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「Evernoteに記憶を自動保存する方法」を読んで、自分と同じ様なことを考えている人がいるもんだなぁっとちょっぴり嬉しくなってしまいました。自分が以前に書いたのはアウトプットをEvernoteにまとめる方法だったので、ちょいとアプローチは違うのだけど、考え方はとは基本的に同じかなと思います。
今回は「アウトプットはFriendFeedで集約しevernoteに蓄積することにした-後編-」のフォローアップ版といいますか、インプット情報処理版として、「インプット情報をEvernoteに全自動転送する」をお送りいたします♪
■基本方針
基本方針は「自分が興味を持ち、後から参照したいと思ったインプット情報を全文Evernoteに自動転送する」ことです。インターネット上で日々触れる数多の情報の中で、自分のアンテナに何らかの形で引っかかった情報が最終的に一元管理され、後から再利用可能な形で蓄積される状態を目指します。
例によって文章で説明しきる自信が無かったので、現在の”インプット情報全自動Evernote転送の全体像”をイメージに起こしてみました。なんだかごちゃごちゃしていますが、基本的には各情報源から様々なサービスを用いて情報を選別し、いくつかの流通経路を経てEvernoteに到達する仕組みとなっています。
ステップは
1.情報ソース毎に残したい情報を選別しフィード化する
2.フィードに全文が含まれていない場合はまるごとRSSで全文化する
3.フィードをメールで飛ばすサービスを用いてGmail経由でEvernoteへ転送
4.Evernote上で加工と整理を行う使用するサービスは以下の通りです。
情報入手サービス はてなブックマーク Posterous Evernote(クリップ) GoogleReader Twitter InstapaperiPhoneアプリ TwitbirdPro(iTunesが起動します)
MobileRSS(iTunesが起動します)
流通経路 まるごとRSS feedmyinbox FeedBurner Gmail最終集積地 Evernoteちなみに、feedmyinboxとFeedBurnerを使い分けている理由は、FeedBurnerがまるごとRSSが生成したデータやTwitterのFavoriteフィードを読み込めなかったからです。
■情報ソース毎に残したい情報を選別するまず、情報ソース毎に以下の形で自分が残したい情報を選別します。
WEB・気に入ったページでブックマークとして利用したり他の人と共有したい場合ははてブ
・気に入ったページで自分一人が必要に応じて参照できればいい場合はWebクリップ
・気に入ったページの全部もしくは一部を引用し、注釈を付けたい場合はPosterous
RSS・さっと読んで面白い、後々読み返したいという記事があれば共有アイテム
・iPhoneでRSSを読んでいる際に後でゆっくり読みたい場合はInstapaperへ
Twitter・面白い/為になるつぶやきがあればFavorite
・iPhoneで興味をそそられるURLが流れてきたらInstepaperへ
Instapaperでさっと読んで、手元に残したいと思ったらスターを付けてやればOKです。iPhoneの3G通信時などはこのリンクは後で読みたいと思う場面が多々あり、Instapaperに入れられた時点ではまだ手元に残すべきか否かのジャッジが出来ていないため、スターを付けた記事のみ残すという手法をとっています。
■フィードに全文が含まれていない場合はまるごとRSSで全文化するはてブやInstapaperのフィードには本文が含まれていません。そもそもこの仕組みの目的は「残しておきたいと思った資料を全てEvernoteに転送する」ことなので、ヘッドラインのみの情報を残しても全く意味がないのです。そこで登場するのが素晴らしいフィード本文補完サービスまるごとRSSです。
フィードを入力して「GO」ボタンを押下すると・・・
こんな感じでさくっと全文が補完されたRSSが生成されます。
RSS変換完了の少し下にあるフィードへのURLをコピーしてfeedmyinboxに読み
込ませてやれば作業完了です。
■フィードをメールで飛ばすサービスを用いてGmail経由でEvernoteへ転送フィードをメールで飛ばす為の設定です。まずはfeedmyinboxから
Website or FeedURLにまるごとRSSで生成したフィードやTwitterのFavoriteフィードを入力し、メールアドレスを入力します。自分はGmailから転送を掛けるためGmailアドレスを用いますが、直接Evernoteの投稿用アドレスを入力しても良いです。(Confirm処理をEvernote上で行うのは気持ち悪いのですが・・・ ^^;)
ちなみに、
フリーのアカウントでは5つまでしかフィード登録できません。その他配信時期や細かなカスタマイズの設定も出来ないので、本格的に使い倒したい場合は有料アカウントを取得してもいいかもです。(あ・・・TwitterShereになってる・・・Twitter Favoriteの誤植です)
次にFeedBurner。よく分かりづらいというご意見を頂くので、今回は少し細かく解説します。
まずは新しいフィードを登録するところからですが、画面中央
の新しいフィードを登録!にフィードのURLを入力して下さい。
今回はPosterousとGoogleReaderの共有アイテムのフィードを登録しました。
次に登録したフィードを選択し、メニューから
「集客支援」を選び、サービスから
「フィード・メールマガジン」を選択してください。メール配信機能が有効になっていない場合は、
「有効にする」ボタンを押下してして機能をアクティブにしてください。
有効になったら、次はフィード・メールマガジンのサブメニューから言語を
「日本」に設定します。フィードのメールマガジンを他のユーザにも購読して貰いたい場合は、フォームコードをコピーしBLOGなどに貼り付けて下さい。自分だけがメール受信できればいいという場合は
、「Preview Subscription Link」を押下してメールアドレスの登録画面に遷移します。
メール登録画面ではご自身のメールアドレスを登録願います。
メール登録を行うと、登録したメールアドレス宛に認証メールが飛んでくるので、メールに記載されているURLをクリックして認証を行って於いて下さい。これで毎日同じ時間に1日分のインプット情報がメールにて送付される様になります。
送信の時間帯は
配信オプションから指定可能です。
最後にGmailの設定を簡単にご紹介致します。
Gmailの設定画面で
フィルタを選択し、
「新しいフィルタを作成」を押下します。
とりあえず
feedmyinboxやfeedburnerからメールが来たらEvernoteの投稿用アドレスに転送するよう設定して下さい。自分はその他、
evernoteタグを付けたり、
受信boxをパスしたりという設定を行っています。
■Evernote上で加工と整理を行う最後にですが、この方法の課題としては1日複数個のフィードが更新された場合は、一通のメールで複数記事が載ってしまう点です。記事の分割、タイトルの編集、タグ付け、ノートの移動などを後々のために行っておく方が良いでしょう。
この様な面倒な手段を用いてEvernoteに情報を集める目的は、集めた情報を活用するためなのです。その為には、情報をきちんと整理し、先々の自分がそれを活用できるように一手間加えておきましょう。
■次回予告
次は今今行っているTwitterやFriendFeedと各種WEBサービスをどう位置づけ、連携させるかというアウトプットの全体論を中心にした内容を書きたいなと思っています。また、今回課題として残してしまったfeedburnerやfeedmyinboxを用いると複数個のフィードが一つに固まってしまう問題をpipesなんかを使って解決できないかについても検討していきたいなと考え中です。