ペルソナ
ユング派の
心理学用語。人が他者と接するときに用いる表層的な
人格のこと。
(Wikipediaより抜粋)
いきなりだけど、僕はこの
「Hacks for Creative Life!」の他に、
「Creative for You!」というBLOGをやっている。
「Creative for You!」のメインコンテンツは様々なジャンルで活躍するCreatorさんを紹介する記事。その他、Creativeな情報はなんでも扱おう!というスタンスでもって色々試行錯誤で記事を書いたりもしている。(なかなか方向性などが定まらずに四苦八苦しているのだけど。。)
現在問題なのは
「Creative for You!」では
「Hacks for Creative Life!」に比べて記事を書く心理的なコストが高いこと。その原因はインプット〜アウトプットまでのシステムが形成されていないところだったり、情報源が定まっていないことだったり、自分なりの型ができていないことだったりする。
ただ、それが分かっていながら敢えてBlogという場を通して試行錯誤を繰り返しているかというと、そこには僕なりの目的が存在している。そこで、今回はその事例を元に
「ペルソナ毎のアウトプット使い分け」ことについて書いてみたいと思う。記事の内容としては「
Blogを書く目的は?」を更に発展させた感じ・・・かな。
■それぞれのBlogの狙い簡単にではあるが、二つのBlogの特徴や狙いを出来る限り同じ観点でもって列挙してみると以下の様になる
Hacks for Creative Life!
・Beckという個人がアウトプットを行う場・自分の中での整理や自己研鑽と、他人にとって役立つ情報の発信・Blog&Twitter(FriendFeed)を通して、興味が似ている人とつながりたい・扱うネタは「Lifehack」「IT」「Mobile」「手帳」「仕事術」など・ターゲットは仕事術やLifehack、ITに興味がある人Creative for You!・チームCre-Pa!としてのアウトプットという位置づけ・自分のCreativeセンスとレビュースキルの向上・様々なジャンルで活躍するCreatorさんと知り合いになりたい・扱うネタは「Creator&作品」「Creative情報」等・ターゲットはCreativeに興味がある人要は
個人(特に仕事や人生という面において)の「
Hacks for Creative Life!」と、
ある活動のチームの一員としての「
Creative for You!」なのである。扱うネタも違えば、目指すべき方向性、狙いなども異なってくる。こういった場合はアウトプットを分けるべきであると考えている。
■役割/ペルソナ例えば、僕の役割として代表的なモノを(希望も含めて)いくつか挙げると以下の様になる。
- 会社員(もっと細分化可能だけど、本筋ではないので)
- 彼氏(もうすぐ夫)
- 子供(親にとって)
- 友人/仲間(これももっと細分化可能だけど、本筋じゃないので)
- ビジネスパーソン
- 自分(趣味指向、僕が僕自身と認識する自我)
- 起業家(志望)
このうち、
会社員とビジネスパーソンの差は公人と個人の差であり、その活動や目的は多くの点で一致する。違いを挙げるとすると、公人としての会社員における成果(アウトプット)はあくまで仕事の中でしか生まれないし、多くの事はBlogなどのソーシャルメディアに乗せることが出来ない。逆に、個としてのビジネスパーソンでは、自分がどうなりたいかを考えて自己研鑽を行ったり、会社の仕事とは直接は関係しない形でアウトプットをBlogなどのソーシャルメディアに出すことができる役割となる。
また、
自分というのは、例えば「iMacが欲しい」とか「シリコンバレーに行きたい」とか「コンピュータが好き」等の
自分の趣味指向を含めた、アイデンティティとかパーソナリティ的な部分を指す。もすこし平たくいうと、
僕自身が僕ってこういう人間だよねと思う部分。
で、先ほどの2つのBlogにこの役割/ペルソナ当てはめてみると
「Hacks for Creative Life!」 → ビジネスパーソン、自分「Creative for You!」 → 自分、起業家という感じになる。
「Hacks for Creative Life!」ではビジネスパーソンとしての向上を望んでいると同時に、僕自身が興味を持っていることに取り組んでる。また、
「Creative for You!」では起業云々以前に、自分がCreativeに興味を持っており、またCreativeな人間でありたいと思っているからこそ行っている活動だし、それをどうにかしてビジネスにしたいと思って取り組んでいる。
■アウトプットはソーシャルメディアのみにあらずただし、ここで一点だけ注釈を入れておきたい。それは、
どの様な役割に於いてもBLOG等のソーシャルメディアにアウトプットすること自体を目的にすべきではないということだ。
例えば、家族の一員としてのアウトプットはあくまで、思い出を作るために旅行に出かけたり、子供の運動会や授業参観に行ったりすることだと思う。その結果をアルバムにしたり、日記を書いたりという形で記録に残しているわけであって、記録すること自体が目的ではないのだ。
その他、育児のBlogを書いている人であれば、子供が大きくなったときにとか、今という一瞬を残したいというユビキタスキャプチャ的な目的とか、同じ育児をやっている人達とコミュニケーションを取りたいとか・・・目的で書いているのではと思う。
目的があって、その目的やそこに至るための目標を達成するためのツールとしてBlogをはじめとしたソーシャルメディアを使うべきだと考えている。勿論、その人にとってブロガーという役割があるのだとすれば、ブログを書くこと自体が目的になるかもしれない・・・。
■ペルソナ毎のアウトプット使い分けについてペルソナ/役割毎にどういったアウトプットを出すかとかどんな優先順位で活動するかとかってことについては、僕が偉そうなことを書くよりも
「TQ―心の安らぎを発見する時間管理の探究」、「
7つの習慣」を読んで貰う方が良いと思う。(ただし、これらの名著はインターネットがこれほど発達し、様々なデバイス、Webサービスが登場する以前に執筆されている点に留意したい。)
ここでは、もう少しアウトプットについての定義を狭めて、ソーシャルメディアへのアウトプットについて、その使い分けを考えてみたいと思う。
まず、先述の通り、
人には様々なペルソナ/役割があって、一つ一つのペルソナ/役割にそれぞれ目的があり、それを実現するための目標が設定される。例えば、家族人として「みんなが笑顔で暮らせる良い家庭を築く」という目的があったとすると、それを実現するために「朝ご飯はどんなに忙しくても絶対に一緒に食べる」などの目標が設定される。
そして、
それらの目的や目標を達成するためのツールとしてソーシャルメディアを使うわけなんだけど、その時にはソーシャルメディアの特徴や効果を考慮してやる必要がある。例えば、BLOGであれば以下の様な効果があると考えられる。
・ある特定分野についてアウトプットできる(訓練・強化)
・ある特定分野について興味がある人とコミュニケーションがとれる(コミュニケーション)
・自分が書いたことが他人に見られる(コミット)
・自分の活動がライフログとして残る(記録)僕の場合、仕事術やLifehack、自己啓発の本を読んだりインターネットで情報収集したりするんだけど、これらのインプットに対してアウトプットを行う事で、自分の記憶にとどめたり、スキルとして身につけたりできるのではないかと考え、BLOGを書いている。
また、その他の特徴として、公開範囲なんかも結構重要な要素だったりする
SNS→特定の人にしか情報を見せないように設定可能
Twitter→どちらでもOKだが、自分をフォローしてる人しか読まない
BLOG→基本的に不特定多数の人に読まれる
またもや僕の場合で申し訳ないのだけど・・・
SNSはリアルな友達との交流用(前出の4.友人/仲間の役割)として使用し、BLOGとは書くことや公開するターゲットが異なるようになっている。
再度まとめると・・・
- 人には様々なペルソナ/役割がある
- 一つ一つのペルソナ/役割にそれぞれ目的がある
- その目的を実現するための目標が設定される。
- それらの目的や目標を達成するためのツールとしてソーシャルメディアを使う
- その時にはソーシャルメディアの特徴や効果を考慮して使い分けを考える
という感じになるのではと思う。
もっとサクッと書くつもりだったのだけど、結局長文になってしまった・・・。
posted by beck at 04:05
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