しいフィードを登録するところからですが、画面中央の新しいフィードを登録!にフィードのURLを入力して下さい。

FireShot capture #093 - 'マイフィード' - feedburner_google_com_fb_a_myfeeds.png

今回はPosterousとGoogleReaderの共有アイテムのフィードを登録しました。

feedburner_google_com_fb_a_myfeeds.png

次に登録したフィードを選択し、メニューから「集客支援」を選び、サービスから「フィード・メールマガジン」を選択してください。メール配信機能が有効になっていない場合は、「有効にする」ボタンを押下してして機能をアクティブにしてください。


feedburner_mailsetting.png

有効になったら、次はフィード・メールマガジンのサブメニューから言語を「日本」に設定します。フィードのメールマガジンを他のユーザにも購読して貰いたい場合は、フォームコードをコピーしBLOGなどに貼り付けて下さい。自分だけがメール受信できればいいという場合は、「Preview Subscription Link」を押下してメールアドレスの登録画面に遷移します。

feedburner_mailsetting2.png

メール登録画面ではご自身のメールアドレスを登録願います。

FireShot capture #102 - 'フィード・メールマガジン' - feedburner_google_com_fb_a_mailverify_uri=BecksSharedItemsInGoogleReader&loc=ja_JP.png

メール登録を行うと、登録したメールアドレス宛に認証メールが飛んでくるので、メールに記載されているURLをクリックして認証を行って於いて下さい。これで毎日同じ時間に1日分のインプット情報がメールにて送付される様になります。
feedburner.png

送信の時間帯は配信オプションから指定可能です。

feedburner_mailsetting4.png

最後にGmailの設定を簡単にご紹介致します。
Gmailの設定画面フィルタを選択し、「新しいフィルタを作成」を押下します。

gmailsetting.png

とりあえずfeedmyinboxやfeedburnerからメールが来たらEvernoteの投稿用アドレスに転送するよう設定して下さい。自分はその他、evernoteタグを付けたり、受信boxをパスしたりという設定を行っています。

FireShot capture #109 - 'Gmail - 検索結果 - beck1240@gmail_com' - mail_google_com_mail__source=navclient&shva=1#create-filter_from=updates%40feedmyinbox_com.png


■Evernote上で加工と整理を行う
最後にですが、この方法の課題としては1日複数個のフィードが更新された場合は、一通のメールで複数記事が載ってしまう点です。記事の分割、タイトルの編集、タグ付け、ノートの移動などを後々のために行っておく方が良いでしょう。

evernote.png

この様な面倒な手段を用いてEvernoteに情報を集める目的は、集めた情報を活用するためなのです。その為には、情報をきちんと整理し、先々の自分がそれを活用できるように一手間加えておきましょう。


■次回予告

次は今今行っているTwitterやFriendFeedと各種WEBサービスをどう位置づけ、連携させるかというアウトプットの全体論を中心にした内容を書きたいなと思っています。また、今回課題として残してしまったfeedburnerやfeedmyinboxを用いると複数個のフィードが一つに固まってしまう問題をpipesなんかを使って解決できないかについても検討していきたいなと考え中です。
posted by beck at 04:57 | ☁ | Comments | TrackBack(6) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

[お願い]ライフハックブログ・アワードに皆様お奨めのライフハックブログを紹介して下さい!

そうそうたる顔ぶれがノミネートされている「アルファブロガー・アワード」が盛り上がりを見せるなか、Lifehacking.jpの@mehoriさんがなかなか小粋な企画を行われています。その名も

ライフハックブログ・アワード


元記事はライフハックブログ・アワードをやってみようかなです。
以前のオフレポートでも紹介したとおり、@mehoriさんは日本のライフハックブログ界をもっと盛り上げたい、もっと色んなライフハック記事が読みたいという熱い想いを持つ御仁。その熱い想いは以下の抜粋記事をお読み頂ければわかる・・・はず。

ライフハックブログ賞っぽいものをやってみます

先日、佐々木さんとの対談記事「ライフハック・トーク」でも「ライフハックを楽しもう」というタイトルで書かせていただいたのですが、ライフハックブログの魅力は「自分にとって便利だったことを、他の人にも役に立つかもしれないから書いておくね」という “Share and Enjoy” の精神だと思っています。
アルファブロガー・アワードも、もっとたくさんのブログがノミネートされて、「ああ、こんなブログもあったのか!」という風に広がるとよかったなあと思うのですが、さすがにそれは集計の都合などもあって無理なようです。
そこで、なんの権威もない私で申し訳ないのですが、私がふだん読んでいるブログと、みなさんにノミネートしていただくブログから選ぶ「極私的ライフハックブログ賞」みたいなことをしてみたいと思います。賞とはいっても、「どれが一番良いか」という尺度ではなくて、「これは応援したい」「これはもっと読みたい」という意味での集計です。結果的に、多くの価値あるブログを紹介できれば成功ということで軽い気持ちでご参加いただければと思います。

選考の流れ:

アルファブロガー・アワードにノミネートされていない(笑)「ライフハック・仕事術」系のブログをコメント欄で自薦・他薦でもよろしいのでコメント欄から登録してください。期限は1月30日といたします。1月30日にエントリーされたブログを一覧表にしてご紹介いたします。ここから読者のみなさんの投票を始めます。その後2週間、サイドバーで「応援」を集計して、あらためて上位のみなさんを「注目したいライフハックブログ」ということで Lifehacking.jp 上で紹介したいと思います。

30日まで後3日しかありませんが・・・是非とも皆さんのお薦めライフハックブログを「ライフハックブログ・アワードをやってみようかな」のコメント欄に書き込んでみて下さい。ライフハックブログの定義は色々あると思いますが、上記記事にもあるとおり

”自分にとって便利だったことを、他の人にも役に立つかもしれないから書いておく”

って条件に当てはまれば大体OKだと思います。仕事術じゃなくても、生活にちょいと便利な小技や、楽しく毎日を過ごすためのコツの紹介だっていいと思います。あてはまるか不安ならBeckにこっそり聞いて下さい(^^)

Hacks for Creative Life!も有り難いことに呼び水ブログとしてご紹介頂いております!
せっかくご紹介頂いているのに、忙しさにかまけてブログの更新が途絶えてしまい心苦しい限りですが(^^;)
投票が始まって1票も入らないと寂しいので、心優しい方は応援よろしくです。。


既に素敵なブログが多数紹介されており、「うはwきたこれw」と興奮しつつGoogleReaderにフィードを登録する毎日です。素敵なブログがもっと沢山集まればいいなーっと思い、このBLOGでも紹介記事を書かせて頂きました。皆様も是非、ご自身のRSSリーダーから「これは!」と思うお奨めのブログを「ライフハックブログ・アワードをやってみようかな」のコメント欄で紹介してください。
タグ:lifehack blog
posted by beck at 20:12 | ☁ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

最近挑戦中のWEBサービス(GoogleWave、FaceBook、Instapaper、Twitter、Friendfeed)

最近Blogをあまり書けておらず、自分でも不甲斐ないところ。
現在チャレンジしているサービス活用の構想をさらっとご紹介。

・GoogleWaveでのコラボレーション
・FaceBookを取りあえず使ってみる
・Instapaper→まるごとRSS→FeedMyInbox
・Twitterのリスト機能とハッシュタグ
・FriendFeedのグループ機能


■GoogleWave
FireShot capture #060 - '北真也 - Google Wave' - wave_google_com_wave_#restored_wave_googlewave_com!w%252BNxsR7NY8D.png

@kazumotoさんの紹介ではじめたGoogleWave。
今のところ知り合いが@kazumotoさんしかいないので・・
Wave友達になってくださる方がいらっしゃればbeck1240@gmail.comを追加願います(^^;
(メールアドレスが間違ってました --; 19日追記)

イメージ的には再利用、再編集を前提としたチャット(掲示板?)
Twitterがフロー情報を多人数に発信するためのサービスだとすると
Waveはストック情報を少人数で蓄積するためのサービスといったところ。

自分がやってるWebサービス製作なんかでの活用や、
最近親しくさせて頂いている(?)Blogger諸兄とのコラボレーションに用いたい。

活用方法
・共同執筆(対談形式、セクション毎に章分けなど)
・アイデア会議(ブレストやアイデア貯蔵)



■FaceBook

FireShot capture #061 - 'Facebook I 北真也' - ja-jp_facebook_com_beck1240.png

とりあえず、Hacks for Creative Life!の中の人beckとしての
コミュニケーションツールとしてFacebookが使えないかと思案中。
(mixiは友人関係とのコミュニケーションツール)

今は顔出し実名をお試し中。
FaceBookをやっている人は是非友達に加えてやって下さい!

活用方法
・Hacks for Creative Life!の中の人beckとしてのコミュニケーションツール!



■Instapaper→まるごとRSS→FeedMyInbox

TwitBird ProInstapaperRead It Laterとの連携を始めたことから、両サービスに挑戦中。
スターを付けた記事をEvernoteに放り込みたいという野望の元、GoogleReaderとの連携が
素敵なRead It LaterではなくInstapaperを採用することに。

IMG_0762.PNGIMG_0763.PNG
iPhoneで見た「TwitBird Pro」と「Instapaper」

FireShot capture #062 - 'Instapaper' - www_instapaper_com_u.png
InstapaperはPCからも閲覧可能。

FireShot capture #063 - 'RSSフィードを全文配信で読むなら まるごとRSS' - mrss_dokoda_jp.pngFireShot capture #064 - 'Feed My Inbox ~ RSS to Email ~ Feed to Email' - www_feedmyinbox_com_feeds_success.png
Instapaperでスターを付けた記事のRSSを取得し、まるごとRSSに食わせ、更に
そいつを
FeedMyInboxに食わせて最終的にはEvernote

GoogleReaderInstapaperで読んだ記事の内、後で参考資料として参照したいものは
スターを付けてやるだけで自動的にEvernoteに飛んでいく
感じの運用で行ってみようかと。
詳しくはその内記事にします。

活用方法
・Instapaperでスターを付けた記事をEvernoteへ!


Twitterのリスト機能とハッシュタグ

FireShot capture #066 - 'Twitter _ @beck1240_Hobonichi-Users' - twitter_com_beck1240_hobonichi-users.pngTwitterリスト機能ハッシュタグを活用できないか検討中。
まずはほぼ日ユーザ同士のコミュニケーション&情報収集を目的として

ほぼ日ユーザリスト
カズン同好会リスト

を作ってみました。ほぼ日ユーザの方でTwitterをやっている方は、是非とも
お声かけ下さい。その他、ほぼ日ネタを呟くときには下記ハッシュタグを使用中。

ほぼ日ネタ #hobonichi
カズンネタ #cousinlover


beckのアカウントはこちら





FriendFeedのグループ機能


FireShot capture #065 - 'ほぼ日CLUB - FriendFeed' - friendfeed_com_hobonichi.pngFriendFeedのインターフェースはTwitterと比べてもかなりリッチ!
グループ機能は特定の話題のTLを複数人で作ることができるので、
Twitterのグループ機能よりも情報が分散しない。つぶやきにコメント
も付けられるので、議論が一目に見えるところも良し。

FriendFeedのほぼ日グループ


個人的にはTwitterよりもFriendFeedの方が好きなんだけど、
今一盛り上がらないんだよなぁ・・・

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posted by beck at 20:46 | ☔ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

情報収集ツールとして見た場合の「Twitter」

TwitterはiPhoneを購入してから本格的に使い始めたので、約4ヶ月が経過したところ。4ヶ月使ってみて思ったことは「Twitterは非常に有用な情報収集ツール」だということ。そこで、今回はTwitterのどういうところが情報収集ツールとして優れているかについて書いてみたいと思う。(勿論他にも、コミュニケーション・アイデア発想、ライフログなどの有用な使い方はあるのだけど、今回は情報収集のみにフォーカス)

Twitterが情報収集ツールとして優れている理由を挙げるとすると以下の5点になるかなと

1.Twitterは興味関心が近い人が集まりやすい仕組み
2.ちょっとした想いつきや記事にする程のことでもないことがつぶやかれる
3.様々な情報がTwitter上でアグリゲートされ、フィルターされる
4.緩やかなコミュニケーションが新しい価値を産む

5.興味関心が合致すれば情報は向こうから飛んでくる!

なんやあたりまえのこと・・・と言われそうやけど


1.Twitterは興味関心が近い人が集まりやすい仕組み


■興味関心が近い人が集まる仕組み
これはあくまで結構アクティブに他ユーザをフォローし、フォローされた場合もフォロー返しを基本的に行い、且つ皆が皆自分に興味関心ある発言を行っているという結構ハードルの高い前提の元であるが・・・

・自分が興味ある発言を行うユーザをフォローする
・自分の発言に興味あるユーザにフォローされる
 →自分の発言に興味あるユーザをフォローしかえす


という単純な作業を繰り返していくことで、自分のTLに興味関心が近い人が集まる。
フォローする/されるきっかけはざっと思いつく限りで

@興味あるキーワードで検索をかけて、面白そうなつぶやきをしている人をフォローする
A各種メディア(Blog含む)で活動している人に興味を持ってフォローする
B他のユーザのRTなどで自分のTLに流れてきた人に興味をもってフォローする
Cフォローされたのでフォロー返しをする(但しスパムは無視する)


などで、基本的に”フォローする”という能動的な行動を取る背景には、そのユーザに対する”興味”が必ずあるはずなのだ。逆にフォローされる場合も同様に、フォローしてきたユーザーは何かしら自分と興味関心で通ずる部分があるからフォローしてきたわけで、フォロー返しをすることは興味関心が近い人をフォローことと等しくなるといえる。これらを図に表すと以下の通り

slide1.JPG

緩やかに興味関心が重なるところがTL
しかしながら、他人と自分の興味関心が全く一致するということはそうそうないこともまた事実。見かけたときにはすごく興味あるつぶやきをしていたとしても、そんなつぶやきは全体の1/100の割合でしか含まれない可能性もあるのだ。そういう関心のないつぶやきを”ノイズ”と表現する向きもあるが、それを”多様性”と捉え、価値観の相違から生まれる新たな発見に耳を澄ますのも悪くはないのではないかと考えている。

多様性と交わることで以下の様な可能性があると考えられる
・新たなアイデアが生み出される可能性がある
・新たな出会いが生み出される可能性がある
・自分自身の興味関心が広がる可能性がある


slide2.JPG


2.ちょっとした想いつきや記事にする程のことでもないことがつぶやかれる

これは読んで字のごとし。Twitterはつぶやきに対する心理的コストが低い為、Blogなどの手段では発信されないようなちょっとした情報が発信されることが多い。例えば以下の様な情報だ

・ふと思いついた事、疑問に思ったこと
・最近考えているんだけど、記事にするまでに至っていないようなこと
・Blog記事にするほどでも無いんだけど、ちょっといい情報(プチlifehackみたいな)
・プライベートなこと(結婚しました、子供産まれました・・・等)
・リアルタイムに今話題になっていること、それに対する考え

僕の場合は、Blogを書くのに偉く時間がかかるので、本当に自分が「コレは記事にせねば!」と思わない限りBLOG記事にしない。書こうかどうか迷っても、結局Twitterの上で呟いて満足してしまうことも良くあるのだ。(僕のちょとした情報発信なんて誰も欲しいとは思わないんだろうけど ^^;)

自分が普段良く読むBLOGの中の人をフォローしたりすると、そういった方々がどんなことに興味があって、どういう風に物事を考えているかとか、プライベートな一面が垣間見えてなかなかに楽しい。BLOGに書かれる内容が思考のアウトプットだとすると、Twitterはそのプロセスを垣間見させてくれるツールであり、Twitterによってアウトプットの理解や解釈はより深いモノとなる(こともある・・・人によるので ^^;)。

また、実際にTwitterを眺めていると、良いことを言うユーザーはは知名度が高いユーザーだけじゃないこともまた真実。そういった方々との出会いはTwitterならではなのだとも思うし、そもそもBlogなんかを書いていないユーザが発信する情報をキャッチする手段がTwitterしかないというのもよくある話。

そういうちょっとした”ちょっといいつぶやき”との出会いもTwitterの良いところなのだけど、自分のTLだけでなく、以下のツールを使えば”ちょっといいつぶやき”、もしくはそれを発信する人と出会うことができる。ここで気になる発言をされている方を見つけたら、迷わずフォローすべし!
・多くの人にFavoriteられている”ちょっといいつぶやき”を教えてくれるFavotter
・今Twitter上で話題になっているキーワードと、それを含むつぶやきを教えてくれるBuzzter
・ユーザ毎にその人のつぶやきがどれぐらいRTされているかわかるRetwitter



3.様々な情報がTwitter上でアグリゲートされ、フィルターされる


■優れたコンテンツアグリゲータとしてのTwitter
これは賛否両論かも知れないが、Twitterにはてなブックマークの追加情報Googleリーダの共有アイテム情報、そしてBLOGの更新情報を流している方も多いのではないかと思う。例えば僕は1度FriendFeedに全てのアウトプットを集約してTwitterに流しているんだけど、ぱっと思い出せる限りで以下のアウトプットを集約している。

・2つのBLOGの更新情報
・はてなブックマーク
・Delicious
・Googleリーダ
・BrightKight
・Tumblr
・LastFM
・MediaMarker
・Flickr
・Picasa

これらは普段の生活の記録、学習、情報収集、BLOGのネタ、WEBサービスの仕込などなど・・・様々な目的で使用している。元々FriendFeedでこれらの情報を集約しだしたのは、FeedBurnerを経由してEvernoteに全自動で上記のアウトプットとTwitterのつぶやきを記録することが目的だったのだが、併せてTwitterに情報を流してみたところ、結構フォロワーさんの役にたつこともあるようなので、そのままにしている。

また、FriendFeedの他にもRSSが利用できるサービス(はてブもGoogleリーダもOK!)なら「twitterfeed」あたりを使えばTwitterに更新情報をPOSTすることが可能。

■興味関心フィルター装置としての”ツイッター”
気づきましたか?Twitterじゃなくて、”ツイッター”。よく分からないんだけど、Twitterをやっている人をツイッターって言うらしい・・・完全に余談やけど・・・で、怒られることを承知で書くと、フォローしている人を自分の興味関心フィルター装置として利用することで、効率よく自分が興味関心を持つ情報を集めようって話。

どういう事かというと・・・

FireShot capture #055 - 'Twitter _ Shinya Kita_ 同じ情報であったとしても誰かの視点や考え方と言うフィ ___' - twitter_com_beck1240_statuses_4758184201.png

と、過去の僕がのたまっております(^^;
余り手抜きせずにちゃんと説明すると

  • 確率論的に言ってTLには自分と興味関心が近しい方々が集まっているわけで、そういった方が流してくる情報というのは無鉄砲にWebサーフィンをするよりもHITする確率が高い。Amazonのリコメンド機能を緩やかにした感じ。
  • 自分が注目する人が選別して「是非皆で共有すべし」と考えて流した情報はそれだけで一読の価値有り。最終的に価値があるかどうかは実際読んで見ないとわからないんだから、その最初の読むか読まないかを悩む必要がなくなる(もしくは、読んでハズレを引く確率が低くなる)ことによるメリットは大きい。
  • 逆に言うと、自分をフォローしている人達も自分と興味が似通っているので、”自分のアウトプット情報をFriendFeed経由で流す”or”他の方のアウトプットをコメント付きでRT”すると、結構な頻度で誰かが反応する。そこから議論が始まったり、関連する情報を貰えたりも。

現に、やはり自分のTL上で流れるはてブの情報なんかは1日数個は「おっ」と思うようなものに出会えるし、はてブのRTなんかになってくるとイチローの打率並み。

しばらくはTLをただ無造作に追いかけるだけでもいいんだけど、その中で「この人はいい情報流すなー」と思ったら、Twitter純正のリストを使うなり、クライアントソフトのグループ機能を使うなりしてウォッチする。もしくURL情報を効率よく追いかけたければ「ReadTwit」などのツールを使うのも良いだろう。


4.緩やかなコミュニケーションが産む新しい価値


これらの説明には下手な例を挙げるよりも実例をお出しする方がよいと思うので、ある晩ふと「そういえば、なんでTwitter本はあるのに、Evernote本はないんだろう?」と呟いたところからなんだか一気に広がった話題を例に使いたいと思う。(shigotanoさんのまとめを拝借 ^^;)



半分おもしろがって・・・というのもあるんだけど、緩く繋がった人達がわらわらーっと一つの話題に集まって、盛り上がって、勢い余ってビジネス書の著者さん方に「是非書いてくれ」と直談判するあたり、なかなかこれまではアリエナイ光景だったと思う。何よりも、この出来事が瞬間的(1時間そこいら)な出来事だったことも興味深く、熱が上がって冷める前に話がついちゃうこの感じがきっとTwitterならではなのだと思う

これで本当にEvernote本が出版されたらビックリですが・・・地味に期待してます♪
(TO:@shigotanoさん、@nokibaさん、@mehoriさん)

5.興味関心が合致すれば情報は向こうから飛んでくる!

ある程度フォロワー数が増えてくるとTLを四六時中追いかけるというわけには行かなくなる。(100人ぐらいまではちゃんと全部読んでたんだけど。。)だけど、興味関心が合致すれば、基本的に情報は向こうからやってきてくれる。例えばどんな感じかと言えば・・・・



まずはペプシあずきの話題から入ったにも関わらず・・・そこに書かれていた「カズン今年デビュー」に他のフォロワーさんが反応。そこから連鎖的にわーっと広がっていき、カズンユーザ(及びその予備軍)が出そろったところで、今度は「ようこそカズン同好会へ(笑」というジョークで更に話が発展。続々と入会希望者が!?
同好会 みんなが いいねと いったから 今日が カズンの 発足記念日#cousinlover

akokinoko

某俵さんの”サラダ記念日”にインスパイアされた感じのテーマポエムも決まり・・・オリジナルの方々ともほぼ日同盟を結成して、最後はカバートークでそのまま収束した感じ。


注目して頂きたいのは、別段「これってどうなんだろう?」みたいな問いかけをして返答が帰ってきたわけではないという点。みんながみんなではないにせよ、興味あるつぶやきがあれば積極的に「@付き」で絡んできてくれる場合もあるというのは、なかなか興味深い体験だった。(但し、これも事前に自分と興味関心が近い人をフォローしていたからだけど)
 

■最後に

念のため書いておくと、この記事では「Twitterはこう使うべき!」といったことを言いたいわけではない点ご留意頂ければと思う。これまた個人的な考え方だけど、Twitterはプラットフォームであり、その上にどう「システム」を構築するかは各ユーザの裁量に任せられている。つまり、ユーザ一人一人によって捉え方も使い方も違って然るべきなのだ。
(僕自身、コミュニケーションやライフログ、考え事のまとめなんかにTwitterを使っており、情報収集ツール以外にも有用な使い方がたくさんあることは認識している。)

最後に情報収集ツールとしてのTwitterの効果を高めるために大切だと思うことを3点挙げておきたい

1.興味関心が近い人を積極的にフォローすること
2.自分に興味がある発言を発見したら積極的に絡んでみること
3.自分自身が有用な情報を発信しようと心がけること


総じて言えることは、良いTLを作り上げるためには自分から積極的に動いたほうがよいということだ。
1を行うことで自分のTLをより自分の興味関心に近づけることができると考えられる。2は自分が議論の中に入ることでより自分が望む情報を引き出すことができ、また、他者とのコミュニケーションの中から新たな価値の創造がなされることが期待される。3はよく言われるGIVE&GIVEの考え方にも通じるところで、自分が有用な情報を発信をし続けることで、注目されたり、RTされ、最終的には自分にとって有用な情報が集まりやすい形になるのではないかと考えられる。
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2009年10月02日

iPhone3Gを拡張するネットストレージ4選

iPhone3G及び3GSのストレージ容量は8GB,16GB,32GB・・・と普通のケータイに比べれば圧倒的に大容量。そんだけあれば十分でしょ?と思うのはちと早計。人間何十年も生きてくると、色々とデータがたまってくるんです。

iphoneyouryou.jpg
オーディオも選別して10GBオーバー。ビデオはとりあえず見たいの4本だけ。アプリはまぁ知れてるとして、写真はデジカメ、iPhoneで撮ったものを全てiPhoneに放り込んでいるので、なんだかもうすぐ3GB。写真が趣味でデジタル一眼なんて使ってる方はこんなもんじゃすまないはず!!
後は各種アプリが使う領域としてある程度は確保しておきたいし、本当は参考資料用のpdfとかもどんどん追加していきたい。うーん・・・ビデオはあんま見ないから消して、音楽ももうちょい絞り込むかな。。

そんな悩みを抱えている皆様方に送る、iPhone3Gを拡張するネットストレージ4選。
ちょっと長いですけど、最後までおつきあい頂ければ是幸い。

■サービス一覧

○オンラインストレージ系
 1.Dropbox
 2.SugarSync
○複合サービス系
 3.MobileMe
○NAS(サービスじゃないけどw)
 4.LinkStation
+α(Fliclr、Picasa、evernote等を使うなど)

■オンラインストレージ系

DropBoxのiPhone専用アプリがリリースされたこともあり、最近再び脚光を浴びつつある。普通のストレージサービスとDropBoxやSugarSyncの機能を大別するとこんな感じ。
  1. 複数PCとオンラインストレージの多地点間でフォルダの自動同期が可能
  2. WEBアクセスによるファイル操作も可能(クライアントソフトがない出先でも操作可能)
  3. モバイルからのファイル閲覧が可能(編集は不可。写真とビデオのアップロードは可能)
  4. フォルダに共有設定を行うことで、他ユーザと共有が可能(しかも自動同期)
図に表すとこんな感じカナ・・・わかりにくくてスマヌ
dropbox.jpg

1.Dropbox
言わずもがな、オンラインストレージの雄DropBox。複数PC、ネットストレージ間でファイルを同期可能。iPhone専用アプリがなかなかにサクサク。先に説明したオンラインストレージ系のサービスは一通り使える。2GBまでは無料で、友人を紹介すると250MBずつ増量されて、合計5GBまで増やすことが可能。(登録してもいいよって方がいらっしゃればこちらから登録お願いします☆)

容量/コスト:2GB   無料(努力で5GBまで増やせる)
        20GB   $6.99/月
        50GB   $9.99
/月
        100GB $19.99/月
メリット:多地点間フォルダ自動同期、写真と動画をiPhoneからアップロード
     iPhoneアプリがサクサク&オフラインで使える
デメリット:それなりのコストが掛かる。iPhoneからファイル操作が殆どできない。
閲覧可能:画像(JPG/TIFF/GIF など)
(iPhone) 音楽(MP3/AIFF/M4A/WAV など)
       動画(MOV/MP4/M4V など)
       文書(DOC/XLS/PPT など)
       テキスト(PDF/TXT/RTF/HTML など)


○PC上での動作
FireShot capture #045 - 'Dropbox - Files - Secure backup, sync and sharing made easy_' - www_getdropbox_com_home#.png dropboxgamen.jpg
基本的にはマイドキュメント配下に作られるMydropboxフォルダにファイルを放り込むだけ。


○iPhone上での動作


IMG_0597.PNG IMG_0590.PNG
シンプルで使いやすく、且つサクサク動くインターフェースはかなり秀逸。

IMG_0594.PNGIMG_0595.PNG
オフィス系のファイルもサクサク動くの図。編集は出来ない。ちなみにoffice2007系のファイルでも問題なく開けました。写真には無いんだけど、Excelのタブ切り替えがかなり使いやすい♪

 IMG_0592.PNGIMG_0596.PNG
写真もかなりサクサク表示される。ちなみにアプリ上からメールでそのファイルへの共有リンクをお知らせすることも可能。出先で急に資料を送る必要が出たときなんかに使える・・・と思うんだけど、データを社外のストレージにおける企業ってそうそうないんだよね(^^;


2.SugarSync
DropBoxがiPhoneアプリを提供する以前からiPhoneアプリを用意していたり、設定用クライアント画面を用意していたり、マシン上どれでも好きなフォルダを共有化できたり、何かと先進的なサービス。iPhoneアプリの画面は格好いいんだけど、動きは全体的にモッサリ。DropBoxより全体的に安めな値段設定ですな。クライアントから動画はアップできない点もちょっとDropboxの後塵を拝している感じ。ちなみに、AndroidやWindowsMobileのクライアントもあり。
容量/コスト:2GB   無料(努力次第で5GBまで増える)
        30GB   $49.99/年  $4.99/月
        60GB   $99.99/年  $9.99/月
        100GB  $149.99/年 $14.99/月
        250GB  $249.99/年 $24.99/月
メリット:多地点間フォルダ自動同期、写真をiPhoneからアップロード
     マシン上どれでも好きなフォルダを自動同期対象にしてくれる。
デメリット:それなりのコストが掛かる。iPhoneからファイル操作が殆どできない。
        アプリがもっさり。動画はアップロード出来ない。
閲覧可能:画像(JPGなど 詳細不明)
(iPhone) 音楽(MP3など 詳細不明
       動画(MOV
など 詳細不明
       文書(DOC/XLS/PPT
など 詳細不明
       テキスト(PDF/TXT
など 詳細不明
        ※詳しいことわかんないので実績ベースで書いてます

○PC上での動作
FireShot capture #047 - 'SugarSync - Home' - beck1240_sugarsync_com_home.pngsugarsyncapl.jpg
Web画面も専用クライアントもなかなかすっきりしてわかりやすい。DropBoxより細かく色々設定できる分だけややこしいのだけど、例えば既にある特定のフォルダを自動バックアップしたい!って場合にはかなり便利。

○iPhone上での動作

 IMG_0608.PNG IMG_0609.PNG
画面はこっちの方が格好いいんだけど、基本ストリーミングらしく動作はモッサリ。
その他できることはだいたいDropBoxと同じなので割愛w


■複合サービス系

3.MobileMe
Apple純正のサービス。オンラインストレージだけじゃなくて、カレンダー、連絡先、Mobile Meアカウントのメールをプッシュで配信してくれたり、iPhoneに遠隔ロックを掛けたり現在地を探したりすることができる複合型付加価値サービス。メールボックス、写真や動画の共有スペース、WebDavスペース(iDisk)で20GBをシェアする。オンラインストレージ専用サービスと違って、多地点間のフォルダ自動同期的なことはできない。ネット上にひとつ共有ディスクがあると思って貰えれば。ファイルのアップロードは基本Webブラウザから手動で行う。。

容量/コスト:20GB   ¥9,800/年
メリット:写真と動画をiPhoneから直接公開
     iPhoneアプリがサクサク&オフラインで使える(200MBまでキャッシュ)
デメリット:それなりのコストが掛かる。iPhoneからファイル操作が殆どできない。
閲覧可能:画像(JPG/TIFF/GIF など)
(iPhone) 音楽(AAC、MP3、Audible (2、3、4)、Apple Lossless、AIFF、WAV
       動画(MOV/MP4/M4V など)
       文書(DOC/XLS/PPT など)
       テキスト(PDF/TXT/RTF/HTML など)
mobileme.jpg

写真がないのは、beckがフリートライアルを通してMobileMeは不要と判断し、継続を行わなかったため。カレンダー、連絡先、メールのプッシュ配信はGoogleSyncが無料で提供してくれているし、ストレージサービスそのものは他の専用サービスを使う方が利便性が高く、且つ同じ金額で倍近い容量を手に入れられるので。

その他の遠隔ロックや現在地確認なんかのサービスを利用したいとか、Googleの無料サービスに今一信頼がおけないとか、手軽に写真や動画の共有サイトを作りたいといった人にとってはナカナカ良いオールインワンパッケージではあるとおもうのだけど、自分の用途には合わなかったと言うことで。



■NAS

4.LinkStation
別にLinkStationにこだわる訳ではないのだけど、NAS製品のなかでは最もポピュラーであり、比較的上級者でなくても設定可能な製品という意味でオススメ。下は1万円台〜10万円まで機能も容量も多種多様。RAID1,5あたりを組める製品を買えば、万が一の障害の時も安心。PCだけでなく、HDDレコーダ、ゲーム機、コンポ、テレビなどと接続する方法も色々あるので、家庭内NW上のホームサーバとして上手く導入したいところ。

コスト:1万円台〜10万円のイニシャルコスト(但し電気代は必要)
容量:500GB〜数TBまで
その他:一部家電とはDLNA連携できる機種もあり
メリット:コストあたりの容量が圧倒的。家庭内でのファイル共有にも使える。
デメリット:iPhoneからの利用はストリーミング試聴のみ。多地点間自動ファイル同期などの機能はなし。
      扱えるファイルタイプが少ない。
閲覧可能:映像(mp4、m4v、mov、qf)
       画像(jpeg、tiff、gif、png)
       音楽(mp3、m4a、wav、aiff)




■+α(Flicr、Picasa、evernote等を使うなど)

まぁ、これも別段難しい話ではなく、専用クライアントをiPhoneに提供している各種サービス側のストレージにファイルを置いて、iPhoneローカルにはファイルを置かないようにしましょうという発想だ。比較的iPhoneの容量を圧迫しがちな画像、動画というのはflicrにどんどんあげて、普段はアプリから閲覧する。iPhoneローカルはお気に入りの写真だけ残しておくなどの使い方だ。


■用途別にサービスを組み合わせる

有料アカウントを作る場合、DropBoxとSugarSyncの両方を登録すると言うことはあまりないと思うが、DropBoxとリンクステーションを併用するパターンは大いにあり得るだろう。例えば、今beckが考えている使い分けは以下の通り。

iPhoneローカル  :音楽と写真をある程度選別して。その他アプリ及びその生成データ用
DropBox     :友人と進めているプロジェクトの共有ドキュメント類(更新のある資料)
Evernote     :メモ、参考資料(更新のない資料)
リンクステーション:全ての動画、画像、音楽を集約


ただ、飛行機に乗っているときに映画を観たいとか、電車の中で資料を確認したいといった場合、ストリーミング系のオンラインストレージは使えなかったりするので、その辺はケースバイケースで柔軟に対応するしかない。


■参考サイト
Lifehacking.jp:[iPhone 情報整理術] iPhone の容量を 100GB 超に拡張する
posted by beck at 03:21 | ☁ | Comments | TrackBack(1) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

GmailがiPhoneへのPush配信に対応!

GmailがiPhoneへのPush配信に対応したとのことで早速試してみました。
(厳密に言えば、Google SyncがメールのPush配信に対応したんですが・・)

いやはや、こいつは凄い!

■前準備
まず、Google Syncの設定をされていない方は、Google Syncを設定して下さい。
詳しくはこちらの記事を参考に。

手っ取り早く知りたい人の為に簡単な設定方法を乗せておきます。
1.「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」→「アカウントを追加」を選択

IMG_0552.PNG IMG_0553.PNG
2.Microsoft Exchangeを選択し、サーバ名「m.goole.com」と「ユーザ名」「パスワード」を設定


■設定
Google Syncを既に使っている人であれば設定は超簡単。

IMG_0548.PNG
1.「設定」から「メール/連絡先/カレンダー」を選択


IMG_0549.PNG
2.Google Syncで設定したアカウントを選択

IMG_0550.PNG
3.「メール」をオンにするだけ


■動作例

IMG_0554.PNG IMG_0555.PNG
こんな感じで何もしていないのにメールが受信されます。
COOL!

IMG_0557.PNG
ちなみに、今まで使っていたGmailアカウントとは別にアカウントが出来るので、上記な感じでダブります。今まで使っていた方のアカウントは削除してやって下さい。

■参考資料
ASCII.jp:iPhoneとカレンダーを同期 Google Syncを試す
IT MEDIA:Google、iPhoneでのGmailプッシュ配信を可能に



それでは皆様、快適なiPhoneライフを!
posted by beck at 22:28 | ☁ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

新聞・雑誌の切り抜きはiPhone(JotNot+Evernote)でやることにした

新聞や雑誌の記事で「これいいな!」と思っても、切り抜いてスキャンというのはちょっと面倒だったりする。iPhoneでどうにかできないかと試行錯誤していたところ、スキャンアプリJotNotがイイカンジだったので、今後はコレを使って新聞・雑誌の切り抜きを行うことにした。

詳しい方法と作例は以下の通り。

■JotNotについて
JotNotはiPhoneをスキャナーに変えてしまう素敵なアプリ。紙媒体や黒板なんかをケータイカメラで撮ろうとすると、大抵歪んだり、読みづらかったり、不要なモノが写り混んだりするんだけど、JotNotを使えばこういった問題の多くを解消することができる。作例を挙げると

IMG_0460.PNG IMG_0461.PNG

こんな感じで、斜めになっている被写体の文章もしっかりと読めるレベルにまで補正してくれる。更にこのアプリが最強なのは様々な保存形式を有しているところだ。(詳しくは以下の通り)情報集約をEvernoteやGmailで行っている人にとっては垂涎の機能といえる。

  • evernoteに転送
  • メールに転送
  • 画像で保存
  • PDFで保存

IMG_0463.PNG IMG_0462.PNG

■新聞の切り抜き手順
では、実際に新聞の切り抜きを行ってみたいと思う。

IMG_0475.PNG IMG_0469.PNG
1.兎も角もJotNotを起動し新聞の切り抜きたい記事を撮影。
2.切り抜きたい領域を選択して「Process」を選択


IMG_0472.PNG IMG_0476.PNG
3.左の絵な感じでイイカンジに補正された画像が生成される。画面下部中央のアイコンを選択
4.右の絵のような感じの画面で「Send to Evernote」を選択

IMG_0471.PNG
5.Evernoteの記事を書く画面が現れるので、タイトルやらタグやらを設定する。
  検索しそうなキーワードを本文中に書き込んでおくとなお良し。
  後でPC上からこの辺の作業やるって人はここのところは適当でOK。
  Notebookも選択できるので新聞切り抜き用のNoteを作っておくことをオススメ。


IMG_0473.PNG IMG_0474.PNG
6.ってなわけで、iPhone上のEvernoteで閲覧してみるの図。ナカナカに良い感じ。
  ちなみに右図は若干縮小状態で表示。ここから更に拡大しても綺麗に表示される位の解像度。

evernote_kirinuki.jpg
7.勿論、PCのクライアント上からも閲覧可能。ただ、iPhoneとちがって拡大縮小ができない・・・微妙w


■所感とまとめ
新聞の切り抜きをやったことがある人なら分かると思うのですが、記事を切り抜いて台紙に貼る、更にはそれをスキャナで読み込ませる・・・といった作業に比べればこの方法はかなり楽チン。勿論スキャナに比べれば解像度や綺麗さで劣るんだけど、記事の切り抜きはそもそも「ストレス無く読めるレベル」で取り込めれば問題がないので個人的にはJotNotで十分

そして、言わずもがな、Evernoteに取り込むことで、タグ付けや検索が可能になり、情報の検索性が高まる。更には、PCクライアント、iPhone、Webページのいずれからでも情報を参照することが可能となるので、必要なときにいつでもその情報を取り出すことができる。個人的にはこれらの効果により(スクラップブックに比べ)情報の再利用性は格段に向上すると考えている。

まとめると・・・
  • 新聞の切り抜きをJotNotで行う事で、切り抜き作業の手間が大幅に削減される
  • 切り抜いた記事をEvernoteで管理することで、情報の再利用性が格段に向上する


■その他応用方法
その他の応用方法としては
  • 会議で使用したホワイトボードの内容を記録
  • フライヤーやカード、箸袋など自分の好きなアーティストやお店の情報が書かれた紙媒体の写真をメモ代わりに記録
  • 読書の抜き書きに利用
  • レシートを取り込んで支出管理に役立てる

等が考えられる。紙媒体で、とりあえず保管しておきたいものや、それ自体がメモになるものには結構応用が利くのではないかと思う。
posted by beck at 13:34 | ☔ | Comments | TrackBack(1) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月25日

というわけで、早速iPhoneをバーコードリーダーにしてMediamarkerに登録してみた

想造ノートさんの「iPhoneのバーコードリーダーから直接MediaMarkerに登録できたからまとめてみる」という記事が素敵すぎる。タイトルの通り、iPhoneでバーコードを読み込んでISBNを取得しMediaMarkerに渡すことで、簡単に本を登録できるという超素敵hackなのだ。

とりあえず、細かい設定などは想造ノートさんを読んでいただくとして、ここではbeckが早速試してみた様子とその感動、どうやって使い倒してやろうかという妄想を書いてみたいと思う。


■とりあえず試してみる

IMG_0326.PNGIMG_0327.PNG
まずは設定・・・ワクワク。1次元バーコード「EAN 8/13」
転送サイト機能「オン」に設定してアドレスに以下のURLを入力

http://mediamarker.net/u/ユーザーID/search9?cat=9&srh=1&auto=1&q=
その他細かい設定は想造ノートさんを参照してくださいまし。

IMG_0332.PNGIMG_0329.PNG
えらく直訳やなぁ・・・と。とりあえず、キャプチャしてみると、
ちゃんとISBNが読み込まれたので、クリックしてみると・・・

IMG_0330.PNGIMG_0331.PNG
既に登録している本だからツンデレに「登録されてるぞ、コラ」と怒られる。
気を取り直して確認してみると・・・おほwちゃんとガネーシャが出てきた!!


ってことで、早速試してみたら、ものの数分で設定完了。超楽ちん。バーコードリーダアプリの「QuickMarker」は230円なのだけど、本物のバーコードリーダー買ったらコレの100倍以上高いわけで・・・超お買い得(笑)これで得られる利便性(と、ギーク的自尊心)プライスレス、みたいな。


■妄想は広がるばかり

もう、このiPhone→Mediamarkerという流れを手に入れてしまった僕の飽くなき妄想はとどまることを知らない。普通に買ってきた本をガシガシバーコードから登録することは勿論、本屋さんで見かけた素敵な本や知り合いから勧められた本などを瞬殺でWISHリストに登録できるってのがかなり素敵。また、応用技としては例えば
  1. 知り合いがオススメの本を見せてくれる
  2. バーコードを読み取ってサクッとMediaMarkerに登録
  3. 登録アイテムの確認画面からAmazonに移動
  4. その場で購入!
ってな具合に、面倒な入力作業なしにMediaMarkerへの登録と本の購入まで進めてしまえば、「いつか読んで見ますね。」よりもインパクトがあることは言わずもがなだし、自分自身も楽ちんだしね。みんながHappyになれる仕組みって素晴らしい!


ということで、是非とも想造ノートさんの「iPhoneのバーコードリーダーから直接MediaMarkerに登録できたからまとめてみるを読んで、QuickMarker買って、設定して、ウッハウハのMedieaMarkerライフを送って下さい。

(余談)個人的にこのQuickMarkerをもっと別の分野にも応用できないか考え中。
posted by beck at 04:24 | ☁ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

GoogleリーダーからEvernoteにPostする

Googleリーダーから様々なサービスにSend toできるようになったことは知っていたが、我らが「evernote」にもSend toできるとは!!これがまた超便利なので、evernoteユーザの皆様は有無を言わず設定すべし。以下、簡単に設定方法や作例を載せるので、ご参考までに。


1.まずは「設定」の「各種設定」を選択。言語を「英語」に激しくChange!
FireShot capture #20 - 'Google リーダー (1000+)' - www_google_co_jp_reader_view__hl=ja&tab=wy#overview-page.png

2.英語モードになると、「Setting」に「Send To」が追加されるので、その中の「Create a custom link」を選択して以下の通り設定してください。


FireShot capture #21 - 'Google Reader (1000+)' - www_google_co_jp_reader_view_#overview-page.png

3.各アイテムの右下に「Send To」という項目があるので激しくクリックしてやると、先ほど登録したevernoteやその他設定した項目が送付先として表示される。ともかくも「evernote」を選択しましょう。

FireShot capture #23 - 'Google Reader (1000+)' - www_google_co_jp_reader_view_#stream_user%2F04757253197956121564%2Flabel%2F%E4%BB%95%E4%BA%8B%E8%A1%93.png


4.ログイン画面が出てくるので、サクッと認証を通して下さい。すると、以下の様に「ノートブック」と「タグ」の登録ページが表示されるので、ちゃちゃっと設定して、ボタンをぽちってやれば登録完了です。超簡単。

FireShot capture #24 - 'Evernote Clip_ 「記憶を外部化すること」の心理学的な意味' - www_evernote_com_clip_action_viewConfirmation=&noteGuid=164193a5-7031-45ef-a0d9-8834e30339f6.png

5.登録されたクリップはこんな感じで表示されます。びゅーてぃふぉ!
evernote_google.jpg


残念ながら、Send ToはPC上からしかできない。個人的にはBylineで読んで、残しておきたいと思ったアイテムはドンドン共有に放り込むので、家に帰ってから共有アイテムをSend Toすれば特に問題はないのだけどね。

evernoteの他、TwitterやFacebook、Friend FeedなんかにもSend Toすることができるので、もしかするともっと面白い使い方が見つかるかも知れない。今後ともこの機能には注目せねばだ。
posted by beck at 03:01 | ☁ | Comments | TrackBack(2) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月08日

Twitterでユビキタスキャプチャをする際に意識すべき3つのポイント

最近、Twitterが楽しくて仕方ない。
現時点でフォロー数が180で、フォロワー数が74。

これぐらいの数だと、流れてくる情報はほとんど追いかけられるし、フォロワーさんとも緩やかなコミュニケーションが図れてイイカンジ。(余談だけど、自分のblogについて投稿があるとテンションが上がるっす。)

ただ、フォロワーさんが増えてくると、「今から出勤」とか「眠い」といった、多くの人にとってどうでもいいことをつぶやいてよいものかと悩ましく思えてくる。僕の場合はフォローした人からのフォロー返しと、blogを読んでくれた方のフォローが多く、友人率は限りなく0%ということもある。

とはいえ、ここ最近の記事にもあるように、僕はTwitterで色々ユビキタスキャプチャして、色々アグリゲートして、色々経由してevernoteにライフログとして残したいわけで・・・

僕が残したい情報と、僕をフォローしてくれている人欲しい情報(というか、うざいと感じない情報 ^^;)のミスマッチをどうするかという命題にぶつかる訳である。


以下、その対策について考えてみた。

解1.書き分ける

複数のTwitterアカウントを用意して最終的にfriendfeedでアグリゲートするとか、Twitterはややパブリックな発言だけにして、friendfeedでプライベートな発言をするというのも手だろう。

ただ、そのパブリックとプライベートのグレーゾーンを見極めて、Twitterのアカウントを切り替えるというのは、僕の中ではかなり心理的コストの高い作業に思えてならない。結果、めんどくさくなって使わなくなるだろう。

アカウントの使い分けに関しては、他人に見られて大丈夫かどうかとか、立場が違う等(例えば、ビジネス上の公式アカウントとプライベートアカウント等)のわかりやすい基準で行うべき。


解2.つぶやきにしばりを与える

そんなわけで、こっちが僕の最適解。
しばりがきつすぎると、それはそれで心理的コストが高まるのでシンプルに3つ。

1.その情報は明日の自分にとって少しでも意味があるか?
 →これは最低ライン。自分にとって全く無意味な情報にTwitterも
  ライフログも汚されるなんてのは、言語道断(^^;
2.その情報が話題になる可能性は少しでもあるか?
 →「今日の晩ご飯はカレーライス。」でも、「私もカレーだよ」などの
   会話に発展する可能性は十分にある・・・ハズ。
3.その情報、もっと面白くできない?
 →例えば写真を付けてみたり、一言添えてみたり、ひねってみたり。
  「田町なう。今から飲みに行きます・・・さくら水産に。」みたいな。

3つめは縛りじゃないけど・・・つぶやく2秒前にちょろっと未来の自分とフォロワーさんのことを思いやってみるというのは悪くないことだと思う。


ユビキタスキャプチャという行為において、記録すべき情報とそうでない情報の取捨選択は難しい。そこに衆目が入ってくるとなると、更に難しくなる。まずは、考えている事、行動履歴など、とりあえず書いてみるしかない。

Lifehacking.jpのmehori さん曰く
最初はなんでも念頭にあることは全て書くようにしていきます。時間と経験とともに、絶対に後で利用されないゴミ情報と、書き込んでゆくべき「ネタ」との区別がつくようになっていきます。
とのこと。原文は以下のリンクから。

参考リンク:
「全てを手帳に記録する」、ユビキタス・キャプチャーの実践
生活綴り方 ユビキタスキャプチャーの悩み

posted by beck at 14:08 | ☁ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

ライフログとは優れたアグリゲータであるべき

前に書いた「アウトプットはFriendFeedで集約しevernoteに蓄積することにした-後編-」にも通じるところがあるんだけど、ライフログとはどうあるべきかについて考えてみた。

参考:
ライフログとは (Lifelog): - IT用語辞典バイナリ
ライフログについての整理 - TAROSITENET


結論:ライフログとは優れたアグリゲータであるべき

例えば、家計簿そのものは家計簿サービスを使って集中的に管理したり、統計情報をみたりしたい。とはいえ、1日の出費や1ヶ月の出費などの情報だけはライフログに取り込みたいとも思う。つまり、サービス利用自体は個々で行い、最終的にデータだけが連携・集約する仕組みがBESTだという結論である。


1.散逸する情報を一つのタイムラインに乗せる

ライフログとは、散逸している自分に関する情報を一つのタイムラインに乗せることだと思っている。自分の行動(どこで何をしていた)、思考(何を考えていた)、記録(場所/お金/体重)、アウトプットなどが全て一つのタイムラインにのせられ、且つそこから詳細情報へリンクされていることが自分的にはライフログのあるべき姿だと思っている。

インターネット上であれば、言わずもがなfriendfeedが一番近い存在。各種APIやRSSから情報を引っ張ってきて一つのタイムラインに乗せてくれる。Twitterでもいいのだけど、アグリゲータとしての性能はfriendfeedの方が高い。っていうか、つぶやきはTwitterに集めて、friendfeedでそれも集約しちゃうってのがベスト。

FireShot capture #11 - 'beck - サービス_ - FriendFeed' - friendfeed_com_beck1_services.png


2.ついでに記録する、もしくは1度だけ記録する

とにかく僕は、ライフログを取ることを目的とした記録は極力無くしたい。例えば、今聴いている音楽をいちいち記録したくはないし、blogを書いたことをいちいち「今日はblogかいたー」などとつぶやくのもなんだか微妙なのだ。1度起こしたアクションはとことん使い回したい!!

だから、何かサービスを選ぶときにはAPIを公開しているか、エクスポートは可能か、RSS配信できるか・・・などが超重要なのだ。例えばどんな感じかと言えば・・・

Googleリーダで気になった記事を「共有」→自動的にリンクとタイトルがfriendfeedに
はてなブックマーク→自動的にリンクとタイトルがfriendfeedに
delicious→自動的にリンクとタイトル・コメントがfriendfeedに
Picasaへのアップロード→自動的にサムネイルがfriendfeedに
蔵書について情報を更新→自動的に絵と詳細情報付でfriendfeedに
blogを投稿→自動的にfrie(ry


それでもカバーしきれない部分は仕方がないのでつぶやくか、CSV吐き出しメール吐き出しなんかの仕組みがあるものを使って、それを手動で送信or取り込む。

前にも書いたとおり、僕が使用している10個程度のwebサービスで取れるデータは全てfriendfeedのタイムラインに取り込まれ、feedburnerでgmail更にはevernoteに転送される。BLOGは投稿した記事全文が同様のルートでevernoteまで届くようになっている。


3.情報はある一定単位で区切られて欲しい

基本的にはタイムラインに乗って時間軸上にデータを配置して貰えればOKなんだけど、そのタイムラインも1日単位に区切りたい。また、タイムラインとは別にその日の出費、体重、運動量、勉強量などを1日単位で見てみたいとも思う。更に言えば、これらの情報の1週間分、1ヶ月分のサマリなんかが見れれば尚良し。

これに最も近いデータの吐き方をしてくれるのがlast.fmで、こいつは1曲単位に視聴履歴を持つだけでなく、1週間単位、3ヶ月単位、6ヶ月単位で統計情報を出してくれる。ちなみに、視聴履歴はScrobbleが自動でかき集めてくれるので、一切手間は掛からない。そして、これらのデータをRSSに落とし込むことも可能なので、friendfeedにRSSを読み込ませるも良し、feedburnerで1日分の視聴履歴をメール送信するもよし、である。
(好き嫌いもあるんだろうけど、視聴履歴をfriendfeedに記録しようとすると、良く音楽を聴く人はもの凄い勢いでタイムラインがほとんど視聴履歴だけで埋まってしまう。)

FireShot capture #12 - 'beck1240 ミュージック・プロフィール _ Users at Last_fm' - www_lastfm_jp_user_beck1240.png FireShot capture #14 - 'beck1240 ミュージック・プロフィール _ Users at Last_fm' - www_lastfm_jp_user_beck1240.png


4.蓄積場所は一カ所且つ検索性に優れていること

本気でライフログを取ったとすると、タイムラインにはかなりの情報が蓄積されることになる。時間軸での整理に加えて、検索を行えることも重要となるため、friendfeedからgmailやevernoteに出力すべきだと考えている。また、タイムラインに乗せない情報(デイリーでの出費情報、体重など)であっても、タイムラインと同じ場所に蓄積することでアクセスが用意となる。

自分の場合、いつでもどこでもサクッとアクセスできるようevernote上に記録してiPhoneから見てニヤニヤしている。gmailを経由しているので、gmail上で検索することも可能。


5.個人情報は公開したくない!!

消費履歴や行動履歴など、人には見られたくない情報もあるのではないかと思う。そう言うときは、ライフログ専用にfriendfeedを開設して「プライベート フィード」に設定してやればOK。その他、タイムラインに乗せる必要がないのであれば、プライベートな情報はfriendfeedに取り込まず、個別にメール送付するというのも手である。


次なる課題

今の課題は、以下の様な情報をどうやって楽にevernoteに取り込んでやるかという所。しかも、できるなタイムラインに載せつつ、デイリー、ウィークリー、マンスリーでサマリ情報を取得したい。

・消費履歴(iExpenseITの情報 CSVは吐けるが・・・)
・行動履歴(GPSトラッキングではなく、タイムトラッキングしたい)
・体重情報(カラダスキャンPCコントロールで採取)



何かこの辺の情報をお持ちの方がいらっしゃれば、是非ともご教示下さい!
posted by beck at 08:25 | ☁ | Comments | TrackBack(2) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月03日

携帯→iPhoneになったことによる最大の変化

iPhone3GSを購入してから早3週間。新しいアプリ探しにも飽きてきて、今はどうやったら自分のライフスタイルやワークスタイルがよりよくなるかについて日々試行錯誤をしているところ。

試行錯誤の途上ではあるけれど、携帯電話→iPhoneに変えたことによる変化について特徴的なところを述べたいと思う。ちなみに、本記事は前回書いたiPhone3GSを使った生産性向上についての考察と内容的には大差ないんだけど、”何が変わったか?”、”どう使っているか?”という観点をより強く書いたつもり。(あくまでも20代中盤、デスクワーク中心の会社勤めのシステム屋のケースだけれども)

最大の変化を3つ挙げるとすると・・・
1.GoogleReader+Twitterによる情報シャワー
2.スケジュールとTODOの管理がネット経由で超便利
3.ライフログやメモの頻度が向上





1.GoogleReader+Twitterによる情報シャワー
おそらく、MLやら同胞配信やらでで恐ろしい数のメールが飛び交う職場・・・例えばシステム開発業務等に従事している方にとっては珍しいことではないと思うが、大量に流れてくる情報に印を付けて後で見返す形で情報収集をGoogleReader+Twitter(friendfeed)ではじめた。iPhoneを使えばGoogleリーダーやTwitterにいつでもアクセス可能であり、且つ使いやすいクライアントアプリが色々あることが決め手。

勿論、PCだけでもできることなんだけど・・・会社のPCでこういうことするのはちょっと気が引けるし、ちょっと時間が空いたとき(例えば移動中や、昼休み)にサクッと目を通して、必要そうな情報に印を付けておけるところがgood。



2.スケジュールとTODOの管理がネット経由で超便利


家のPCや会社のPCとケーブルで接続し、アウトルックと同期という形で今までのケータイでもできなくは無かったことかも知れない。一手間減っただけのことかもしれないが・・・GoogleSyncで同期したiPhoneのカレンダーと、Remember The Milkと同期したMilpon(別にRTM純正アプリでもOK)は、凄まじく便利。キャッシュしてくれるから、別にネットに繋がらなくても使えるあたりも素敵♪

フランクリン・プランナーのデイリーを使っていて今一管理しきれてなかった、中長期のスケジュール、中長期(締め切りが先)のマスターTODOをiPhoneが補完してくれている形。フランクリンプランナーは、価値観や目標(超長期のスケジュールや行動計画)、そこからの行動落とし込み、そして、日々のタスク遂行に活用したい。


3.ライフログやメモの頻度が向上
とりあえず、まずはTwitterで今どこで何をしているとか、何食べてるとかをつぶやく。余裕があれば写真付きで。それがそのままライフログになるし、後で自分のつぶやきだけを見返すことで1日の振り返りがなんとなくできる。

また、分かっていたことなのだけど、evernote+iPhoneは恐ろしく便利。例えばどの辺が根本的に違うかというと・・・

・とりあえず、気になるものがあれば写真メモ(位置情報も付加される)
・とりあえず、思いついた事があればテキストメモ
・料理をしながらblogのネタを音声メモに
・参考文献は全てevernoteにインポート(pdfも検索対象)


これまではメモ帳を取り出せないときの代用としてケータイを使っていた。しかし、今ではRHODIAを使いたいという欲求に駆られた時と、ささっと手書きでメモを取らなきゃいけない時を除けば、ほとんどメモはiPhoneでとっている。ま、これまでも基本的にメモの最終蓄積をevernoteにしていたので、今まで寄り道してたところを全てすっ飛ばしていきなりゴール地点に到達できる感じ。


変化の要因はなんだろなぁ・・・って考えてみると
・ネットが凄く身近になった
・Web上のサービスとの連携がスムーズになった
・情報アクセスやメモのストレスが少なくなった


ってあたりじゃないかと思った。多分、いくつかは今までの携帯電話でもできたことだと思う。でも、ちょっとつながりがよくなったり、ちょっとストレスなく使えるようになったり、ちょっと小粋なインターフェースを持ったりっていう積み重ねで、何だかライフスタイルまで変わる位の素敵さになったんじゃなかろうかと。
posted by beck at 01:29 | ☔ | Comments | TrackBack(1) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月28日

FriendFeedのRSSをFeedBurnerからGmailおよびEvernoteに転送した場合の作例

昨日の記事「アウトプットはFriendFeedで集約しevernoteに蓄積することにした-後編-で紹介した、FriendFeedのRSSをFeedburnerに読み込ませて、メールでGmailに飛ばし、さらにそれをEvernoteに転送した図は以下の通り。
FireShot capture #10 - 'Gmail - FriendFeed - beck1 - beck1240@gmail_com' - mail_google_com_mail__source=navclient#all_122bcf8468dab0fc.pngevernote.jpg

Gmail上では結構見やすいのだけど、Evernote上ではちと見づらい。また、転送メールの宿命である題名の「Fwd:」と、mail本文先頭の転送元情報は手で消す必要がある。Gmailを経由せずに直接FeedBurnerから放り込めばこのへんは改善されるのだけど(−−; ま、いずれにせよノートの移し替えとかタグ付け等の作業があるから、これぐらいは手作業でやってもバチはあたらないだろう。


おまけ情報なんだけど、Gmailはメールアドレスに「+○○」と付加情報を追加することができる。たとえば、hogehoge@gmail.comhogehoge+blog@gmail.comとしても受信することができるので、自動転送のフィルタリングを行う際に、この+blogしたメールアドレスを振り分けの条件に設定してやればOK!ついでにラベル付けとアーカイブ行きの設定をすると、普段のメールの邪魔にならない。
FireShot capture #8 - 'フィード・メールマガジン' - feedburner_google_com_fb_a_mailverify.pngFireShot capture #9 - 'Gmail - 検索結果 - beck1240@gmail_com' - mail_google_com_mail__source=navclient#create-filter_to=beck1240%2Bfeed%40gmail_com.png
posted by beck at 03:46 | ☁ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月27日

アウトプットはFriendFeedで集約しevernoteに蓄積することにした-後編-

アウトプットはFriendFeedで集約しevernoteに蓄積することにした-前編-』の続き。前回はとりあえず、自分が使用しているサービスは全てFeedBurnerに集約して、最後にそいつをEvernoteに食わせますよって話だったと思う。


■ことの発端

そもそも何でEvernoteにアウトプットを集約したいかって話なんだけど、発端は「人生をEvernoteに詰め込みたい!」というあなたのためのアウトプット収集法まとめ-シゴタノ

基本的にはネット上のアウトプットは全てgmail経由でEvernoteに集めましょうって感じの内容。特に、各種サービスのRSSをMAILPIAに読み込ませてGmail転送でEvernoteに送るというアイデアがとても素敵だなと思った。

ただし、元々がケータイメールから読むことが主目的だからか、MAILPIAを使うと読み込んだRSSが絵はおろか文字装飾もないテキストオンリーに変換されてしまうのだ。なので、RSSを読み込んでhtml形式のメールで送信する方法を別に模索し、紆余曲折を経てFeedBurnerのメール配信機能を使うことで一定の決着を得た。


基本方針

基本的な流れとしては以下の通りとなる。

1.FriendFeedで各種サービスの情報を集約
2.FriendFeedのRSSとblogのRSSをFeedBurnerに登録
3.FeedBurnerで生成したメールフォームに自分のGmailアドレスを登録
4.GmailからEvernoteに自動転送を掛ける
5.
Evernote上でアウトプットフォルダにまとめる


1.FriendFeedで各種サービスの情報を集約


FriendFeedでRSSを吐き出すと以下の様な見え方となる。

・Twitter&FriendFeedは写真も含めて全文表示
・写真系サイトは投稿した写真がサムネイル付き表示
・SBMとblog更新情報はタイトルとリンクだけが表示


僕個人の考えとしては、ライフログはこれぐらいの情報量で十分ではないかと考えている。特に、Twitterの写真が表示されるところや、Flickr等の写真サイトに投稿した写真のサムネイルを表示してくれるところはかなりいい感じ。blogは更新情報がFriendFeedに乗るのだけど、それとは別にバックアップも兼ねて全文をRSSで取得しておこうと思っている。

friendfeed.png
FriendFeedではかなりの数のwebサービスの情報を取得することができる。また、RSSが出力できるサービスであれば、何でも取り込むことが可能となる。


2.FriendFeedのRSSとblogのRSSをFeedBurnerに登録

3.FeedBurnerで生成したメールフォームに自分のgmailアドレスを登録


FeedBurnerは簡単に言えば、RSS Feedに様々な仕掛けを施してくれるサービスである。Feedのアクセス数や登録数が見れたり、Feedの更新情報のお知らせやサマリをblogパーツにしてくれたり、Feedをメールマガジンのように登録者にメール送付したり・・・とかなり機能満載。勿論、前述の通り、html形式のメール送付が可能!!

簡単なやり方だけ書いておくと・・・

@FeedBurnerに登録(GoogleのアカウントがあればOK)
A
FeedBurnerにFeedを登録
  71f2333dc84f853cd66a35b2406850eb.png
B登録したFeedの画面から「集客支援」を選択
C「集客支援」から「フィード・メールマガジン」を選択(日本語を選択)
  0257830dbab48353b49d84b4e115f4af.png
Dメールフォームのソースが生成されるので、それをblogなどに設置

  7bc4b67f26656a488cb38777845586f5.png
Eメールアドレスを登録すると、認証メールが送付されるので、文中のURLをクリックすればサイトの更新情報が登録メールアドレスに送付されるようになる。
  a261f90ef095b34528a1dde53e12f82c.png


4.GmailからEvernoteに自動転送を掛ける

Gmailでフィルタを作成し、Evernoteの投稿用アカウントに転送する。
 
 FireShot capture #7 - 'Account Settings' - www_evernote_com_User_action.png gmailのフィルタ.png

Gmailを経由させる必要についてだが、理由は3つ。

・Evernoteの検索機能が今一なのでGmailで検索出来るようしておく
・仮に
Evernoteが無くなった時のためにGmailでバックアップしておく
FeedBurnerのメールアドレス認証を行うため(^^;

逆にわざわざEvernoteに集める理由は

・メモやWebClip等は全てEvernoteにあるので、アウトプットも集約管理したい。(Evernoteの情報を半自動的にGmailに転送する方法はないからね)
いざというとき編集が可能だから。アウトプット情報なので基本的に加工することはないんだけど。)


5.Evernote上でアウトプットノートにまとめる

最後の最後になんだかショボい行程だけど、メールで投稿するとデフォルトノートブックに行っちゃうので、適当なタイミングでアウトプット用のノートブックに移動させましょう。余裕があれば、この最終的な調整時点でタグ付けなんかを行う事をオススメ。



さてと・・・後はblogの更新やtwitterでのライフログ採取をガンガンやるぞー!!そして、アウトプットを時々見返してはニヤニヤしよう♪


■没案(おまけ)

RSSからメール変換に関しては色々紆余曲折があったので簡単にご紹介

・MAILPIA
→テキストベースで見づらいので最終手段として保留

・FeedRemix
→やっぱりテキストベースなので却下

・RSSFwd
→サービス自体が終了

・OutlookでRSS受信時に自動転送

→転送なので「Fw:」がついたり、転送元のメール情報がついたりするが、RSSの新着がある度に自動でEvernoteに転送されるところまでは行き着く。何故か自動転送だと画像がちゃんと添付されない事象に悩まされる。多分、VBA組めばやりたいことは出来るはず。

・Mail2RSS(Perl)

→コマンドがたたけるLinuxマシンが必要そうだったので、断念。

・Plagger
(Perl)
→Windowsでの動作実績有り。こいつが一番思った通りのソリューションだったんだけど(なんせmixiの日記まで集約できる!)結構複雑そうだったので及び腰だった。FeedBurnerが見つからなかったら挑戦してハマってたんだろうなぁ・・・w



posted by beck at 03:05 | ☀ | Comments | TrackBack(0) | Life hacks(主としてIT系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする